ノコギリクワガタからもらったむかしの思い出
一昨日、ノコギリクワガタの雄がメダカ鉢の水の上に浮いていました。
その前日夜半に雨戸になにかぶつかった音がしていました。
ノコギリクワガタが雨戸にぶつかり、その下においていたメダカ鉢に落ちたということのようです。
久しぶりにみる大きなノコギリクワガタでした。
ノコギリクワガタも水に落ちて驚いたでしょうが、メダカたちも、さぞびっくりしたことでしょう。
むかし子供たちが小さかったとき、この季節、夜になると森へいってカブトムシやクワガタをとっていました。
私は子供のたちのために、カブトムシやクワガタがあらわれそうな樹液がでている木を昼間探しておいて、日が落ちて暗くなると、子供たちとでかけていました。
昼間探しておいた木には、多くのカブトムシやクワガタがいました。
子供たちの喜ぶ姿が目に浮かんできます。
森でとってきたカブトムシやクワガタを子供たちは大事に育てていました。
カブトムシは、比較的簡単に産卵から成虫になるまでの飼育ができますが、クワガタは長く生きることができるのですが、次の世代を生むことがむずかしかったように記憶します。
飼育箱のなかで、次の年に幼虫から成虫になっていくカブトムシをみながら、子供たちの笑顔と同時に成長していく姿がありました。
子供たちは、数年の間、カブトムシやクワガタの飼育にはまっていました。
ノコギリクワガタも、わが家の子供たちを育ててくれた私の仲間です。
水に落ちたノコギリクワガタを救出するのは当然です。
子供たちは、カブトムシやクワガタたちに、どれほど多くの喜びをもらったことでしょう。
カブトムシやクワガタにも感謝しかありません。
この地の自然のなかで多くの生き物たちが長く生き続けてほしいものです。
わが家は、彼らからも多くの幸せをもらいました。
ノコギリクワガタのおかげで、むかしを思い出し、楽しかたことが蘇ってきました。
出会いとは、誠に不思議なものです。
わが家には、まだこんなに大きなノコギリクワガタが飛来してくれるのですから、自然とのつながりがあるということです。
きっと、むかしを思い出させてくれるためにきてくれたのでしょう。
シジュウカラやカエル、トカゲ、ツバメ、メダカ、トンボたちだけでなく、ぼくたちノコギリクワガタもいるよ、といってくれているようです。
カブトムシやクワガタたちのことは、少し忘れていたかもわかりません。
夏の終わりに、ノコギリクワガタからよい贈り物をもらうことができました。
むかしの想いでを。。。