焙煎記録3〜エチオピア イルガチェフェ〜
写真は特になんの関係も無い僕の家に居るサボテン。1年半程適当に育ててたんですが、適当でも花が咲いたんですよ。可愛いね。
それはさておき、エチオピア イルガチェフェ ナチュラルG-4の焙煎をしていきます。
今回は1バッチなので、豆の説明も載せつつ。
モカ・イルガチェフェという名前で売られている事もある。エチオピアのシダモ地区の中にある、イルガチェフェという場所で生産されたもののみを集めたコーヒー豆。
ナチュラルというのは精製方法の1つ。コーヒー豆を収穫した後、果肉を脱穀しないまま乾燥させる方法。他に収穫後果肉を脱穀し、糖分を多く含んだ粘液層を発酵させて取り除き、その後乾燥させるウォッシュド、粘液層だけを残して乾燥させるパルプドナチュナラル、等がある。乾燥させる際に残す部分が多いほど独特な味わいになり、精製に使う水の量も減ってエコだけど、欠点豆と呼ばれる不良品の様なものが混じりやすくなるので、ハンドピック(選別作業)で取り除く必要がある。
G-4というのは豆のランクの事。Gはグレード(grade)のG。エチオピアはG-1〜G-8までランクがあり、数字の少ない方が質が高く、欠点豆の数が少ない。
浅めの煎りでは酸味がしっかりとあり、フルーティな味になる。中深ぐらいだと酸味は弱くなるが、甘みが際立ってくる。
2度目の焙煎ですが、前回と同程度、シティローストを目指して。
ハンドピックを終えた生豆
そしてこちらがハンドピックで弾いた豆
223.4gの焙煎用の豆を作るのに出たのが172.5g
虫食いになってたり、豆が発酵しすぎているものだったり、生育不良だったり。
4割程度の欠点率。ナチュラルG-4だとやはり多くなりがち。ピーペリーとか大きさ合わせる為に弾いたものだけは後で集めても良いかもしれない。勿体ないし。
こちらが焙煎後の豆。
あれだけハンドピックしてもまだ生育不良豆が残っていたらしく、ちらほらと煎りムラになっている豆が見受けられる。
前回が
ゴールド9分、1ハゼ17分、2ハゼ20分、煎り止め21分で200.2g→166.6gの焙煎指数1.2016
今回が
ゴールド9分56秒、1ハゼ19分54秒、2ハゼ25分28秒、煎り止め26分15秒で200.0g→165.5gの焙煎指数1.2028
指数的には狙い通りの前回とほぼ同様の値を出せた感じ。原始的な手廻しでは時間の部分にも再現性を持たせようと思うと、やはり難しい。