T. Nishimura
人的資源管理(Human Resource Management: HRM)の研究者です。本や論文の記録をしていく予定です。
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研究者が所属する大学に「貢献」するとは?ー藤本隆宏(2020). 「発信せんとや生まれけむ―ジャーナル点数主義と日本の経営学―」.『組織科学』, 53(4), 18-28.
大学に貢献するということは何なのだろうか,ふと考えたのでメモをしておきたい。 大学に貢献すると聞くと,すぐに思い浮かぶのは,自身の研究の成果を一流の雑誌や海外ジャーナルに投稿して掲載されることかもしれない。 しかし, 藤本隆宏.(2020). 「発信せんとや生まれけむ―ジャーナル点数主義と日本の経営学―」.『組織科学』, 53(4), 18-28. では,次のように述べている。 評価軸の多元化 私なりに藤本(2020)を解釈すると,海外ジャーナルに掲載されたことはと
髙橋好江・武村雪絵・市川奈央子(2021).「仕事におけるエンゲージメントの概念整理と今後の方向性: 組織で働く看護職の特性を踏まえて」『日本医療・病院管理学会誌』58(4), 96-104.
エンゲージメント概念を詳しく知りたくて 髙橋好江・武村雪絵・市川奈央子(2021).「仕事におけるエンゲージメントの概念整理と今後の方向性:組織で働く看護職の特性を踏まえて」『日本医療・病院管理学会誌』58(4), 96-104. を読む。とても参考になった!MBAのリーディングスリストに入れても良いかもしれない。 論文は以下からダウンロード可能。 この論文では,エンゲージメント(本によってはエンゲイジメントと表記されていることもあるので,検索の際は注意が必要) 一
稲垣豊・新間寛太郎・羽鳥洋介・藤井奏枝・古橋健太郎(2021).「メガネスーパー V字回復を成し遂げた組織変革」『一橋ビジネスレビュー』 68(4) 東洋経済新報社 160-174.
今回は,本ではなく,ビジネスケースの読書記録。 メガネスーパーが,以下のような痛んだ組織からいかに立ち直ったかを示すビジネスケースである。とても参考になった。 ポイントは, 1.創業者によるワンマン経営とマグレガーのX理論的な経営管理手法によって引き起こされた従業員の意欲低下 2.創業者の急逝による組織の混乱 3.業績低迷におけるファンドの介入による現場との乖離 そこにファンドから再生請負人として送り込まれた星崎尚彦氏が,どのように組織を立て直したかを示している。 組織