自己流で考えた勉強法、既にだいたい本に書かれていた
9月15日に基本情報技術者試験を終え、ほっと一息ついてしまっているサラリーマン(退職まで2ヶ月)の僕です。
試験が終わって、読書でもしようかとKindleストアを開いて適当に本をダウンロードしていたところ、『資格試験に一発合格する人は、「これ」しかやらない 忙しい社会人のための「割り切る勉強法」』 という本が目に留まりました。
Kindle Unlimitedで無料だったので考えることなくダウンロードです。
「おっ、資格試験に一発合格したワイの勉強方法は合っていたのか、答え合わせをしてみようか」と思って読んでみました。
結論から言うと、
僕がウンウン考えた勉強法は、だいたいすでに本に書かれていました。
今回は本書の中身をさくっと紹介したいと思います。
タイトルの「これしかやらない」は嘘
まず、この本のタイトルにある「資格試験に一発合格する人は、「これ」しかやらない 」は嘘です。
理由はシンプルで、提示されている「これ」が多すぎます。
合格までの最短ルートを調べる
100点ではなく合格点を取る勉強をする
準備をする、正しくヤマを張る
苦手分野を把握してコスパの良い学習をする
「やっておいたほうがいいから」と、やることを増やさない
参考書と問題集は1冊ずつにする
インプット1に対してアウトプット3にする
ノートに書くのではなく参考書に書き込む
スケジュール管理
などなど。
これでもまだ全体の1/4ほどです。
このボリュームで「「これ」しかやらない」は無茶でしょう。多いですって。
「これはやらない」のほうが適切かも
だからといって、この本がダメかというと、そんなことはありません。
社会人の学習において、真面目な人ほど陥りがちな罠をしっかりと回避するノウハウが詰まっています。
参考書を1ページ目からやろうとしない
丸暗記ではなく「理解」すれば暗記量は減る
社会人ならではの強みを活かせ
合格率は、あなたの合格可能性に関係ない
上記のポイントは、実際に試験勉強した経験に照らしても「本当にその通りだ」と納得しながら読みました。
例えば、社会人には実際の業務シーンがイメージできる という強みがあります。
僕の受けた基本情報技術者試験の場合は、仕事で使うメールのセキュリティや、工場で商品を製造するときの売り上げを計算する問題などが出ます。
こういった問題を単なる文章題ではなく、実感の伴った現実の景色としてイメージ・理解できることが、社会人の強みであると言えます。
「実感の伴った」というのは、「そういえば、誰々さんがそれで失敗してエライ目に合ってたな。それってこのルールを破ったからなのか・・・」とか、「あー、10年前の〇〇社の事故ってそういうことか・・・」のような、社会経験による引っかかりが豊富にあったりする、という類のものです。
だからこそ、「テストに受かりたい学生」のような勉強とは異なるアプローチが必要になるということです。
ということで、本書のポイントを適切に表したタイトルを考えるとしたら『資格試験に一発合格する人は、「これ」はやらない 忙しい社会人のための「割り切る勉強法」』
の方が中身にあっていると感じます。
先に読んでおけば合格率はきちんと上がる
で、この本を読んだ率直な感想は「試験前に読んでおけばよかった!」です。
自己流でいろいろ考えながらやるのも楽しいのですが、やはり車輪の再開発のような活動に時間を割きすぎるわけにはいきません。
今後の試験勉強をする際には再読し、ノウハウを取り入れて勉強を続けたいと思います。
次回、4月に応用情報技術者試験(AP)を受けようと思います。
(1月から入社する会社から、別の方針を指示されなければ ですが)
そのときは、もっと効果的で効率よく、実力につながる勉強がしたいものです。
令和7年版のAP参考書が出るまで、今のうちにたくさん読書しようと思います。
簡単ですが今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。