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vol.3 新道蒸溜所見学

今回は、福岡県は朝倉市にある新道蒸溜所へ行きました。
見学の感想などを殴り書いていきます。

外観はこんな感じ
Q4Oは「QUEST FOR THE ORIGINAL」の略


会社概要

新道蒸溜所とは、焼酎や日本酒蔵元の株式会社篠崎が2021年に開設した蒸留所です。篠崎の商品としては麦焼酎の千年の眠りなどが有名ですかね。
(千年の眠りは樫樽熟成している麦焼酎です)

ポットスチルの容量などの数字は、ウイ文研のページをJWICが詳しいのでそちらをチェックしてください。

能書をたれてもしょうがないのでさっそく(?)レポートを

レポート

モルトとディストナー

ワンバッチは1トン
1トンの袋の中か手のひらに乗り切るくらいの不純物が出るのだとか。

グリスト比率は2:6:2(他社よりフラワーが多いですかね?)

半生のプレス酵母を使用しており、その期限は一ヶ月。
毎度スコットランドから空輸しているのだとか(高そう)

元ニッカウヰスキー株式会社技術開発センター所長の細井健二氏をアドバイザーに迎えているそう。

ここで公開はできませんが特別な酵母も使ってるみたい、詳しくはオフィシャルの見学で聞けるかもしれませんね。

発酵時間は72時間~120時間

三宅製作所製

初溜:ストレート5800L
再溜:ランタン3300L

ポットスチルの外観を撮り損ねましたが、ラインアームは地面に対してほぼ水平だった記憶

個別ラック式
490坪の熟成庫が2つ

バーボンやシェリー、栗樽など含めて8〜9種類ほどの樽眠っています。

皆さん大好きな水楢樽の保有数はクラフト蒸留所の中でも多い印象でした(詳しい数は省きますが)

解説に夢中になるあまり、写真撮影を忘れました。
あんまり写真ないです!!!
スコットランドではこうならないようにしないと!!!

特注のハンドフィル機械!

ハンドフィルもしてきました。(池袋の方で飲めるのでぜひとも)


感想

大変ありがたいことにニューメイクのなどの試飲もさせていただきました、プレス酵母と特別な酵母のニューメイクを飲み比べましたが、酵母の差でこうも変わるのか!!と衝撃が走りました。
ウイスキーのニューメイクは熟成が前提なこともあり、荒さや未熟さを感じるものが多い(それはそう)ですが、新道蒸溜所のニューメイクは、「最初から飲めるニューメイク」を作っている印象でした。実際そのようなニューメイクを目指しているみたいですね。どちらが良いという話ではなく、考え・アプローチの違いですね。

フェスなどで試飲した人たちから良い評判を聞いていたので、期待して伺いましたが、その期待値を超える見学でした。説明の随所に見受けられるウイスキー製造におけるフィロソフィーにも感銘を受けました。

シングルモルトの発売は2026年を予定だとか
ニューボーンの販売予定はないそうなので気長に待ちましょう。


今回はこの辺で👋

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