【#55】カクノってなんかいい
私が唯一持っている万年筆はカクノです。
もう何年も前に「万年筆ってどんな書き心地なんだろう?」と、気になって買いました。
はじめての万年筆は
すらっすら書ける!!
濃淡がつくせいか、いつもより文字が綺麗に見える!!
万年筆すごい!!
でした。
感動したものの、付属のカードリッジを使い切ったところで、新たにカートリッジを買うのが面倒で放置していました。
それから数年の時が経ち、再び万年筆を使いたい欲が出てきて、カクノを使い始めました。
インクを黒からブルーブラックに変えると、それだけでテンションが上りました。
パイロットのブルーブラック、はじめて使いましたが、好みの色です。
きれいな色をもっと見ていたいと思うようになり、文字を書くのが楽しくなりました。
楽しいと言っても、自分の字が好きではありません。
特に文字を小さく書く時や、罫線や方眼に書く時。
「うへー……汚い文字だなぁ」
と、毎度のことのように思います。
色でテンションが上がり、文字の汚さでテンションが下がるという矛盾した状況が日々発生しています。
文字の汚い原因はいくつもあるけれど
大きな原因の1つは、ペンの持ち方が悪いこと。
ペンを握り込むように持ってしまうのです。
握り込むことで変な力が入ってしまって、直線がくねっと曲がる。
何度も直そうと思ったけれどうまくいかず、現在に至っています。
ダメな持ち方しか出来ない私ですが、カクノは理想に近い持ち方ができます。
グリップ部分の程よい太さと三角になっている。
この三角のお陰で、握り込むことなく、自然と親指と人差指の指先をくっつけるように持てるようになりました。
変な力が入らず、線も比較的まっすぐ引ける。
ついでにインクの濃淡で+αの補正がかかる。
万年筆だからできるんじゃなくて、カクノのフォルムがあってこその補正です。
他の万年筆を試してないからはっきりとは言えないけれど、カクノは文字を少しでもマシに書きたい私にとって最高のパートナーかも知れない。
そんなカクノですが、もうすぐ新色が発売されるようです。
くすみ系のパステルカラーっていうのかな?軸の色、めっちゃかわいい。
ペン先もこのシリーズは金でオシャレさが加わっている。
これ、めちゃくちゃカワイイ。
もしかしたら最高のパートナー2号がそのうちに来るかも知れない。