第949号【のぶさんのひとり言】《空気感を》2022.3.26.
コロナ感染症第8波もとりあえず収束したみたいで、今は花粉症、人事異動、東京の桜満開など春のニュースが流れています。先週はまだ残っていた庭の残雪も完全に消え、秋田県美郷町も少し空気も暖かくなり、夕方の陽の長さなどで春の空気感を感じております。そしてコロナ感染症第9波が無い事を願うばかりです。
物事を上手に進める為には、心を落ち着ける事は何よりも大事な事です。人は人との関係や、物事との関係の中で、自分の思いの通りいかないと、ついついカリカリしたり、心乱れ冷静さを失ったり、更に底なし沼にハマって行き、苦痛を積重ね、深い苦しみとなって襲ってきます。その時大事な事は、早めに冷静さを取り戻す事が大事です。禅の世界では次の様な三つの心掛けの言葉があります。調身=背筋を伸ばし、体を整える。調息=深く深呼吸をする。調心=心を整える。この三つの心掛けを実践できれば、すべての物事に心が落ち着きます。そして苦痛の中にも、解決のヒントが見えてきます。心落ち着ける事の大事さに気付ければ気持ちも楽になると言うものです。
私は特に調息、深呼吸に着目しております。人が生きていく為に必要なもの、それは「空気」です。心乱れた時、限界いっぱい深く空気を吸う、限界いっぱい深く空気をはく、そして深呼吸を繰り返すと、不思議と心が落ち着いたり、怒りが収まったりと、空気にはとても不思議な力があります。
空気とは、本当に大切なものです。私達が良く使う言葉、「空気読めよ」「なにか変な空気」「空気壊すなよ」など空気と言う言葉は、チームの雰囲気を表す大切な言葉でもあります。最近私達はチームの空気、雰囲気を大事にしていますか? ちょっと感情が乱れた時、チームの雰囲気が乱れた時、みんなで深呼吸をし、空気感を合わせて行く事が大事なのでしょう。
そして大事なチームの空気感をつくり、侍ジャパン監督コーチスタッフ、選手ひとり一人がその空気感を大事にした結果が、WBC優勝の要因の一つかも知れません。
今週はチームの良い空気感をつくる為、ひとり一人が意識してみましょうか。
◇深呼吸、心と体整える。
◇青空と、冷たい空気深呼吸。
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