一気に専門性を身につけるための4つのステップ
ある分野の専門性を一気に手に入れたいときどうするか?という話です。
まず、ある一定の「型」があればそれに従うのが良いです。
プログラミングであれば、ほぼ型は決まっており、書籍や講座が多数あります。ノンプログラマーであれば、まずはノンプロ研の講座から入っていただくのがオススメです。
国家資格のある専門とかはまさにそのパターンですね。
しかし、そういう型がいまいち見つけられないとき、どうすればよいのかというケースについてお伝えします。
そのステップは4つです。
①課題設定をする
専門性を高めたい、それはなぜ?どういった課題を解決したいから?というのを明らかにします。
課題は現状とゴールの差分なので、課題を明確にするためには、今いるろころである現状の分析と、あるべき姿であるゴールのイメージも固まります。
たとえば、ある専門性が「仕事で必要になった」ということも少なくないと思います。
僕のひとつケースでいえばこうです。
世の多くの研修はなかなか成果が上がっていない+かけられるコストは年々下がっているという現状。
コストをかけずに(つまり社員が)効果的な社内研修の講師を担当できるようにしたい、最終的なアウトプットは「インストラクション講座」という、研修や講座で教える人のための講座がゴールでした。
さて、課題設定があやふやだとよくありません。たとえば、なんとなく「専門性を手に入れればキャリアが安泰、だから流行りのAIやってみよう」みたいな感じです。
これだど、ゴールが見えづらいので方向性を見失いやすく、かつ、その歩みも身が入りづらくなります。
②大量にインプット
たくさんの関連書籍を読む、たくさんのUdemy講座を受けてみる、大量のYouTube動画を観るなどの方法で、課題解決に関係しそうなところをガンガンインプットしていくのが次のステップです。
僕の場合はNotionというツールを使ってどんどんまとめていきます。
インプットして使えそうなところ、ポイントとなりそうなところはガンガンメモしておきます。これが「素材」となります。
ここで、全部網羅的にやる必要はありません。
目次を見る、要約を読む、生成AIの力を借りるなど、課題解決の関連性を見極めて、そこに集中します。関連性がないところは飛ばしてOK。本一冊いらなかったということも全然あります。
良かった本や、動画があれば、都度ブログ、読書会、イベントなどでアウトプットするのも良いです。
というのも、メモとして素材を残すだけでなく、自分の脳にも記憶の断片として刻んでおくことが、次のステップでとても有効だからです。アウトプットはそれを助けます。
③ストーリーとしてまとめる
前のステップでインプットした素材を、課題を解決できるようなストーリーとして組み立てていきます。つまり、現状からゴールへの道筋をつくります。
ここは脳を酷使するタフなステップです。
デスクに向かってうんうん唸るときもありますが、仕事モードではない、移動中・運動中・リラックス時にひらめきが降ってくるときもあります。
ここでいきてくるのが、前のステップで刻まれた脳内の記憶の断片です。
中国の文学者、欧陽脩がアイデアが湧きやすいシチュエーションを「三上」と表現しています。
「馬上」は移動中、「枕上」はベッドの中、「厠上」はトイレのことです。
脳は、解決したいこと、気になることをなんとかしようと、これら色々なシチュエーションの水面下で稼働してくれてます。
このときに、脳に刻まれた素材を色々とつなげようと試行錯誤してくれるのです。
この段階では、よく足りないパーツが見つかりますので、そのときは、その部分について②のステップに戻りインプットをします。
④整えてアウトプットする
ストーリーができれば、それをもとに最終的なアウトプットに仕上げます。
講座であれば、スライドづくりをしたり、PRつくったり、書籍であれば、執筆を進めるというかたちです。
以上4つのステップ、場合によって数ヶ月レベルのタフな活動になりますが、一気に専門性を身につけて、知らない世界に到達できるようになります。ぜひ、この達成感、味わってみてください。
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