会議とは、実行者(発言に責任をもって行動できる人)の集まりです
私は多くの企業で仕事をしてきましたが、ソニー子会社のように会議が白熱する企業もあれば、経営者だけが延々と発言する会社もありました。
どちらが経営をうまくやっているかは、火を見るよりも明らかでした。
もっとも、経営者だけが延々と話している企業は、きわめて少数でした。
どの企業においても、会議では、それぞれの部門の責任者は、なんらかの発言をしていました。
当然、それぞれのセクションの管理職として、責任をもった仕事をしているからです。
私は管理部門の責任者として会議に参加していましたが、会議で発言することは怖ったです。
理由は、企業における発言とは、そもそも発言するということ自体に、実行するという行動が含まれてくるからです。
また、会議で発言をするには、日常的に事業活動を自らの行動を通して把握しておくことが必要だったからです。
企業における発言とは、裏付けがあり、さらに行動することで会社の未来を変える決意が含まれています。
私が、会議で発言するのが怖いのは、頭の中に実行するという覚悟と発言内容の通りの成果を生み出す責任という未来がみえるからです。
私は、発言することに慎重でした。
発言することは、常に行動が伴うからです。
また、人の発言は誰が発言したかではなく、なにを発言したか、をしっかりと記憶するようにしていました。
そのうえで、それぞれの発言内容と、その後の行動をみてきました。
企業というところは、実行者(発言に責任をもって行動できる人)の集まりでななければならないとういうのが、私の信念です。
行動あるところに、経営あり、ということになるのでしょうか。