剪定バサミとの突然のわかれ

突然のわかれといっても人間ではない。
芝刈り用の剪定バサミだ。
先日、芝のエッジ刈りをしていたら、突然、芝刈り用の剪定バサミが動かなくなった。
驚いた。
死んだように動かない。
丈夫そうだったが、ばねが切れていた。
ハサミが動かくなくなるはずだ。
芝は半分刈り残しがある。
どうしようもない。

５年近く使用してきたハサミだから愛着がある。
よく切れるハサミだった。
それでもむかしに比べれば、切れ味が悪くなっていただろうか。
私はできる限り長く道具を使用するタイプの人間だから、あまりに突然なことに驚いた。
思わず残った芝をみてしまった。
今日は刈ってあげれないね、と芝をみた。

さっそくAmazonで芝刈り用の剪定バサミを探すはめとなった。
すぐにみつかるが、たくさんあるのでどれにしようかと悩む。
同じ剪定バサミはすでに販売が終了していたので、同じメーカーの剪定バサミを購入することにした。
私は、買われた方のコメントはあまりみない。
だいたい直感だ。
いつもそれでよい道具に当たる。
届いてわが家で働いてくれる道具たちにいつも感謝している。

私が家でよい作業ができるのは、常によい道具という相棒がいるからだ。
作業が済めば、必ず手入れをしてしまっている。
芝刈り用のハサミも手入れをしてしまっていたが、なんといっても働いてもらう回数が多い。
去年、今年と芝の張りがよく、強い芝がしっかりと育っていた。
剪定バサミにも苦労をかけた。
手押し式の芝刈り機が動かなくなるくらいに芝の張りが強かった。
芝刈りの頻度を増やす必要があったが、雨の日が続くこともあり、毎日芝刈りをすることはむずかしい。
雨が続けば、芝はさらに伸びる。
芝刈りは大変だ。

今年は、剪定バサミが頑張ってくれた。
全体の芝を刈る仕事もしてくれた。
ハードだった。
これからは、新しい剪定バサミにがんばってもらおう。
芝刈りの季節は、まだ続きそうだ。
この暑さで芝はよく伸びる。

昨日、新しい剪定バサミが届いた。
５年もがんばって芝刈りをしてくれたハサミメーカーを信頼している。
さっそく、仕事の合間に刈り残した芝を刈った。
よく切れるというよりは、昨年、今年と暑さで芝の生育がよく、ほんとに強い芝が育っているため、切れ味が壊れた剪定バサミと同じ感覚だった。
芝が手強いのだ。
今年の芝は、剪定バサミや手動式の芝刈り機でも芝を刈るのが大変だった。

来年も日本経済と反対に芝は相当強くなりそうだ。
暑い夏と物価があがる年になるのだろうか。
倒産も増えそうだ。
どんな年になっても芝に罪はない。
体を動かせる間、芝と付き合うことになるだろう。
それにしても暑い日が続く。
芝にはよくても人間にはこたえる。
マギーもだが。。。