見出し画像

マイ・ライフ #2

これまでの人生について振り返ってみようと思います。#1はこちらからご覧ください。


勤務弁理士時代(2012〜2024)

弁理士資格を取得したことから、2012年3月末に大阪市役所を退職し、北村国際特許事務所(現弁理士法人R&C)に入所しました。

公務員出身ということで、実務経験ゼロの38歳が転職するにはハードルが高かったのですが、弁理士法人R&Cは教育体制がしっかりしており、先輩弁理士(当時のグループリーダー)からまずは日本の中間処理の教育を徹底的に受けました。

その結果、1年程度で中間処理は円滑にこなせるようになり、新規出願もある程度のレベルまで達することができました。やはり、責任感の伴うリアルな案件に基づいてOJTを受ければ、圧倒的に成長スピードが速くなると実感しました。その後、少しずつですがクライアントの窓口弁理士を任せてもらえるようになり、クライアントとのコミュニケーションを重視しながら国内案件から海外案件まで幅広く起案し、クライアントの信頼を得ることに尽力しました。

入所10年目には、多くのクライアントを抱える2グループのグループリーダーになったことから、自ら得た経験をもとに、リアルな案件に基づいて新人をOJT教育することで、私より遥かに速いスピードで成長を遂げてくれました。
その2年後、弁理士になった頃から独立を考えていたことから、弁理士法人R&Cに無理を言って開業に至ります。


独立開業(2024〜)

人生100年時代と言われていますので、50歳になった私は人生の折り返し時点です。誕生日が3月20日なので、4月1日に開業すれば実質的に折り返し時点と同時に当初の目的を果たせたことになります。そこで、家族の理解も得たうえで、2024年4月1日の独立開業に拘りました。

弁理士法人R&Cには早めに退職の意思をお伝えし、2024年の年明けからすぐに引き継ぎを進めましたが、十分ではなかったかも知れず、大変ご迷惑をおかけしました。
2024年2月に入ると独立開業に向けて弁理士法人の立ち上げ方やホームページの作成の仕方の勉強、今までしたことのない図面作成の練習、オフィスの選定・契約、必要機器の購入、Office365の設定など、休日は大忙しでした。

独立開業してからも様々な事務手続きに追われ、本来業務をこなす時間もありませんでしたが、いきなり仕事が入るはずもないため、丁度良い感じでした。また、弁理士法人を設立したからには、税理士と顧問契約をしてマネーフォワードを導入し、会計事務を勉強しました。特許事務は、勤務弁理士時代にある程度できる感触はあったのですが、会計事務は初めての試みでしたので、簿記の勉強も少ししました。

開業してから約半年が経過した現在、ある程度見通しも立ちましたので、法人の知名度向上のための活動を進めている段階です。日本弁理士会の会務活動や弁理士法人R&Cの東京オフィス協力弁理士としての仕事のため、東京出張も多く、なかなか時間に余裕が生まれませんが、将来のことを考えると今が踏ん張りどころだと考え、身体を壊さない程度に頑張っています。
5年後には所員10名程度の弁理士法人にすべく、ロードマップを描きながら前進致します。

いいなと思ったら応援しよう!