日記(2023/03/26) 「蛇行する川のほとり / 恩田陸」読了 #まじ日

「蛇行する川のほとり / 恩田陸」読了。

恩田陸が書く、ひんやりとした怖さと美しさと儚さが同居した人たちが好きだな〜と思いました。恩田陸の小説には暑苦しい人が出てこないのがいい。全部、この世のものじゃないくらい美しく思えて、そこが、ちょっと怖い。

演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。
Amazon商品紹介より

少しずつ少しずつ全員が不穏になりながら、事件の概要が明るみになり、それと比例して各感情が大きくなっていくところがおもしろかったです。

最近読んだ小説の中では1番好きだったかも。
やっぱり恩田陸が好きなんだと思います。


奈良にきています。最高旅!

鹿は濡れることはあまり気にしていないようでした。人間としてはやっぱり気になってしまいまいました。寒いし。
初めて平城京跡に行ったけど、めちゃくちゃ広くておもしろかったです。
奈良は空が広いと堂本剛も言ってました。その通りだと思います。

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