今さら聞いてもいいIT用語 #10: 「バリデーション」


「バリデーション(validation)」…あまり聞き覚えのない言葉かも知れませんが、Webサイトのフォーム入力ではみなさんお世話になっていると思います。

直訳的には「規定の条件や仕様に適合しているかどうかの検証」、つまり、入力データが妥当なものかどうかチェックすることを言います。

  • メールアドレス入力するとき: 「有効なメールアドレスを入力してください」

  • 住所入力するとき: 「全角で入力してください」

  • 電話番号入力するとき: 「ハイフンなしで入力してください」

  • パスワードを入力するとき: 「英数記号を含めて8文字以上で」

と、こんな感じで弾かれますよね。それです。

また、入力必須項目が入力されているかどうかの判定もバリデーションです。

入力側からするとめんどうと思われるかも知れませんが、バリデーションにはいくつかのメリットがあります。

1. 有効でないデータをある程度はじける
アットマークのないメールアドレス、桁数の違う電話番号など、そもそも成立していないデータをはじけます。

2. データを揃えられる
全角 or 半角などどちらかに揃えることで、入力されたデータの検索がぐっとラクになります。両方混在しているとうまくヒットさせるのが困難です。

3. パスワードの強度を上げる
英数・記号・数字を必ず1文字以上などの制約を入れることで、予想されやすいパスワードの入力を防ぐことができます。

みなさんお使いのExcelやスプレッドシートでも気をつけていただくとメリットがあります。

みなさんフリーダムに入力しちゃうので、うまくコンピューターの力を借りれないデータ群になっちゃっていることが少なくありません。

「入力規則」の機能を用いれば、ある程度のバリデーションを効かせることができます。整数や文字数とその長さ、リストからの選択などを指定できます。

また、スプレッドシートの入力はGoogleフォームを使うはとてもオススメです。デフォルトで整数や文字数とその長さ、それ以外にもメールアドレス、URLなどのバリデーションが搭載されています。

データは入り口で揃えておくのが吉。みなさん、バリデーションを意識すると、よりよいデータ活用がしやすくなると思いますよ。

こんな話を耳から聴きたい方はこちらへどうぞ!


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