看護師の私が今できること
こんにちは。看護師E.です。
さてnoteで #いま私にできること というハッシュタグがありますので、看護師の私が今できることを書きたいと思います。
自己紹介
私は東京都内の総合病院に務める看護師です。
所属はCCUという、心臓系の集中治療室。
世の中の病院の種類に急性期病院、慢性期病院、療養型病院など種類があります。
下記に簡単な世の中の病院の役割の図を示します。
さらに救急患者を受け入れている病院は下記のように分けられています。
当院は急性期病院であり、且つ二次救急病院に属します。(大学病院などは三次救急に属します)
上記図をみてわかるように、当院は重い容態の患者対応を日常的に行っています。
つまり、今はCOVID19に罹患された患者さんも…
COVID 19病棟
下記のグラフをみてわかるように、都内でもいよいよCOVID19罹患患者が増加。
当院でも専用病棟が急遽併設されました。
いくら急性期病院でも、感染症が強い病院でもないですし、やはりCOVID19対応は誰も経験したことがなく、日々出勤するたびに患者対応フローが変わり、それはそれはついていくのがやっとな状況です。
そんな中作られた専用病棟は、各病棟の代表看護師2名ずつ派遣され”寄せ集め病棟”となりました。
当初専用病棟をつくるにあたって看護師向けに説明会があったのですが、説明会途中で泣き出す看護師がいたり、怒号がとんだり、それそれは辛い説明会でした…。
赤紙
COVID19病棟に行く=赤紙がきたと周りでは言っています。
看護師としてCOVID19に立ち向かわないといけない、だけど、やっぱり専用病棟で働くのは、いくら看護師だからって怖い。
看護師も普通の人間なのです。幸い、私はまだ免れている。
しかし、それは同僚が行ってくれるから免れているのです。
その同僚に対してなんて声をかけるべきか。
「ありがとう」「頑張ってね」「無理せずね」
どれもしっくりこない。他人事に聞こえる気がします。
前にも述べたように、日々院内での状況は変わっています。
明日は私が専用病棟に行くことになることも、大いにある。
いつ赤紙が来るか…ソワソワ過ごす毎日です。
残されたスタッフ~私ができること~
赤紙が来るまでは自部署CCUを守らなければなりません。
ニュースでも言われているように、世の中の病気はCOVID19だけでないのです。
心筋梗塞や心不全、大動脈解離などの患者さんは今ももちろんいます。
専用病棟に行ってくれている同僚分の欠員がある中、正直勤務は大変です。
私もその同僚が働く予定だった夜勤数回を、休み返上で働く予定になっています。
しかし、今まで以上に頑張って「目の前の患者さんの入院生活をサポートしなければ」そんな気持ちでいっぱいです。
そして、今まで以上に自分が感染源にならないよう、感染予防に努めよう!そう思っています。
COVID19に関わっていない医療施設はない
前に述べたように、COVID19罹患患者を対応する施設は、感染症の医師がいたり、陰圧室があったりする、大きな病院、つまり二次救急以上の病院が多いかと思います。
しかし、今は大きな病院はCOVID19罹患患者の対応で、通常の疾患の受け入れが困難な医療施設が都内でも多数あります。
そうすると、普段積極的に救急患者を受け入れていない病院にも、COVID19以外の患者さんが搬送されていきます。
直接COVID19罹患患者を対応していなくても、小さな病院もCOVID19と戦っているのです。
今は医療界が一致団結しなければならない時だと思っています。
地域で病院ごとに役割を決め、人々と自分たちを守らないといけません。
世間は自粛中なのに出勤し感染リスクがあがってやだな…と思う反面、友人・同僚も頑張ってて私もしっかりしなければ…
いつ終わるのだ、COVID19。
座間市公式ホームページ (2020年4月30日 閲覧)
東京都ホームページ (2020年4月30日 閲覧)
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