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ライブハウスは、優れたリアルプラットフォーム

僕はスペシャリストではないので、という話をよくするのですが、

ライブハウスってスペシャリスト?ジェネラリスト?的な話から



カタカナ語がまどろっこしいので

僕の脳では、

スペシャリスト=職人

ジェネラリスト=職人さんたちを生かす人

そんな感覚です。


ライブハウス=職人

であって欲しいと思っています。


そして、ライブハウスを生かすジェネラリストたちは、一体何をやってるんだ、って思いがあります。

いきなり何言ってんの、となりますね


まず、ライブハウスがどういうものなのか、より解像度を上げて考えると


①スペシャリストの集団

・音響

・照明

・イベント制作と運営

・アーティスト育成

これが、ライブハウス商売のベース。


②コミュニティ形成

・アーティストとファン

・アーティスト同士

・ファン同士

・アーティストとエンタメ他業種

(カメラマン・映像監督・レーベル・企業)

・その他、地元コミュニティとの連動

これは、人ベースの話。


③ビジネス視点

・アーティストの稼ぎ場所

(チケットバック、物販売上、ファンの獲得、SNSフォロワー数の増加...)

・クリエーターや企業と、アーティストの接点が生まれる場所


ざっくり言うとこんな感じだと思っています。

最近、ビジネスだビジネスだって言ってる人たちは

『プラットフォームを作る!』とか良く言ってますが

ネット限定で机上の話にしがちだけど

『ライブハウスは、優れたリアルプラットフォーム』

な訳です。


表面だけライブハウスを見ると

『若者が音楽を楽しんで、お酒を飲んでワイワイする場所』

なんですが、内側を経験し考え抜いた人間からすると、視点が全く異なるものです。

ライブハウスから外に出た人間だから思うのですが、相当強みのある基地です。


この前提をお話した上で

なぜこんなにも優れたプラットフォームを、ジェネラリストたちは使わないんだ?自分たちの利益のためにも生かさないんだ?って思います。伸びしろが多いのではないかと。

それと同時に、ライブハウス=隠れ家・秘密の楽しみ的な場所から、社会と接点を持つ場所、わかりやすい場所に変化しなければならないんじゃないか、とも思います。

この2点がもどかしい。

もちろん社会と噛んでいこうと頑張っている方たちはいますし、そうするためには、ライブハウスってどれだけ頑張らなきゃいけないかも理解してますし、日々尽力している経営者さんたちの努力も本当に感じます。

そして、このコロナ禍において、全国のライブハウスをどうにかしようと考えた人たちは相当数いて、今でも頑張っている状況だと思いますが、根本的なライブハウスの存在意義、この場所を利用価値をちゃんと理解してもらって、生かして欲しいと思います。

僕は、ライブハウスは職人を貫き通して欲しいって思います。

大げさかもしれませんが、日本全国の職人技術と、日本のライブハウス文化も通づる部分があるのではないかと思っています。

残さねば。


そしてアンダーグラウンドから、オーバーグラウンドへ。

社会と接点を持ち、社会的な立場があり、コミュニティ形成の一部を担う場所へ。

個人的な意見になってしまうのですが、そういうライブハウスの未来があっていいと思っています。

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