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Orlandoへいくという話
新年早々、次男からOrlandoへ行くということで妻に連絡があった。
フロリダのオーランドだ。
私の妹夫婦は4年前にロサンゼルスからオーランド近郊へ引っ越していた。
どうも妹の家を狙っているらしい。
宿泊費=0円交渉のための連絡だったようだ。
オーランドへ行く目的は、ディズニーワールドへでも行くのかと思ったが、どうもカントリーミュージックのコンサートへ行くようだ。
爺には、まったくわけがわからない。
そのためコンサート会場から約20キロ弱離れているが、妹の家をちゃっかり借りようという算段だろう。
私はこのような依頼に絡まない。
面倒なので避けることにしている。
もっとも、息子たちが私に連絡してくることはない。
転職不良者だった私には信頼がない。
残念だが、真実だ。
妻は、私の妹と次男の間にはいってなにやら調整していたが、そのうち次男から私の妹と直接話すからよい、と言われて撤退させられた。
妻もやっかいだからちょうどよかった、と話していた。
私は妻に、妹が面倒だったらいつでも断ってくれ、と伝えてくれと言ったが、その前に妻自身で同じことを私の妹に話したようだ。
それでよい。
所詮、交渉は当事者同士が一番だ。
あとはなるようにしかならない。
次男の交渉力次第だ。
押しが強くてちゃっかり者だから、コンサート会場への送迎なども頼むのだろう。
スキにやってくれだ。
オーランドに無料の宿泊所があるだけでもありがたいものだ。
だが、私はもう米国本土に行くことはない。
若い時代にいろいろなところへいってきた。
もともと飛行機に乗るのが嫌いだし、この年でいく距離でもない。
乗り換えを含めれば、はやくて17時間弱だ。
むかしヨーロッパへいったときの飛行時間と同じだ。
この年齢ではハワイやシンガポールくらいだろうか、だが先立つものがない。
無念だ。
人生は残酷だ。
仕事にはげめということだろう。
仕事だけは、おかげ様でたくさん頂戴している。
次男はフロリダでコンサート。
私は自宅で仕事だ。
格の違いをみせつけられた。
人生とは常に矛盾に満ちている。
楽しく仕事ができるのが私の特技だ。
ありがたいことだ。