日経特別講座:ボードゲームデザイナー監修 日経新聞読み合わせワーク(オンライン開催)
Nサロンでは、仕事に役立つ知見を体感的に学ぶための日経特別講座を3つ用意しています。今回は「ボードゲームデザイナー監修 日経新聞読み合わせワーク」についてご紹介します。
■講座概要
ボードゲームデザイナーであるミヤザキユウさんが、日経新聞をグループで読み合わせるオンラインワークショップをデザインしました。参加者が気になるニュースをピックアップして、意見を添えてオンラインで共有。ニュースから見えてくるいまの世界を俯瞰します。多種多様な参加者の意見をもとに、世界を多角的に見る目を養います。
【開催日程】
2020年5月19日(火)19:30〜21:00 (開場19:00)
2020年6月9日(火)19:30〜21:00 (開場19:00)
2020年7月6日(月)19:30〜21:00 (開場19:00)
【オンライン配信】
Nサロンメンバー限定Zoomおよびfacebookグループ
オンライン体験について詳しくはこちらをご覧ください
【参加条件】
Nサロンメンバー(※5月10日までメンバー募集中)
■講師紹介
ミヤザキユウさん
ボードゲームデザイナー
株式会社バンソウ取締役。ボードゲーム『DEATH NOTE人狼』やGoogleの『学園チョイス!』等の制作に携わる。ほかに、『トポロメモリー』や『コトバグラム』などのボードゲームを制作。
■講師インタビュー
ミヤザキユウさんに講座内容について聞きました。
──Nサロンでは「新聞スクラム読み」と題して、メンバーが自主的に毎月少人数で新聞読み合わせ会を開催しています。「新聞スクラム読み」と今回の講座の一番の違いはどんなところですか?
スクラム読みを実際に体験し、もう少し遊びの要素を入れてみてはどうだろうと考えました。もともと、スクラム読みの目標は「多様な視点で理解を深める」ことと「複数人で読む体験をする」ことの2つです。
スクラム読みのプログラム自体は、すでに完成しています。私がそこに何かをプラスするとしたら、「複数人で読む楽しさ」は、今の形で十分担保されている気がしましたので、「多様な視点で理解を深める」点をもっと強調する内容にしたいと思いました。
Nサロン新聞スクラム読みとは?
昨年2月から開講したNサロン第一期の部活動として新聞部が誕生。初代部長のイッシーさんにより立ち上げられました。新聞をグループで読み、ニュースに対する意見や感想を出し合い、個々人が気になるニュースを、あるキーワードでつなげて世の中の潮流を多角的に俯瞰する楽しさを味わう知的活動。
↑ニュースを視覚的につなげる板書が、活動のクライマックス。この活動をベースに、ミヤザキユウさんがオンラインですべて完結するようリメイクしたのが今回の講座です。
新聞スクラム読みの詳細は、スクラム読みをNサロン内外に広めた一人、いごはちさんのnoteをご覧ください。
──今回の講座では、実際にどんな新聞の読み方をするのか、簡単にお聞かせいただけますか?
新聞を読むときには、みんな自分なりの視点で読みますよね。それを複数人でスクラム読みすることで、他者の視点が入ってきます。今回の講座では、さらに外部から別の視点を強制的に「キーワード」という形で取り入れようというものです。より一層「多様な視点」を体感できるようにするためです。
具体的には、まず、全員にキーワードを書いてもらって、集めたキーワードからチームごとに1つを選んでもらいます。ランダムに決まったキーワードの視点で新聞を読んでいきます。例えば、「スマホ」というキーワードに当たったチームは、「スマホ」という切り口で経済・政治・社会などのニュースを読んでいくというものです。
──別の視点を「キーワード」という形で強制的に入れることで、どんな良いことがありますか?
同じページを読んでいるのに、チームごとに「キーワード=視点」が違うわけですよね。それぞれ違った解釈が出てくるはずで、最終的にそれを共有します。
従来のスクラム読みでは、まずは自分の視点で新聞を読み、それを複数人で共有し、最終的につながりを探っていきます。しかし今回の講座では、最初に「キーワード」によってつながりを作ってしまい、強制的にいつもの自分の視点とは違う視点で、新聞を読まなければならなくなります。とても面白い体験ができると思います。
──どんな人に参加してほしいですか?
情報を集めるとき、私自身もそうですが、常に自分の視点でしかニュースを見ていません。私の場合、見出しに「ゲーム」という言葉が入っていれば、内容をチェックすることが多いですが、わざわざ「違う視点やキーワードを使って情報を集めてみよう」と思ったりはしないものです。
自分の情報収集に偏りがあると感じている人は多いはず。ぜひ、視点を変えることで新しい発見をしてもらいたいと思っています。そこから、新しい何かが生まれるかもしれません。
──講座を通して一番伝えたいことはなんですか?
一人でやるよりもそこに他者が入ることで、「恥をかきたくない」とか「いい加減にはやれないな」といったような気持ちも生まれやすくなり、何倍も真剣に取り組めたり集中できたりします。他者と一緒に何かをやるということは、それだけでも非常に効果的なことだと思います。
今回の講座での体験が、普段の自分の生活の中でも実践しようと思えたり、そのことを「誰かに話したい」と思ってもらえれば良いと思っています。本当に楽しいことは誰かに話したくなるものですし、情報は他者に話すことで、自分の中でより深まると思います。
■Nサロンのお申込み
Nサロン第3期のお申し込みは、2020年5月10日(日)が〆切です。以下のリンクよりお申し込みください。先着100名限定です。お申し込みには日経ID(無料)が必要です。
■他にもこんな日経特別講座があります。
・経営視点を体験で学ぶマーケティングタウントレース(講師:黒澤友貴さん、飛田恭兵さん)
・ビジネス最前線を視察取材(講師:日本経済新聞 編集委員 大岩佐和子、村山恵一ほか)