自分の死に場所を探すとか
今の私たちには子どもがいない、
これから授かる予定も無い。
夫は私より8歳年上なので、将来私が先に夫を看取るのかもというぼんやりとした思いがある。
今一緒に生きているものたちはいずれ死にゆくから、いつまでも一緒にはいられない。
親も弟もねこも夫も友人も。
いずれ、想い出を語り合う相手がいなくなるのはとても寂しい。
結婚しなくても生きて行けるとあの頃思えたのは、家族や友人という圧倒的な自分の味方が、離れていても支えになっていたからだ。(結局もっと沢山の想い出を共有したくて夫と結婚したのだけど。)その支えが全て無くなった後も、あの頃と同じように独りで生きて行くのは相当難しい。
そんな時子どもがいてくれたら、新しい想い出を引き継いでくれるんだろうと思うとちょっとだけ縋ってみたくなる。
生に執着が無いと思っていたけど、
割と執着してるな私。
今日もねこは楽しそうに
トイレから駆け出す。
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