滅亡した習慣とモチベーションをなんとか甦らせたい
社会人として働きながら勉強をしています。
今月の前半に体調を崩して寝込んだことをきっかけに、朝の勉強習慣と運動習慣がなくなって困っていたのですが、どうにか復活しました。
そこで今回は、「社会人がいろいろある中で、長期間にわたって勉強するためのモチベーション」について考えてみます。
モチベーションとは
モチベーション(motivation)とは、「動機」を意味する英単語です。
motive(動機)の類語ですが、motiveが「動力」そのものを表すニュアンスなのに対してmotivationは「燃料」のようなイメージを持つようです。
モチベーションはそのうち燃え尽きる
社会人が勉強するにあたって、モチベーションを第一の拠り所にするとダメっぽい。ということに気づきました。
例えば僕は今年の2月にプログラミングスクールに通い始め、先日卒業しましたが、この半年間でも全然モチベーションには波がありました。
なんなら途中で「プログラミング飽きたな」とか言ってました。
単一のモチベーションは続かないようにできています。これは人間の性質というか、「仕様」と言い切ってしまってよいでしょう。
詳しくは鈴木祐先生の著書なんかを読むと、そこらじゅうにそういうことが書かれています。要は人間は狩猟採集時代からハードウェアが変わっていないので、生きるためにそういった進化を遂げてきた、的なアプローチです。
じゃあモチベーションは不要なのか
辛口のビジネス書なんかを読むと、「モチベで仕事する奴は三流。一流はモチベなんてなくても行動する」的なことが言われていたりします。
まぁ一理ありますが、個人的には「モチベは添えておく」のがよいと思っています。
「モチベなんか無くても行動する」 よりも、 「モチベなんか無くても行動するけど、なんとモチベもある」の方が、良いアウトプットが出そうじゃないですか。
ということで、目指すのは「モチベーションがなくても動くが、あるならあるで良い」という状況です。
自分はこんな人になる、という宣言
そもそも「モチベーションなんてなくても行動する」人になるにはどうしたらいいのでしょうか。
僕の考える第一のステップは、「ひとつ抽象度を上げて宣言する」です。
例えば「今日は問題集を10ページ解く」というモチベーションを毎日用意するのは結構大変です。でも、
「自分は今週、予定通りに行動する人間として過ごす」という宣言を週のはじめに用意することは、比較的やさしいです。
それで、手帳なりGoogleカレンダーなりに、「今週は毎日10ページ問題集を解く」「そのために、5時半に起きる」みたいなことを書いて、決めて、その通りに動くだけです。
いざ当日の朝、とっても眠くても「自分はスケジュールを守る人なので、起きる」「自分はスケジュールを守る人なので、問題集を開く」のように、どこか誰かのせいにしながら、行動だけはするみたいなイメージです。
どうでしょうか?
朝起きて、「うおー!気持ちいい朝だ!今日も勉強頑張るぞ!」というモチベーションを毎日用意するよりはちょっとマシそうじゃないですか?
それでいて、一応ちゃんと勉強はできている、というところがミソです。つまり、やらないより1000倍マシなわけです。
仕組みで自分を動かす
もう一つの戦略として、モチベーションが完全にない時を想定して、仕組みをつくりましょう。
僕は最近、毎朝リングフィットアドベンチャーで運動して、シャワーを浴びてから勉強するルーティンにしています。ですが当然、朝起きてすぐに運動するのはダルいです。
そこで、「寝る前に画面とかマットとか、もろもろを完全セットアップしてから寝る」ことにしました。
起きたら部屋が完全に「今からリングフィットする人の部屋」になっているので、「ほなちょっとやるか」と思って始めることができます。
ジェームズ・クリアー先生の言うところの「易しくする」の作戦ですね。
できなかったときに考えること
さて、上の話を読んでもなお、「いやいや朝5時半に起きて”ルールだから”つって実行できたら苦労せんわい」と思われる方もいるでしょう。
というか、僕もたまに失敗(二度寝)します。
そんなときは、次の週がはじまる時に手帳を見ながら「なんで出来なかったのか」「次の目標・行動指針はどうするか」を考えてみます。
早起きを7日間連続で実行する目標じゃなくても良いのでは?
→ 週5日目標に修正したら、付随する目標(問題集)は達成可能?行動を振り返ったら、深夜にSNSを見ていた翌朝に起きられなかったことがわかった。
→ 寝室にスマホを持っていかないようにしてみよう。今週は寝込んでいたので仕方ない。
→ 来週からは習慣を取り戻せるように頑張ってみる。
・・・みたいな感じです。
あくまで「自分のことを、他人・部下のようにマネジメントする」イメージです。
つまり「やる気に期待しない、ルールに期待する(寝室スマホ禁止ルールなど)」を軸に考えていきます。
僕自身、今月のアタマに寝込んでいた期間に朝活の習慣が滅亡しましたが、まさに上記のような振り返り時間を取ることで習慣が復活しました。
まとめ
モチベーションに波があって困っていたので、対策を考えてみました。
いろいろ勉強したり試した結果、
社会人が継続して勉強を続けるうえで、モチベーションに関する僕の考えは以下です。
モチベーションではなく宣言とか仕組みとかで動く
最低限、行動さえしていればモチベーションなんて無くても良い
でも、モチベーションはあったほうが良いので、あれば添えておきましょう
心を込めたり、やる気をみなぎらせる必要はありません。決めたことをボチボチやりましょう。それが社会人の勉強…の一側面だと思います。
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。