作者みずとらさんに聞く! N/S高新聞マスコットキャラクター えすぬんの誕生秘話
2022年10月、N/S高新聞実行委員会は、みんなに愛される公式マスコットキャラクターを作るべく、デザイン案を募集。
N/S高生、N中等部生の皆さんからたくさんの応募をいただきました。
その中から見事公式マスコットに選ばれたのは、この記事のサムネイルにも登場してもらった「えすぬん」!
なんともいえない愛らしさに一瞬で魅了されますよね!
今回の記事では、えすぬんの生みの親であるみずとらさんにインタビュー。
とにかく可愛く描くことを目指したという制作時のこだわりなどを教えてもらいました!
写真提供 = みずとら さん
取材 = Lyra(S高1期・ネットコース)
Typographical King(S高1期・ネットコース)
青西04(N高7期・ネットコース)
文 = 青西04
みずとらさん(えすぬんの作者)
N高6期生・ネットコース
ーーさっそく質問していきます! マスコットキャラクター募集プロジェクトに応募した理由は何ですか?
自分のイラストの実力がどこまで通用するのか知りたかったので応募しました。
ーー普段からイラストを描いているんですか?
描いています!
将来はイラストレーターになることを目指しています。
ーーすごい! では今回のようなキャラクターのデザインは普段からしていたのですか?
以前に一度、知人からの依頼で描いたくらいです。
なのでキャラクターデザインをするのはこれが2回目ですね。
実は最初にやってみたときから、そんなに日にちは経っていないんです。
ーーそうだったんですね!えすぬんを描いている時はどんなことを考えていましたか?
新聞委員会の人たちはどういうデザインを求めているんだろうということを考えていました。普段イラストを描く時とはまたちがった心構えでしたね。結構悩みました。
ーー特に悩んだポイントはどこですか?
顔です!
下書きの段階では可愛い顔にできたなと思えていました。
でも雑に描いた下書きだったので、清書をしようとするとそのかわいさが再現できなかったんです。とにかく可愛く描くことを目指して何回も描き直しました。
あとは事前のキャラクター設定にあった「おとなしい」という性格をどうやって表すかも悩みました。最初は新聞委員会だから頭に新聞をかぶせてみようかなと思ったんですが、うまく収まらない感じになってしまったんです。そこで、新聞ではなく本をかぶせることでおとなしい感じを表現することに決めました。
ーーへえー! 最初は新聞だったんだ! そのほかにも作り初めからデザインを変えたところはありますか?
目のハイライトです。最初は目に光を入れようとしていたんです。でもそうすると ”いかにも” なあざとさが出てしまう気がしたので、今回ハイライトはなしにしました。えすぬんにはもうちょっと清楚な子であってほしい(笑)。
ーー(笑)たくさんのこだわりが詰まっているんですね!
そうなんです。動物をモチーフにしたのも万人受けするようにと考えたからです。
あと、怒っている顔も悲しんでいる顔も絶対にマスコットキャラクターとしてのかわいさを崩さないように描くことも意識したかな。
ーーえすぬんの可愛さは考え抜かれて生まれたものなんですね! 線のやわらかい感じも可愛さを引き立てていると思うのですが、これも戦略ですか?
これは偶然なんですが、下書きをこういう淡い線で描くことが多いんです。
そのふわふわした感じがえすぬんのイメージにすごくぴったりだなと思って、清書のときもこの線を採用することにしました。
ーー抱きしめたくなるふわふわ感がありますよね! こだわりがたくさんあって制作は大変だったと思うんですが、制作時間はどのくらいでしたか?
十二時間くらいです。
ーー力作ですね! えすぬんのマスコットキャラクター決定が発表された時はどんな気持ちになりましたか?
さっき言った通り、制作段階では下書きを雑に描いてしまって、可愛さを表現するのに苦労しました。
それでもちゃんと完成させることができて、こういう結果がもらえたっていうのがすごく嬉しかったです。
諦めないことが大事なんだとえすぬんに教えてもらいました。
ーーみずとらさんの苦労のすえに、えすぬんが生まれたことがよくわかりました。そう知ってから見るとさらに愛おしい(笑)。では最後にみずとらさんから、N/S高新聞の読者にメッセージをお願いします!
これは私の個人的なイメージなんですけど(笑)、N/S高生って文化的な人が多いと思うんです。
活発に動くよりも、本を読んだりするのが好きみたいな。
えすぬんもそういうおとなしい子をイメージして描いたので、お友達みたいに感じてくれたらと思っています。えすぬんのことを仲間って思ってほしいな。「可愛いな」って思ってくれるのはもちろん、安心感も感じてくれたら嬉しいです。
ーーみずとらさん、ありがとうございました!
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みずとらさんのたくさんのこだわりのもと、生み出されたえすぬん。
生まれてきてくれてありがとう! 生み出してくれてありがとう!
新しい仲間が加わったN/S高新聞を、これからもよろしくお願いします!