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アメリカ外交の主軸

こんにちは、ムラです。本日はアメリカのお話し。NATO諸国、ロシアや中国に対するアメリカの報道が日本では目立つように感じます。

 しかし、アメリカが最も重要視しているのはこれらの国々ではありません。

 アメリカが最も重要視しているのはアメリカ大陸(北米、中米、南米)の国々なのです。これは歴史的にずっとそうです。

 今回はアメリカがアメリカ大陸の国々を最重要としてきた歴史を解説します。

①モンロー主義
 皆さんはモンロー主義という言葉を聞いたことがあるでしょうか。アメリカ大統領のモンローが唱えた考え方のことで、日本では孤立主義と捉えられることが多いです。

 しかし、モンロー主義の本質は孤立主義ではありません。

 モンロー主義は「アメリカ合衆国がヨーロッパ諸国に対して、アメリカ大陸とヨーロッパ大陸間の相互不干渉を提唱したこと」を指します。

 つまり、モンロー主義とはアメリカはヨーロッパには関わらないけど、アメリカ大陸にはガンガン介入するよって考え方なのです。

 アメリカは長年に渡ってモンロー主義を取ってきました。このことからも、アメリカはアメリカ大陸の国々を重視してきたことが分かります。

②第二次世界大戦後
 一般に、アメリカは第二次世界大戦後にモンロー主義を放棄し、世界の警察官となったとされています。

 しかし、これはアメリカ大陸に関心がなくなったことを意味しません。

 アメリカは第二次世界大戦後もグアテマラ、エルサルバドル、キューバ、チリなどアメリカ大陸の国々の内戦に介入し、親米政権の樹立に腐心してきました。

 現代に目を移しても、トランプ大統領がカナダ併合を訴えています。日本から見ると馬鹿げた主張に思えますが、アメリカの視点から見るとアメリカ大陸重視という視点では一貫した主張なのです。

 以上、アメリカがアメリカ大陸の国々を最重要としてきた歴史を述べました。最後までお読みいただきありがとうございます。

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