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父74歳と娘45歳 韓国旅⑤

4日目

帰国日。
元々全部の移動は電車でいいと思っていたのだけど、車内外の寒暖差や乗り換えでの歩きの多さ、混雑で座れない事の多さにより想定してた以上に父の体力消耗が大きかったことを反省して、空港へはエアポートバスを使うことにした。

調べると、永登浦から仁川まで直行の高速リムジンバスがあるようだった。
ホテルからバス停までは7〜8分歩くけど、そこからは空港まで一気に行けるし、荷物の積み下ろしも運転手さんがやってくれる。
その分料金は電車の5倍近くしたけど、最終日の疲れた体にはそのくらいの価値はあったと思う。

空港に着いて、チェックインして荷物を預けて、免税手続きを済ませて、だいたい9時半くらい。
朝昼兼用でごはんを食べる所を探す。
レストラン街に、韓国料理や洋食や中華やサンドイッチの店があったので、どこがいいか父に聞いたところサンドイッチが選ばれた(父は朝はパン派)。
せっかくだから韓国ならではのものが食べたかったけど、美味しそうだし私も食べてみたいしいいか、という事で食べたたまごサンド。

EGGDROPというお店

後から調べてわかったんだけど、このお店は韓国の若者たちに今大人気のお店らしく、しかもまだ日本未上陸のお店らしく、思わぬところで「韓国ならではのもの」を食べていた事が発覚した。
サクサクのパンとトロトロ半熟卵がとても美味しかった。父も美味しかったそうだ。日本にもし出店したらまた食べたい。

ごはんを食べた後は、シャトルトレインで第二ターミナルへ移動。
搭乗口には1時間半前ぐらいに着いた。
父はあとはもう座って休むとの事だったけど、せっかくなので私は1人でターミナル内の探索に出かけた。
プチ博物館的な展示空間があったり、最新の映像技術の展示スペースがあったりして楽しく探索できた。

自分の動きをモーションキャプチャで
動物がなぞってくれるゲーム

搭乗口に戻ると、父は椅子で爆睡していた。
今回の旅は父にとっては、初めて見るものへの感動や楽しさの反面、普段と違う環境でほぼずっと歩き通しで、慣れない食べ物ばかりだし、そりゃあ疲れたよなぁと少し反省した。

帰りの飛行機では特にじゃんけん大会などは開催されなかった。行きのあれは一体なんだったんだろう。
そして帰りの機内でも父爆睡。
本当にお疲れ様でした。

こうして父と娘の韓国二人旅は無事に全日程を終えた。
帰ってきてからも何かと「韓国がすごかった」と言っているので、今回の旅はかなり印象深いものだったんだろうと思う。
今までこれといった親孝行をした事がなかったけど、こういうもの良いものだなと思った。

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