vol.7 マル島・トバモリー蒸溜所/スコットランド紀行④
今回は、スコットランドはマル島のトバモリー蒸溜所です。
訪問日は11/11(月)
前回はこちら
今回の旅の目玉①です(目玉②は南ハイランドのあそこ)。
こんなところまで行く日本人はなかなかいないので、少し詳しめに書こうと思います。多分、途中で気が変わらなければネ。
とある方がトバモリーに行かれたのをまとめたnoteの記事をお見かけします。
が、僕とは違うルートでトバモリーに行っているので、詳しく書く意義はあるかなと。
今回、僕がトバモリーに行くまでにとったルートは以下のようになります。
オーバン→クレイグニュア→トバモリー
前提として、前日の宿泊地がオーバンだったのでそこを起点にします。
オーバン起点の方が行きやすいかと思います。
オーバンからクレイグニュアまで
オーバンからトバモリーに行くまではオーバンからフェリーを使用します。
画像右端がオーバンです。
本当は、11/10(日)にトバモリーに行こうとしたのですが、スコットランドにはwinter timetable(冬季減便てやつ)というものがあり、10月の下旬からバスやフェリーなどは減便します。予定を組むときには要注意です。
10日にトバモリーに行けてたら、11日はキャンベルタウンに行けてたのになぁ…
オーバンからクレイグニュアまでは、Caledonian MacBrayneのフェリーに乗って向かいます。
当日は、オーバンを9:10発、クレイグニュアに10:10着の便に乗船。
往復£8.5
まずは、オーバン側のフェリーターミナルに行きます。
ここのカウンターで、チケットを見せてマル島に行きたい旨を伝えると、時間までこのフロアで待つように言われました。チェックインは発車時刻の30分前なので要注意です(でも特に手続きとかはなかったし、その時間にはいてくださいねってことかな)。
時間になるとアナウンスが入って、みなさん動き出すので着いていきます。
フェリーターミナルに着いたら、おりてすぐ左にバスが待っていました。
クレイグニュアからトバモリーまで
クレイグニュアに着いたらバスに乗ります。
先ほどの写真を撮った場所から見て右に、バスが停車していました。
乗車するバスは、West Coast Motersです。
僕は、10:30「Ferry Terminal」発、11:15「Ledaig car park」着の便に乗りました。
バスは一日乗車券が£18(これ買った方がお得です)
バスダイヤはここから確認できるはずです。
基本的には、フェリーのダイヤと連動しているようです。
のどかーーーーーな景色が続くので、窓の外を眺めることを是非ともお勧めします。
トバモリー蒸溜所
そして「Ledaig car park」に到着!!
ちなみに、Ledaig の発音は「レダイグ」ではなく、
「レイチェック」、「レヂェック」のような発音が正しいようです(ゲール語の発音)。
蒸溜所に到着したのは、11:20頃で参加したかったツアーは、「Tobermory Distillery Production Tour」ではなく「Warehouse 1 Experience」で、開始時間が13:30と時間があったので、それまでトバモリーの街をぶらつきました。
オーバンからのフェリーが欠航することも考慮して、予約はせずに当日に現地でツアーの参加申し込みをしましたが、快く参加させてもらえました(参加意思を伝えた時は、他に申し込みが無かったみたいで何か焦っていました)。時と場合によるかもなので悪しからず。
トバモリーの街
ここは写真メインで行きます
街と蒸溜所がある敷地は小川を挟むのですが蒸溜所側を「Ledaig 」、街の方を「Tobermory」と呼ぶそうです。
腹が減ったので昼食を
めっっちゃうまかったのでお勧めです。
ここの他にもお土産屋さんが結構あったので時間を持て余すことはなさそうです。
Warehouse 1 Experience
この体験は、島にある熟成庫の原酒をテイスティングする体験です。トバモリー蒸溜所は大きい熟成庫がないので、原酒の大部分をグラスゴー近郊で熟成させているそうです。何故に、島内に熟成庫がないのかは、トバモリー蒸溜所の歩んだ歴史を勉強してください(投げやり)。
ここからは写真ベースになりますが、例によって興奮しすぎて写真がぶれていたり、中途半端な画角だったりします。すんません。
ツアーには僕たち2人のほかにもう1組いました、ドイツから来ていたそう。
テイスティングしたのは全部で4種でした。
注がれたウイスキーの度数やカスクの種類を参加者で予想し合いながらのテイスティングでした。
最初は2005年蒸溜19年熟成のオロロソシェリーのトバモリー
うまかった記憶しかない…
割となんでもありの体験で、樽のダボ栓を抜いた後に、そこから匂いを嗅がせてくれました。
2杯目はこのカスク
2007年蒸溜17年熟成の赤ワインカスクのトバモリー
これどタイプ過ぎました。
ex-Bordeauxと言っていたように記憶してますが、ワインの産地は重要じゃないとか言われた記憶(曖昧過ぎ)。
3杯目はこちら
2003年蒸溜20年熟成(ほぼ21年)のモスカテルカスクのトバモリー
4杯目はこちらから
1998年蒸溜26年熟成ののレダイグ
樽はサードフィルのオロロソ(3回目の充填の前にシェーブしてリチャーしてる)シェリーカスク
これがめちゃんこ美味かった、レダイグの経験値があまりあるわけではないのですが、ナンバーワンレイチェックです(思い出補正込み?)。
動画もあります。
また、テイスティングごとにグラスを濯ぐのですが、その水は適当にそこらへんの樽にぶっかっけていいよと言われました。なんて豪快な、、、
聞いたところによると、1999年(25年前)まではアイラピートを使用していたが、値段が高くなったのでそれ以降はハイランドピートを使っているそうです。聞けてよかった。ppmは38程度。
また、みんな大好き1995レダイグ/トバモリーですが。
「樽を買い付けたボトラーズがレダイグ/トバモリーどちらの名前を使うのか決めて良く、どちらを使っても法的にも問題ない」という返答をもらいました。これは、ツアーの後にメールで問い合わせました。
ガイドの人もややこしいよねと。
テイスティングに使ったグラスはお土産にくれました、このWarehouse 1 Experience参加者限定のロゴ入りグラスだそう。
テイスティングの後は軽く蒸留所の設備を見学。
このミニツアーでWarehouse 1 Experienceは終了です。
トバモリーからクレイグニュア
ツアー自体は14:00に終わりましたが、終バスは15:50発なのでショップを見たり、街ぶらしながら適当に時間を潰してバスを待ちました。
帰路の様子など
バスがクレイグニュアに着くのが16:40だったのですが、フェリーの出発時間が19:10でした。
2時間ほどフェリーターミナル近くの待合室で時間を潰しました。
近くにパブがあったのでそちらに行くのもありでした…
総括
いやーよかった
ハンドフィルも蒸溜所限定のボトルも特になかったけど、それは瑣末なことです。ワンチャン日本からでもオンラインで買えそうなんですよね。
£50のツアーでしたが、樽出し直後のスコッチウイスキーを味わう機会なんてなかなかないので、それを考えるとお得ですね(個人の感想です)。
蒸溜所の方達もすごく親切でしたし最高でした。
そして、島の風景が最高です。本当に。
アイラ島もそうですけど、島はなにか人を惹きつける魅力がありますよね、筆者はアイラ島未訪問ですが。
今回、島内の移動はバスにこだわりましたが、タクシーを使うという選択肢もあります。クレイグニュアからトバモリーまで往復£100(片道£50も可)ですが。
なので、オーバン起点で考えるなら
オーバン→クレイグニュアはフェリー
クレイグニュア→トバモリーはバスかタクシー
ということになります。
タクシー会社はChris's Taxi HireとMULL TAXIがありますが、どちらも同じ値段でした(2024年11月現在)。予約はメールからできます。
今回は少し長めですね。
詳しく書けたかな?感想とかレポというよりトバモリーまでの行き方みたいな感じの気もする。まぁいいか。
質問あれば受け付けます。
この辺で👋