不妊治療クリニック　口コミに一喜一憂？！

私は不妊治療専門クリニックで勤務し始めてもうすぐ１８年のナースである。

最近ニュースで医師たちが、医療機関への悪質な口コミに対しGoogleを提訴したなんてニュースも見て、看護師の私としてもなんだか　
もやっとした感覚を覚えるのであった。

実際うちのクリニックの書き込みも散々である（笑）

書き込みは、受付の態度が横柄だとか、待ち時間が長いとか、
先生のこうゆう物言いが傷ついたとか、腹が立ったとか、そんな内容が多い。

しかし、
もっぱら最後に妊娠した患者さんはいい書き込みをしていただけることが多い。
妊娠されずに転院した患者さんは嫌なイメージしか残らず、
何が起こっても、マイナスイメージしか湧かないのは仕方がないんだろう・・・・

もはや、院長は書き込みすら見ていない。
嫌な書き込みを見て、気分を害したくないようだ。

院長ももう歳だ。
もうすぐ閉院するかもしれないのに（定かではない）
そんな書き込みで、仕事へのモチベーションを下げたくないのか、
「どんなに話が長い」
「関係ない話ばかりして、何が言いたいのかわからない」と言われようとも
変わらず、話は毎回長い。

あ、書き込み見てないからそんなこと言われれることは知らないのか・・・

昔は院長のファンも多くて、海外からわざわざ来られる方や、芸能人の方、
クリニックの近くに引っ越しました！なんて方までいたが、
時代は変わるものだ・・・・・。

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幸いなことに、ナースに対する酷い書き込みは少ない。

最近良い書き込みをしていただいた。

内容は、
「採卵の時不安だったが、優しいナースさんがそばでずっと体をさすって励ましてくれてとても心強かった。
移植の時、そのナースさんが担当だったら良いなーと思っていたら、
当日そのナースさんに当たって嬉しかった、といった書き込みだった。

これぞ私がナースとして、日々目標としていることだったので
とても嬉しかった。
（私のことかどうかはわからないが、別のナースだったとしても同じチームに
そんないいナースがいると思うとやはり嬉しいものだ）

検査や治療時の医師や看護師の言動というものは、
その患者さんに多大な影響を与えている。

実際自分が患者の立場となった時、
その多大な影響力をしみじみと感じることがある。

不妊治療中の患者さんは心がとてもセンシティブになっている場合が多い。

患者さんの心にポッと希望の火が灯るような、
そんな看護を心がけたいものである。