Linuxのタイムゾーン情報の格納場所

Linux系のOSにおけるタイムゾーンの設定箇所はいくつかある。
この場合の設定箇所はOS自体の場所を指していて、それ以外のミドルウェア(PHP, DBなど)へのタイムゾーンの設定は別個で存在するので注意。

1. 「/usr/share/zoneinfo/」ディレクトリ以下のバイナリファイルと「/etc/localtime」ファイルを使用する

・/usr/share/zoneinfo/ 以下には、国や地域ごとにタイムゾーンの情報がバイナリファイルとして格納されている。
・タイムゾーンの設定は、これらのバイナリファイルから使用したいタイムゾーンのものを/etc/localtime へコピーまたはシンボリックリンクを作成することで行える。
・システムのタイムゾーンを日本にする場合
# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime

2. 「/etc/timezone」ファイルを設定する

・システムのタイムゾーンを日本にする場合
# vi /etc/timezone
Asia/Tokyo

3. 環境変数TZを設定する(各ユーザの設定)

・システムのタイムゾーンを日本にする場合
$export TZ=Asia/Tokyo

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