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日記の記録は人として意味のあることだと思った

日記を書くことが人に残された仕事の1つなのではと思った話。

生きるための労働はAIが肩代わりする

これまで人が行ってきた労働をAIが肩代わりするようになったときに、人がやり続ける意味のあることは何かって考えると、自分が生きるために必要なことはどうでも良くなって、利他的な姿勢とか次の世代に何を残せるかが重要になる。

その意味で、日記ってその人の思考とかアイディアをアウトプットしたものなので、後世に残す価値のあるものなんですよね。

でももしそれらの思考を出力せずに脳内に留めていたら、誰の目にも触れられないところで蒸発してしまう。

後世に残すための日記

日記が残っていたら誰かの役に立つかもしれない。ある意味、自分が死んで肉体がなくなった後も日記が自分の知的エージェントとして活動して誰かの役に立つかもしれない。

その意味で日記は個々の人間の思考や経験、視点を保存し、共有する重要な手段となる。それらは文化的な遺産ともなり、歴史的な資料ともなり得る。

もちろんプライベートな用途では、純粋に自己反省や成長のためのツールとしても使われる。

日記2.0を考える

現在の技術で実現できる機能ももちろんあるし、ChatGPTをはじめとするAIをフル活用して実現できる新しい体験も考えたい。

デジタル化と保管

ペーパーベースの日記は身体性を伴うため記憶の定着などには都合が良い一方で、情報は時間と共に失われやすい。デジタル化することで情報の永続性を保つことが可能になる。またクラウドストレージを使用することで、日記の分析や保管、検索が容易になる。

インタラクティビティ

日記は一方的な記録であることが多いですが、それを何らかの形でインタラクティブにすることで、より深い洞察や新たな視点を引き出すことができるかもしれない。

例えば、AIがユーザーの日記エントリーに基づいて質問を提供したり、新たな視点を提供したりするといった方法が考えられる。日記を書くことが続かない人にとっても、フィードバックや応援コメントがあるとないとでは意識に差が生まれるだろう。

共有とプライバシー

人々が自身の思考や経験を他人と共有する意欲がある一方で、プライバシーの保護も重要な要素になる。ユーザーの書き込みはそのユーザーが希望する限りプライベートであるべきであり、日記のデータは高度に暗号化されなければならない。

マルチメディア

日記はテキストによる記録であることがほとんどですが、イラストなどのビジュアルと一緒に記録する場合もある。そこに音声や映像、写真などを組み合わせることで、より豊かな経験の記録が可能になる。

アクセシビリティ

日記は誰でもどこからでも書くことができるのがベストだと思う。様々なデバイスからアクセスでき、音声入力も可能で、多様な言語をサポートしていることが理想的。


これらの要素が組み合わさった未来の日記は、自己表現や自己理解、そして社会とのつながりの強化という日記の基本的な目的をさらに深化し強化すると思う。

日記がその人の頭の中の思考や嗜好の集合体だとすれば、そこにアバターやインターフェースをのせればデジタルツインが完成するのか?などと妄想も膨らむ。

日記で構成される情報から書き手の人格をどこまで表現できるのかはとても興味があるので関連プロダクトを絶賛開発中です。


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