「期待に応える」とは何か
こんにちは!
株式会社co-nectの中山友貴(とも)です。今日は言葉遊びのコーナーです。"期待"という言葉について考えてみたいなと思います。日本語は奥深くて楽しいですよね。きっと、ちゃんと知らないぐらいの浅さでそれっぽく語り合ってみるのが一番楽しいんだろうなー笑
期待
昔、とある経営者の先輩が
「自分は仲間に対して、"期待"はしない」
と言っていた。
一見、寂しかったり、冷たかったりするこの言葉だが、それを言っていた場面は別にその方自身が怒っていたわけでも、なにかに落胆していたわけでもなく、その人自身のスタンスとして伝えてくれていた。(もしかしたら、過去に裏切られたり、、、みたいなことはあったかもしれないが、少なくともその文脈ではなさそうだった)
期待という言葉はあくまで相手軸
時折、この期待という言葉を考えてみると、この言葉そのものは相手軸で展開されていることが多いかもなーと思う。自分自身に期待をする、というときもあるとは思うが、あくまで自分を鼓舞する感覚に近そうだ。
つまり、期待という言葉そのものは相手軸。期待値コントロールみたいな言葉があるのも、こちらではどうすることもできない相手が抱いてくれている期待をなんとかできる範囲でコントロールしたつもりになっているだけなのかもしれない。
「期待してる」は呪い?
そう考えると、冒頭で登場したある経営者の先輩の「仲間に対して"期待"はしない」という言葉の真意が見えてきそう。
時折、上司から部下、先生から生徒へ投げかけられる「期待してる」という言葉はその人のポテンシャルや、本当にやりたいことを無視した内容になってしまっていて、こちらの価値観を押し付けているだけに過ぎないのかもしれない。
じゃあ期待はしないのか
…というと、そんなこともない。
私の場合は、そんなに人間ができてるわけでもなく、テンションが上がる時も下がる時もあって、なるべく見せないように振る舞っても心の中では様々な感情が言葉にならないまま渦巻いている時もある。
期待についてもそうで、やっぱり頑張ってる姿、仲間の強い想い、何よりそばにいてくれてる心強さに期待をしてしまう。
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だけど、こういう自分の人間性みたいな部分もわかっているから、期待に関しては解像度をあげて、何に期待をしているのか明確に言語化できるようにしておいて、それを相手にも「まずはこれを達成しよう」という話をするようにしている。
そんなことを思うと、期待が目標値に変わることもあるのかもしれない。
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