書く時のこだわりまとめてみた
「書く」ことにこだわりがある。そんなこだわりがあるから、書くときに自分自身に枷を与えているようで、不自由なのかもしれない。けど、それで書き終えたら満足できるので良しとする。
このこだわりを言語化してみたので、誰かの目に届けと思う。
文章は短く
これはよく言われていることですね。長いと頭に入らない。「〜〜で、〜〜で、から〜〜〜です」だと、一度文の頭に戻らないといけなくなるから、途中で飽きちゃうかも。だいたい40字前後がいいらしいとのこと。
テーマは本文に書かない
例えば「片思い」というテーマで文章を書いてくださいと言われたとする。それを受けて本文を書く際、私は「片思い」というワードをあえて使わない。
「片思い」をいかに別のワードで言い換えて表現するか、脳みそフルスロットルで考える。募る思い、一方通行、鳴らないスマホ、つかない既読、いくらでも出てくる。
「あなたのオススメ」なら、絶対に「これがオススメです、買ってみてください」とは書かない。読み手が「え、これ良さそう」と思ってくれるような表現を盛る。
要は語彙と表現で勝負したい、という感じ。
リズムを大切にする
日本人は古来から俳句や短歌のリズムが染み付いているんじゃないかと思う。たたたんたん、たたたたたんたん、たたたたた。
あとは、三三七拍子。たたた、たたた、たたたたたたた。
ここからは感覚的な話になるのだけど、心地よいリズムってのがある。短文と長文を組み合わせると、リズム感が生まれる。短い文章を続けると、疾走感が生まれる。あえて「、」を多用すると、じっとり感が生まれる。
あとあえて同じ動詞で終わらせることもある。ひとつ上の段落は「生まれる」で揃えている。つまり、韻を踏んでいるのだ。ヒップホップかもしれない。
というように、私は文章にリズムを混ぜ込んでいる。意図的に。
リズムがあると読みやすい…気がする。し、雰囲気を作り出すこともできる。
書き終わった文章は脳内で声を出して読んでいる。これでなんとなく、気持ち悪いリズムを排除できる。「、」を入れたり消したり、言葉を足したり削ったりする。
お察しの通り、このリズムに関してはかなりこだわっている。
五感マシマシにする
できるだけ五感を混ぜる。見たこと、体験したことだけじゃなく、音、におい、そして「時の流れ」。時の流れが交ざってると結構エモさが増すから好き。季節感とか。
文字をひらくとじる
漢字をひらく、とじる、という言葉を聞いたことがあるだろうか。ひらくはひらがなで書く。とじるは漢字で書くことである。
私はわざと1つの言葉をひらがなで書いたり、カタカナで書いたりする。普通は表記を整えたほうがいいのだが、あえてやる。なぜなら、「一般的な意味合い」と「私なりの解釈」と分けたいことがあるからだ。
ただこれは読み手に伝わらないこともあるので、使うリスクが高い。
なので、単純に漢字をひらく、とじるを意識するくらいでいいのかもしれない。ひらくと柔らかい文章になり、とじると固い文章ができる。
おわり
誰かの参考になるかはわかりませんが、参考になるようでしたら幸いです。役に立たずとも、私が今後書けなくなったときに見返すとします。おわり。
☆1300字 50分