「手塚貴子の売り方のヒント!プチ講座(第3回/全3回)
こんにちは、新潟県イノベーションサポートセンターのプランナーの手塚貴子です。
第1回 「販売のヒント!使えるインターネット販売」
第2回 「商品販売のヒント!全国で見つけたBEST3」
第3回 「ブランディングのヒント!目指せオンリー1」
第3回 「ブランディングのヒント!目指せオンリー1」
「ブランディング」と聞くと、随分ハードルが高く感じますよね。
AIに意味を尋ねると
「ブランディングとは、商品やサービス、企業などについて、他と差別化できる個性をつくりあげることで、ブランドの構築や管理を行うことです。
ブランディングを行うことで、商品やサービスの差別化や顧客ロイヤルティの向上、自社のファンを作ることができます」とのこと。
(1)こだわりを明確に伝える、差別化を図る。
【質問】あなたの”こだわり”は何?
例えば ①農薬や肥料の使用有無や種類
②循環農業に取り組んでいる
③収穫したその日に出荷・販売している
どれも、当たり前のことと言うかもしれません。
でも、それをキチンと伝えることで、他との差別化が可能になります。
伝えなければ「多くの中の一つ」にしかなりません。
(2)知ってもらってファンを増やす
【質問】消費者とどんな風に接点を持っている?
例えば ①SNS等インターネットで発信している
②お手紙を届けている
③DM(ダイレクトメッセージ)を送っている
④体験会等の交流機会がある
これを継続することで、提供する商品やサービスに対して信頼や愛着を持ってもらうことにつながります。
つまりファンを増やすことが可能となります。
とても簡単にまとめてしまいましたが、確かなこだわりを発信続けることで、あなたは消費者にとって「顔の見える生産者」となり、あなたが取り組んでいることやあなた自身がブランドになり、名前をつけるとそれがブランド名になります。これらを、意図をもって計画的に行うことを『ブランディング』と言います。
(付録)「手塚の田んぼ」がブランドになるまで
私は以前、小さな田んぼを借りてお米作りをしていました。
一面田んぼの中、私は自分の田んぼの見分けがつかず、迷子になることもたびたび。
それで、田んぼに「手塚の田んぼ」という看板を立てました。
はじめての米作りにも関わらず無農薬有機肥料に挑戦、四苦八苦の様子をSNSで発信。
「手塚の田んぼ」で収穫した米は「手塚米(てづかまい)」と呼ばれるようになり、購入希望者が続出したうれしい思い出があります。
この場合、ちっともオシャレな名前ではありませんが、「手塚の田んぼ」がブランドです。
無農薬有機肥料で米作りをしている人が大勢いる中で、小規模ながらブランディングが成功した例といえるでしょう。
特徴をわかりやすく伝え、あなただけのブランドを確立してください。
それこそが「オンリー1」の道です。
※田んぼの借用が出来なくなったため「手塚の田んぼ」は2017年惜しまれながら終了しました。