ノンプログラマーのプログラミング学習でChatGPTを使うことの意義
今、「ChatGPTを用いた初心者向けVBA本」の執筆を進めていまして、今回はそれに関する話題です。
プログラミング学習で挫折するポイント上位3つは
エラーを解決できない
誰にも質問できない
モチベーションを維持できない
と言われています。つまり、孤独であることはプログラミング学習において最大の敵といえます。(僕たちは子どもの頃から「勉強とはひとりでやるもの」と植え付けられてきましたが…。)
ですから、仲間を見つけて、その力を借りるというのは挫折せずに学習を続ける上でとても有効です。
仲間がいることのメリットは以下4つです。
道筋: カリキュラム、その人に合わせた方向づけ
約束: ペースメイク、強制力
対話: インタラクティブな支援、トラブル解決
応援: モチベーション維持向上
しかし、非IT企業・非IT人材のノンプログラマーでいうと、職場でプログラミングに詳しい仲間を見つけられるというのは、かなりレアケース…。
孤独に学習をはじめるものの、エラーの解決に多大な時間がかかったり、わからなすぎて自己効力感を失ったり…、結果挫折してしまうということは少なくありません。
ですから、僕はノンプロ研というコミュニティを運営しています。
しかし、そんな悩めるノンプログラマーの前に2022年11月、ある画期的なテクノロジーが登場しました。ChatGPTです。
ChatGPTとは会話をすることができます。ですから、プログラミング学習において「仲間」が提供していた役割の一部「対話」をがっつり担ってくれるのです。(「応援して」とお願いしたら「応援」もしてくれます。個人的には、これも意外と効果があると思ってます。)
それであれば、孤独のノンプログラマーでもChatGPTを使うことで、その挫折率を下げることができるのではないかという大きな期待が生まれます。
初心者の学習でいうと、たとえばVBAはたくさんの良書がすでに出版されています。それらを使いながら、詰まったところや詳しく知りたいところについて、ChatGPTに尋ねるという補助的な使い方が考えられます。
これでも十分に効果的なのですが、「読む」がメインの学習だとどうしてもインプットの比率が高まります。効果的なアウトプット:インプットの比率は初学者では7:3と言われています。
ChatGPTとは「会話」ができます。もっとChatGPTを学習の中心に据えられれば、プロンプトを入力する量が増えます。つまり、それだけでアウトプットの比率をぐんと上げられます。
このような、ChatGPTを用いた新たな初心者向けプログラミング学習方法を編み出すということはとても画期的なことです。そしてそれが今執筆している書籍のミッションとなっています。
しかし、初心者向けでChatGPTを多く使っていくと、ある厄介な課題が出てきます。その厄介な課題とはなにか、またそれを解決するアイデアとはなにか、それについては、また別の機会でお伝えできればと思います。
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ
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コミュニティ「ノンプロ研」のメンバーは、発売前の書籍の原稿を読むことができ、この新しい学習方法について体験することができます。興味ある方は、ぜひいらしてくださいね。
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