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インタビューレポート#3_岡 鉄之さん・美和さん/岡埜屋酒店(24.09.20)
こんにちは!那須塩原ブランドニットプロジェクトチームメンバーのかわまたです!
今回のインタビューは岡埜屋酒店の岡 鉄之(おか てつゆき)さん・美和(みわ)さん夫妻をお迎えし、永田公民館にて行いました!
岡さんご夫妻に関するお話や岡埜屋酒店について、那須塩原・西那須野地区の魅力についてなど、幅広くお話を伺いました。
<スピーカー>
岡 鉄之(おか てつゆき)さん・美和(みわ)さん:
・約100年続く老舗酒店「岡埜屋酒店」の4代目店主 鉄之さん
・4代目店主と共にお店を支える 美和さん
・お酒に込められた“想い”を蔵元さんの代わりに、お客さまにダイレクトに届けることを大切にし、自らが選んだお酒を販売する
・経営の傍ら、地域のお祭りなどにも精力的に活動している
<ファシリテーター>
栗原 渉(くりはら わたる):
・那須塩原ブランドニットプロジェクトチーム サービスデザイナー
那須塩原ブランドニットプロジェクト メンバー 栗原渉さん(以下、栗原):
岡鉄之さんとお読みする、で問題ないですか?あと、美和さんですね。お2人にお話をお伺いしたいと思っております。はい。
では改めましてよろしくお願いします。
岡埜屋酒店 岡鉄之さん&美和さん(以下、鉄之/美和):
よろしくお願いいたします。
岡埜屋酒店 岡さん夫婦について知る
栗原:もしさっきslidoを読み込めていなければ、読み込んでくださいませ。ということでまずは岡さんお2人、これ素敵な写真ですよね。Webサイトめっちゃ素敵だなと思って見てました。
ということですねまず2人の自己紹介をしていただきたいなぁと思っております。
簡単にここに、僕らの方で、約100年続く老舗酒店・岡埜屋酒店4代目店主 岡鉄之さんと、4代目店主とともにお店を支える美和さん、ということでご紹介を書かせているんですが、ちょっと簡単に岡埜屋酒店がどんなお店かっていうのと、2人について自己紹介のようなものをしていただいてもよろしいでしょうか?
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鉄之:はい。
岡埜屋酒店は、1913年創業ですね。僕が4代目なんですけど、ひいおじいちゃんから始まったお店なんです。ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんから始まったお店で、そこから今日に至るというお店です。
栗原:へ~!
鉄之:今年で111周年で、ゾロ目なので何かいいことあるかなと思ってたんです。
そしたら、今日こうやって皆さんと一緒にお酒飲めたので、最高にいいことあったな~と思って。
昨日、文献を読んだんですけど、全部発表すると長くなっちゃうので。
いろいろあって、ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんが西那須野駅にたどり着いてそれが1913年。
そこで今お店がある場所に酒屋を開きました。僕はひいおじいちゃんのことはわからないんですけど、父が早く亡くなったのでおじいちゃん育てられたようなもので酒屋を継げと言われ続け、4代目なるんだぞ!という感じで今日に至る。そんな感じです。
今年で50歳になりました。岡 鉄之です。よろしくお願いいたします。
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(左:美和さん、右:鉄之さん)
栗原:美和さん、よろしいでしょうか。
美和:はい。こんばんは。
会場:こんばんは。
美和:嫁の岡 美和です。結婚するまでは、理容師をやっていました、床屋の方です。
結婚してからは酒屋の嫁として夫の後ろに隠れて、時々出ちゃうんですけど(笑)なるべく隠れて、一緒にやっています。
栗原:へ~、ありがとうございます。
美和:今年、49歳です。
栗原:あ、じゃあほぼ同い年ですね。
鉄之:そうですね。
栗原:よろしくお願いします。理容師やられていたんですね。
美和:そうですね。
栗原:あれ、でも鉄之さんはずっと那須塩原にいらっしゃったんですか?
鉄之:僕は、高校を出てすぐ岡埜屋酒店に入ろうかなと思ったら、やっぱり他人の飯食ってこないとダメだよ、他の世界を知ってこいっておじいちゃんと母に言われて、そこで東京の酒屋さんに修行へ。
栗原:はい。
鉄之:東京の南青山の大都会の酒屋さんに、急に西那須野から行ったもので、ちょっといろいろ刺激を受けました。2年契約で酒屋の修行をやって、2年後に戻るという約束で2年間だけ東京行ってきました。
栗原:そうなんですね。
鉄之:はい。
栗原:なるほど。その間にお2人が出会われたんですか?
美和:出会っていないんです。
栗原:えぇ!どうして!?那須塩原に戻ってからお2人出会われたんですか?
鉄之:そうですね。戻ってきて、たまたま妻の友人とたまに遊んでいた時期があって、その子から紹介したい子がいるからって言って紹介されたのが奥さんで。
栗原:へ~!
鉄之:ちょっとお酒もらってもいいですか…?
(会場笑い)
栗原:文献と違うところがあるようです(笑)
鉄之:紹介してもらって、その子が鉄ちゃんのこと好きだよって言ってたよって言ってたから。好きなられると好きになっちゃうタイプなんで。勘違いから始まった、今日この頃です。
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(会場笑い)
栗原:勘違いだったんですね。
美和:友達になりたかっただけなのに。
栗原:友達になりたかっただけなのに。鉄之さんが勘違いして。
美和:勘違いをしてくれて(笑)
栗原:好きになってしまったという。素敵な出会いだ。
鉄之:勘違いから。
栗原:なにごとも勘違いから始まりますもんね!
鉄之:さすがです。
栗原:ありがとうございます。ちょっと気になって聞いちゃいました。
ちなみに酒屋もやりつつ、お祭りとかもご協力してやられてるんですね。西那須野エリアでのお祭りとか?
鉄之:あの、今紆余曲折がありまして。現在、西那須野駅西口商店会の会長をやらせてもらってるんです。いろいろ何か企てないと!と思って、みんなでいろいろ考えて、季節ごとにいろいろイベントをやってます。
西那須野では、さまざまなお祭りが開催しているそうです!
栗原:そうなんですね。ありがとうございます。
なんかそのあたり、なぜこの那須塩原で、そうやって何か盛り上がるような活動だとか、たぶん好きでやられてるんだろうなぁと思うんですけど、なんでやられてるんだろうかとか、どういった工夫してるのかなとかっていうのをちょっとおいおい聞かせていただきたいなと思ってます。はい、ありがとうございます。
今ちょっと、岡さんお2人の馴れ初めみたいなのを聞いてしまったんですが(笑)
なんかちなみに、いつもはどういった形で仕事されてるのかなっていうのをお聞きしたくて、基本的にはあそこの酒屋さんで接客をされている。あとはあれですかね、どこかに卸したりとか、仕入れたりとかもされているんですよね。
何か差し支えなければ1日の過ごし方というか、どういった動き方をされてるのかなっていうのを伺ってもいいですかね?
目まぐるしい忙しさもお客さんとの楽しみもある、酒屋の毎日
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(https://okanoyasaketen.com/)
鉄之:はい。朝起きてすぐ注文の伝票を打ち出して、品物を揃えてお客さんのところに配達して、お店にいる時はお客様の接客をします。昼間の配送時間は11時半までなど、一軒一軒の時間指定の中で全て動いてて、毎日目まぐるしい生活を(笑)もう本当に朝起きたら急に夕方になっちゃうんすけど。
栗原:朝起きたら急に夕方になる。
鉄之:朝起きたら急に夕方になっちゃうぐらい、なんか目まぐるしい毎日を。そうそうそう。
栗原:やっぱり忙しさを。お忙しくされている?
鉄之:おかげさまで。お客様の皆さんのおかげさまですね。
栗原:お酒を卸されてるのは那須塩原市内ですか?
鉄之:そうですね。西那須野地区、あとは、大田原地区。黒磯のお客さんもところどころ、伺わせてもらってます。
栗原:市外にも行かれたりするんですか?
鉄之:行きます行きます。
栗原:ありがとうございます。
お休みってあるんですか?曜日で決まってるんですか?
鉄之:一応、日曜定休と日曜と月曜の配送の連休を月に2回ぐらい取らしてもらおうかなぁって思っています。はい。
コロナがあったじゃないですか、あの時に、外出自粛制限があったじゃないですか。あの時は配達もなくて。飲みに行っちゃダメみたいな感覚があったじゃないすか。感覚っていうか、言われたじゃないですか、みんな。
なので、それを経験した時に、夕方位にはお客さんが誰も来ないんですよ、お店に。その時にたまたま家族そろって晩飯を食べたんです。俺もビール飲んじゃおうかなって。それまで晩御飯をあまり子供たちと一緒に食べたことなくて。
栗原:え、それは…?
鉄之:夜まで配達とか集金とかやってたんで。たまたま、その時、みんなで家族でご飯食べて、ビール飲んじゃったら、なんかめっちゃ楽しいなって。
美和:うふふ(笑)
鉄之:それが、月に2回ぐらいそういう時間を作っておいた方がいいのかな~と思って、そういうふうにシフトしました。
栗原:えぇ~、素敵ですね。コロナを経て人間的な生活を取り戻した。
鉄之:すごく楽しかったです。
栗原:へ~。
なんかお休みのときはそうやってご家族で過ごされることが多いんですか?
鉄之:月に1回ぐらいやりたいなと思って。あとの2回とかはちょっと遊びに行ったりとかして(笑)
栗原:話が入ってこないです(笑)
鉄之:喋るのやめますね(笑)
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(会場笑い)
栗原:すみません(笑)
でも、なんか今回、ここ公民館の場所になりましたけど、元々設定してた場所が、岡さんのちょっと趣味部屋みたいなところじゃないですか?
ちょっと今日行ったらミラーボールすごい回ってて、無人だけどミラーボール回ってると思うんですけど、あれはどういったことで使われてるんですか?
(会場笑い)
鉄之:あのー、僕の趣味の世界なんですけど、レコードが大好きなんで、それを聴く機材集めてたらえらいことになっちゃって。
今日いらっしゃってるんですけど、あくつ先生に相談して機材を直してもらってるんですけど、それを活用できる場所がなくて、倉庫に眠ったままだったんですよ。
それをバーテンダーのアロハシャツのあかつか君っていう男が、あそこのテナントビルのオーナーさんなんですよ。
栗原:え!
鉄之:部屋が空いてるから、あそこぜひよかったらそこに音響を置いて、楽しむ場所をみんなにという思いと、少しでもビルに灯りがついた方がいいかなって、ミラーボールはもうずっと点灯させています。始まって1年ちょいぐらいか。
バーテンダー&ビルのオーナー あかつかさん(以下、あかつか):
そうですね。名前は新空間って言うんですけど。裏の名前がテツコの部屋って言って。
美和:テツコの部屋(笑)
栗原:裏の名前ってなんですか(笑)
誰かが使ってるんですか?仲間内だけ?(笑)
鉄之:そうです。ビルの名前がマルサンビルなので3のつくの週末は、そこでレコード好きがレコードを持ち寄って、レコードを掛けてみんなで酒飲んで、「いいねぇこの曲」とか、「かっこいいね」みたいなという時間を作れる場所がこのまちにも1ヶ所ぐらいあってもいいんじゃないのかなと思って。そんな感じの場所ですね。
栗原:素敵ですね。そうなんですね。音楽を聴く部屋。
今ご紹介いただいたあくつ先生という方は、音響系のなにかお仕事されてるんですか?
参加者のあくつさん(以下、あくつ):申し訳ないんですが、私は教職なんですが、その前がレコード屋さんなんですよ。レコードを売ってたんですよ。
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栗原:そうなんですね。
あくつ:お店を潰して先生になったんですが、今自分のガレージも、岡さんと同じように音楽を聴くような部屋にしている。
そうすると、聴きに来たいからって言って来るんですよ。それを呼んで、岡さんところで買ったお酒で。
鉄之&美和:ありがとうございます(笑)
あくつ:っていう生活をしてます。
栗原:ありがとうございます。レコード屋さんから教職ですか!
めちゃくちゃ気になってしまっています。
(会場笑い)
鉄之:あの、人生で初めて叔母に連れてもらったレコード屋さんが、ニューポートさんっていう、あくつ先生の。
栗原:今はないんですか?
鉄之:今はないんです。
あくつ:残念ながらないんですが、もう1つ。
鉄ちゃん(鉄之さん)のお父さんがバイカーだった。私も今も乗ってるんですが、そんな付き合いで、岡さんを知ってた、昔から。私は日本酒飲まなかったんで、お酒買いに行かなかったの。
それが西那須野でお酒屋さんがあるのは、岡埜屋さんしかないということで、もう入り浸りです。
(会場笑い)
栗原:入り浸りなんですね(笑)
あくつ:そうそうそう。
栗原:ありがとうございます。非常によくわかりました(笑)
へ~、なんか楽しそうですね。
鉄之:楽しいですよ!はい。
美和:遊びに来てください!
栗原:はい!遊びに行きたいですね、今度。
美和:ぜひ。
鉄之:ぜひ。時間があれば。
那須塩原で暮らしていると「面白い人にたくさん出会える」という美和さん
栗原:なんかちょっとあの、項目としてはですね、那須塩原で暮らしているわけと書いていたんですけど、鉄之さんはずっとご実家があそこにあられると思うんですけど、いちど東京にも出ていて他の土地もちょっと触れているわけじゃないですか。その時に他に出てもいいかなと思ったりもした気がしますし。あと美和さんも東京からこちらに移住ですよね、地元こちらじゃないですよね?
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美和:すぐそこなんです。
栗原:あ、すぐそこなんですね、すいません失礼しました。
どちらも地元はこちらで、いちど東京とかに出て、また戻ってきたということですね。
なんか、戻ってきたわけ、ご実家があるっていうことだと思うんですけどそれを1回置いといて、
「やっぱ那須塩原ってこうゆうとこが良かったんだよね」とか、「外に出てみても那須塩原のこうゆうところ好きだから戻ってきたんだよね」とか、なんかご事情じゃない部分って、那須塩原で暮らしてるわけみたいなのをちょっと教えていただきたいんですけど、いかがですか?
美和:私~…。ちょうどいいかなって思っています。昔からの同級生とかもいるんですけど、新しく出会う方たちがみんな面白くて。
栗原:へ~。
美和:個性的で、とても頑張ってる方が多くて。その繋がりが増えていくのもすごく楽しいし、地元だけど新しい刺激とか。素敵な方たちがいっぱいいるんだなっていう、今すごく楽しいですよね。
栗原:へぇ、なるほど。地元で同級生だけど、久しぶりに会ったら個性的で面白かった。
美和:違うんです。同級生以外です。
栗原:あ~、こちらにいる人で。
美和:那須塩原市にこんなに面白い人がいたんだとか。
こんなにかわいい人がいたんだ!とか、那須塩原市に!?っていう感じの。
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栗原:それは最近になって、そう思えてきたってことなんですね。
美和:そうですね。ここ10年ぐらいすごく感じてます。
栗原:その方々で何かどういった方々なんですか?移住された方々なんですか?
美和:いや、それがもともと那須塩原市に生まれましたっていう方たちなので、本当にびっくりしてます。
栗原:全然気づかなかった?
美和:気づかなかったし、年齢も全然バラバラなんですけど、若い子だったり、年上の先輩だったり。皆さん本当に面白いし、個性的でものすごく素敵です。
栗原:なんか面白くて個性的な人に出会うのは、面白くて良いですね。ここで暮らしてて、ワクワクしますね。
美和:はい。
栗原:最近出会った面白い人は?
美和:面白い人ではないんですけど、今週オープンされるお店のママさんがボールペンをくれたんですけど。
鉄之:開店のお祝いのお返しに。お店を近くで開いてます。
栗原:なんて言うお店なんですか?
鉄之:「よいやさおふみ」
栗原:よい…?
鉄之&美和:「よいやさおふみ」(笑)
栗原:それは、ひらがなですか?
鉄之&美和:よいよいよいやさ!
鉄之:酔うに、弥生の弥に、栄える。すごくいい言葉らしいんですよね。なんでこういう名前なの?って聞いたら、「よいやさっていい言葉なんですよ、だから付けたんです。」って仰ってて。ふみちゃんって言うんですけど、023でおふみ。
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(https://www.instagram.com/yoiyasa_023/)
栗原:あ~なるほど!よいやさおふみ。
鉄之:語呂がいいですよね。
美和:(笑)
若いママさんなんですけど、お祝いのお礼にと持たせてくれたバッグの中に、ボールペンが入っていたんです。
私のあだ名が「ミーコ」って言うんですけど。ボールペンの箱にミーコさんって書いてあって、パカって開けたら、ミーコって名入れがしてあって、嬉しくて感動しちゃったんです。
そういうことができるって、すごく素敵だなぁと思っていたばかりでした(笑)
栗原:ありがとうございます!よい「あ」さおふみ。
美和:よい「や」さおふみさん。おいしいんで、ぜひ行ってみてください。
栗原:行ってみます。
鉄之:行ってから。10月5日オープンです。あ、1日か。
栗原:今度、西那須野で泊まる予定なので。その時に行きたいと思います。
↑酔弥栄023(よいやさおふみ)さん、Instagramもあるみたいです!↑
美和:おふみさんに行ってからテツコの部屋に、ぜひ。
栗原:テツコの部屋に。
(会場笑い)
栗原:鉄之さんはあるんですか?那須塩原に暮らしてるわけ。
鉄之:僕は本当に家庭の事情で。2年しか東京にいられなかったんです。
栗原:それは縛りだったんですか?
鉄之:それは縛りだったんです。その地区に2年いれば友達も増えてきて、楽しくなる時期なんですね。
東京にいたときはめっちゃ楽しかったです、2年で。友達もたくさんできて。帰りたくねーな~と思ってたんですけど、2年縛りで泣く泣く、那須塩原市に帰ってきました。
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栗原:そうなんですね。
鉄之:それで帰ってこなければ、多分出会えなかっただろうし。
栗原:じゃあ、帰ってきてよかったですね!
鉄之:そうですね!(即答)
(会場笑い)
「ドライブとツーリング」が趣味の鉄之さん
あくつ:あの、ちょっといいかい?
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栗原:はい、どうぞ!
あくつ:そこ(投影資料)の2番目に「趣味」って書いてるでしょう?
ハイラックスとバイクなんですよ。自動車。こうゆうアウトドアが大好きな人だから、なんか話あるでしょう。ちょっと(鉄之さんに)喋らせてくれない?
鉄之:俺がドキドキしてます。
栗原:あ~、ということなんですが、アウトドアな趣味を持たれてる鉄之さんだから絶対なんかかあるんだろうということが、今、あくつ先生からちょっご指名がありましたので、美和さんですか?鉄之さんですよね?ご趣味。
あくつ:営業用じゃなくて、ハイラックス。
栗原:ハイラックス乗ってるんですか!
あくつ:だよね?普通乗んないよ!
栗原:普通乗んない、そうです。
なんで乗ってるんだ!ということです(笑)
鉄之:ハイラックスに関しては、たまたま予算内で買えたことと、運転したらアトラクションみたい楽しそうだなと思ったからです。嫁曰くですが。
そろそろ奥さんにもあんなでかい車乗っていないで、ちょっとコンパクトな車、より高く売れるうちに売ろうかっていう話をしてるんすけど、もうちょっと大事に乗ってみます。あくつ先生に言われたんで。
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(https://toyota.jp/hilux/option/original1/)
オートバイは僕、あの高校生から乗ってるんですけど、大好きで。
ずっと子供がちっちゃいから乗ってなかったんですけど最近子供が大きくなってきたんで、コロナ禍で時間があったので、大型バイクの免許を取りに行こうと思って免許取ったんですけど大型バイクは買えないんです、まだ。
ただ、父が亡くなる前に乗ってたバイクが1台ありまして、それを直して今乗ってるところで、今度新潟にツーリングに行こうと友達に誘われて、泊まりで行く予定です。SRです。
あくつ:SR乗ってるの?クラブマンか?
鉄之:クラブマンは持ってないですよ。
親父はもっと持ってたはずだって、言われるんですけど、どっかの誰かが乗ってるんでしょうね、はい。
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(https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/yamaha-motor-life/2018/09/20180914-001.html)
111年続く岡埜屋酒店から見た那須塩原
栗原:先々のテーマでご協力いただきありがとうございます!
ちょっとですね、こっからお2人のお話はお伺いできたんですけど岡埜屋酒店の話から100年ぐらいですね、ずっと営業されている中で見られている那須塩原の人たちとか、まちについて徐々にお話聞いていければと思います。皆さんお酒とかって大丈夫ですか?お話聞いていただきながら、適宜ご購入ください。
ちょっと岡埜屋さんにさっきもお邪魔させていただいて、ご購入させていただきました。ウェブサイトも素敵で!
美和:ありがとうございます。
お酒だけでなく、お酒の作り手のストーリーも一緒に届けていく
栗原:実際に鉄之さんからお酒をご紹介いただくときに、ここはこういうお水使って、例えば天鷹さんは辛口じゃないと日本酒じゃないっていうこととか。なにかそれぞれ酒屋さんのストーリーを持ってご提案いただいていたなと思うので、なにかそのあたりにこだわりがあるっていうWebサイトで発見したんですけど、そのあたりは意識して皆さんにはご提案しているお酒屋さんなんですか?
鉄之:買いにきてくれるお客様は「今日、塩原温泉に泊まりなんです」とか、「那須に向かう途中で、宿で飲むお酒が必要なんです」っていうお客さんも結構多くて、他にも東北から来てくれた、とかいう話になったときに、何か具体的にイメージが湧くような、そういうロケーション、人まではいけないんですけど、もうちょっと作り手さんの人柄とかも何か喋りたいなぁと思ってるんですけど、ざっとそんなロケーションで作られているお酒ですよ~っていうのは必ず初めてのお客さんには伝えようと思ってます。
あくつ先生とか、常連のお客さんにはあんまりそこまで。自分で決められるんで。自分で決められない方にはちゃんとそういう説明をして、納得して買っていただければなとという願いを込めて喋らしてもらってます。
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(https://okanoyasaketen.com/)
栗原:ありがとうございます。
それはなんか、地元に近い酒蔵の皆さん、お土産用とか、そもそもメーカーさんたちをお酒屋さんという立場でちょっと編集して出してるような気もしてるんです。
こういう切り口で見せると、より良く見えて、美味しさもあるので、知識が増すと美味しさも増すじゃないですか。
そういうなにかこう、支援というか、そういった思いもあられると思うんですけど、そういうところもあるんですか?
鉄之:やっぱり、なんですか。僕が飲んで美味しいなと思ったやつを売ってるお店なんで。
栗原:あ~、そうなんですね。
鉄之:はい。
取り寄せてって言われれば取り寄せますが、日本酒とか焼酎とか、こういうリキュール関係の品物は自分で美味しいと思う物を入れさせてもらってるんで、そこはやっぱり蔵元さんに一度会って、お話をさせてもらってから仕入れさせてもらうっていう流れがあるんで。
それを伝えないとやっぱりね、なんで僕がこれを好きで仕入れて売ってるんですか?みたいなのをちゃんと伝えないと、いかがなものかなっていうところで喋らせてもらってます。
栗原:へ~。なんか仕入れる基準は、今飲まれて美味しいということだったんですけど、そもそもそれを飲むに至るまでの情報って…?
鉄之:例えばお兄さんに聞いたとか、あくつ先生がこれ美味しかったよあとでこれ飲んでみな~みたいなのを言われて、お客様から得られる情報とかもありますし、修行に行ったところの酒屋さんの先輩とかの情報ありますし、あとはそうですね…。
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栗原:これ仕入れてみたら、みたいな?
鉄之:そうですね、飲んでみなって言われて美味しかったですって言って、これどうやって仕入れればいいんですかって、電話してみろ~とか、そういうなんか繋がりっていうんすかね、今までのお付き合いの流れでそういうふうに品物と出会えるといった感じですかね。
栗原:じゃあなんか、それにあたってはどこで酒蔵をやっているとか、なにか場所とかはそこまで気にされないですか?
鉄之:基本、でも、地元のお酒はすごく推していきたいですよね。
ここでしか飲めないお酒というか、那須塩原市でワイナリーさんが、ワイズヴィンヤーズさんとか。
あとは石井くんってイタムローニュの、石井ぶどうの石井くんが、ピノ・ノワールとかソーヴィニヨン・ブランとかシャルドネとか、ワイン用の葡萄を作って、その葡萄でワイズヴィンヤーズの山崎さんが醸造して、那須塩原ブランド的には、ワインもどんどん推していきたいですね。
↑ワイズヴィンヤーズさん、石井ぶどう園さんについての情報です!↑
栗原:日本酒の酒蔵はないんですかね、那須塩原に。
鉄之:清酒蔵の醸造免許の関係で。何かミラクルが起きれば清酒の醸造所とかできるかもしれないですけど。
今はワインが地酒みたいな。そうでもいいなぁって思って。
今日もたくさんワインを用意してますんで、みんなでたくさん飲みましょう!
栗原:那須塩原市のワインがあるそうです。ぜひ、アルコールと食べ物をご用意していただいたので岡さんたちに!ありがとうございます。
鉄之&美和:ありがとうございます。
日本の伝統文化とご先祖から受け継ぐ「ヤマジョウマーク」
栗原:いいですね。地元を発信していくお酒屋さん。それをご自身の味わいとか、感覚を持ってちゃんとご自身の口で語られているっていうのは、今日僕、初めて行って接客いただいただけでもよくわかったというか、感じられました。
ここから「100年続く」っていうところに少しだけフォーカスを当ててお話を聞いていきたいなぁって思ってました。Webサイトでも見てたんですけど、ヤマジョウマーク、上に掲げられてますよね。これって岡埜屋っていう名前とヤマジョウマークってなにか関係あるんですか?
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(https://okanoyasaketen.com/pages/about)
鉄之:僕が15歳の時に父が亡くなって、僕が25歳のときに祖父が亡くなったんです。そのとき聞いとけばよかったなと思ったんですけど、うろ覚えで聞いてたのは、本家がそのマークだったからそのままひいおじいちゃんが引き継いで、屋根に、看板にしたんだっていう話は聞いてました。
栗原:もともと岡埜屋じゃなかったかもしれないってことですか?
鉄之:もともとヤマジョウって結構全国的にたくさんあるんですよね。僕も気になって調べたんですけど、屋号っていうんですかね、それはなんかたくさん使ってる方いらっしゃるみたいです。
栗原:へ~。どういった意味があるんですか?
鉄之:屋号といった場合、ヤマサとか。ヤマサ醤油のヤマサとかも屋号じゃないですか。そんな流れだと思います。日本の伝統文化。
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初代がいなければ、この地に岡埜屋酒店はなかったかもしれない
栗原:ありがとうございます。ちょっとこの流れで、鉄吉(てつきち)さんのお話を聞かしていただいたと思うんですけど、初代鉄吉さんでいいですか?
鉄之:そうです。
栗原:大正2年創業って書かれていて、もともとは、お話いただいていたのは滋賀県だったと思うんですけど、岡 鉄吉さんはなんで滋賀県からこちらへ来てここで酒屋を開こう思ったのか、なんか伝え聞いていることとかありますか?
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鉄之:岡 鉄吉さんは、10代のときに、群馬県の醬油屋さんに丁稚見習いに出されて、そこで9年ぐらい勤めました。第一次大戦の召集で滋賀県に戻ったときに、その検査が終わった後、雀宮の酒蔵に勤めていた従兄弟のお兄ちゃんから独立したいという話がありまして、「鉄吉くん、酒蔵の支配人として来てくれないか」ということで、雀宮に行ったらしいです。
鉄吉さんは、5年ぐらい雀宮に勤めたのかな。昨日の話だと。
(会場笑い)
栗原:100年前の話(笑)
鉄之:僕のおじいちゃんの弟さんが、岡 鉄吉物語という文献を書いてくれてたのを昨日引っ張り出して、それをひととおり読んで、こういうことだったのかと思って、それを読んでいったのをうろ覚えで喋ってますね。
(会場笑い)
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栗原:へ~!そういう文献があるんですね。岡 鉄吉物語。
鉄之:そうです。僕の大叔父ちゃんが残してくれてた話があって、昨日ちょっとそれを見てたんです。雀宮を円満退社をして、前々から相談してたんじゃないですか?いろいろと。自分でも独立したいっていうのが夢だったらしく、西那須野駅を降りてここだなって、いろいろ何回か通って決めたという話が載ってました。
栗原:ありがとうございます。すいません。失礼ですが、雀宮というのは、この辺りの地名ですか?宇都宮?
鉄之:宇都宮の、東北本線の1駅東京寄りでしたよね。
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(https://www.koken-archi.co.jp/works/station/w007013/)
栗原:県内で探してたんですかね、その後は。
鉄之:ずっともう魅力を感じてたんじゃないですか?このまちに。
栗原:普通、地元へ帰るっていう選択肢もありますよね。そのあたりでやるとかありますよね。
鉄之:五男坊って聞いてたんですけど、5人目の息子だったので、多分もうどっかで独立しろっていう流れだったんでしょうねきっと。
「品物を売るんじゃなく心を運ぶ。まちにある酒屋さんでありたい」4代目鉄之さんの思い
栗原:そういう覚悟を持って、かなり離れてこっちに来たというのもあるってことなんですね。なるほど、ありがとうございます。
それからって、鉄之さんは4代目でしたっけ、4代目ですよね。2代3代って続いたわけですけれども、それぞれ何年間ぐらい代は、20年間ぐらいに2、3代と続けてやられてきたんですか?30年ぐらい?
今、鉄之さんに変わって何年目ぐらいですか?
鉄之:じいちゃんが25で亡くなっちゃったんで、それから25歳から50歳まで25年ですね、僕は。
栗原:それぞれ20年ずつぐらいずつ、皆さんやられてて…。
鉄之:3代目の父が42歳で死んじゃってるんで、その間だから、父はどういうことなんだろう。僕が3.5代目なのか…?
(会場笑い)
栗原:4代目じゃないかもしれない(笑)
鉄之:そうそう。だから僕のおじいちゃんと母がすごく長く頑張ってくれてたんで。母は夫が亡くなってからずっとやってくれたんで、まあ、そうですね。
栗原:ありがとうございます。
昔からスタイルは変わらずなんですか?岡埜屋酒店の。
鉄之:基本スタイルは、まちの酒屋さんでいきたいなと思ってるんです。その時代に合わせて、地域とお客さんとその時代が求めてるものを。なかなか難しいですが。
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栗原:その鉄之さんの、自分の口で飲んで自分の口で喋れるようにするっていうのは、先代からの教えだったりするんですか?
鉄之:そうですね。品物を売るんじゃなくて、心を込めてっていうふうに。
会場:かっこいい…。(拍手)
栗原:拍手をいただきました!
鉄之:品物は運ぶんじゃなくて心を運びなさいって。
栗原:それぞれお酒を造られてる方の心を…。
鉄之:そうですね。
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(https://okanoyasaketen.com/)
栗原:へ~なるほど。ありがとうございます。なんか100年、大正2年から始まった100年…?
鉄之:111年。
栗原:111年以上同じ場所でずっとこう続けられてきたわけですけど、ただ100年以上も続けられるってなかなかないと思うんですけど、
なんかこう続けられたわけというか、鉄之さんたちの努力というのもひとつの側面ありますし、那須塩原という土地とか人々っていう観点もあると思うんですけど。
なんか100年以上も続けてこられたわけっていうのを教えていただきたいですが、いかがですかね?
鉄之:そうですね。地域の皆さんに本当に支えられてやってこれたっていうのが全てだと思うんですけど。
あとはひいおじいちゃんからのお客様をおじいちゃんが引き継いで、おじいちゃんからのお客さんを父親が引き継いで、父親からのお客様の僕が引き継いでみたいな、フェードインフェードアウトじゃないですけど、みんなでバトンを渡してくれたので続けられたのではないのかなって思います。
あとは親戚一族郎党がみんなバックアップしてくれて、困った時はみんな助けてくれた部分も、今思うと、親父が先に亡くなって、そうですねそのときは親父の兄弟がすごく実家を守って、盛り上げようみたいなところを、すごくやってくれていたのを、
僕は幼い頃なんですけど、それを見ながら育ってきたので、やっぱりそれを恩返しをしたいなっていうような、持ちつ持たれつじゃないんですけど、大切にし続けてくれたという、ちょっと酔っ払った話になります。
(会場笑い)
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栗原:よくわかります!
鉄之:伝わってます?
栗原:はい、伝わってます!
鉄之:なんかちょっと酔っ払ってきちゃった(笑)
(会場笑い)
栗原:ありがとうございます!鉄之さんの大々的なもう文脈もあっての話だと思うんですけど、
横で見られてる美和さんから見て、なにかこれの答えはどうですか?鉄之さん、いつも見られている美和さんも同じですか?
美和:皆さまに支えられて私たちは今までやってきたんですけど、親戚の方であったり、お客様であったり、本当にたくさんの皆さんのおかげなんですけど。
夫が今まで行ったことのないお店にお邪魔して、ちょっとベロンベロンになっちゃって、お店の人があいつ面白いみたいね!みたいな感じのことを、結構長い間やってきました。
そういうのも営業だと言って見事に記憶をなくし、タレ目が縦目になっちゃう感じで帰ってくるという怖い話ですが、でもそれの積み重ねになるのかなぁって本当に思います。
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栗原:記憶なくすほどの営業活動。
美和:はい、そうですね。
栗原:鉄之さんの人格側はかなり効いているということですよね。
鉄之:皆さんのおかげです。笑って許していただいて。
(会場笑い)
那須塩原を見続けた25年間。岡さんご夫婦から見る那須塩原とは?
栗原:いやすごい柔らかくて、鉄之さん。ちょっと写真とかで拝見したときはちょっと怖くてですね、ビクビクしていたんですが(笑)
今日最初から笑顔で接していただいて、柔らかくて、お人柄が良く。そういった方々に人がついてくるんだなって思いながらお酒を買わせていただきました。
100年ずっと見てきて、鉄之さんは25年間見られてきていると思うんですけど、その間にもなにか変化があったりとかっていうのはある気がするんですけど、なにか伝え聞いたこととかでもいいんですけれども、あと鉄之さんが感じられたこと。
やっぱ那須塩原の人たち100年間見てきて、鉄之さんの中で25年間見てきて、総じてどんな人たちなのかな聞きたいなっていうのと、なんかこの100年の間にそれに変化はあったんだろうかみたいな、そのあたりをちょっと聞きたいなと思っていて。
ちょっと大きなテーマとしては、これ那須塩原の魅力や良さっていう、ちょっとらしさとか、関わる気がするんですけど、100年間ずっと同じところで接客して見られてきた岡埜屋酒店と鉄之さん・美和さんの視点から見て、那須塩原の人たちってどんな人たちなのかなっていうのをちょっと教えていただきたかったです。いかがでしょうか?
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伝統文化・しきたりがないぶん「みんなで楽しもうよ!」マインドが根付く
鉄之:那須塩原って全部括っちゃうとどこまでどうなるかはわかんないすけど、先住民の方がいて、僕なんかは移民4世なんですよ。
栗原:移民4世。
鉄之:滋賀県のひいおじいちゃんが来て、移民の人なんで。でも、けっこういろいろ聞くと、各農村部も長野県から入植しに来ましたとかいう人たちがいたりとか、ここはニューフロンティアです。
栗原:ニューフロンティア。
鉄之:その開拓で、だからその西部劇でいう西部みたいな。
みんな入植してきた人が多いので、みんなここで頑張るぞっていう人たちが集まったところなんじゃないのかなって、新しく駅ができたからこのまちが拓けましたみたいな、疏水ができたから新しく住めるところができます、みたいな流れで来てる人たちなので、多分みんないろんなところから集まった人が、形成したまちなのかなぁって。
なんとなく自分で勉強は全然してないですけどニュアンスとか思いを持ってるところがあって、そういう受け入れてくれる人が多いんじゃないのかなぁって、いろんなところで。
城下町といえば江戸時代から続く伝統的な、例えば京都は僕が行ったときになんかお前もう来んじゃねえとか、言われるかもしれないですけど、
西那須野とか東那須野とか那須塩原市はそういう、みんな集まってきた人が多いからその伝統文化がないぶん、なんかみんな、おいでおいで~みたいな、楽しもうよ~みたいな、そういう人たちも多いんじゃないのかなって、なんとなくそうあって欲しいなって思ってます。
しきたりがないぶん、みんな楽しくやろうぜみたいな人が多いんじゃないのかなっていう。
↑栃木県には開拓の歴史があるみたいです!↑
栗原:伝統文化がなく、しきたりがなく。
鉄之:そうじゃないですか。明治時代ぐらいから、多分始まったんだと思います、多分このまちに住み始めた人たちは。その原住民の人たちは多分いらっしゃると思うんですけど。
栗原:原住民、はい。
美和:(笑)
鉄之:なんて言ってるかわからないんですけど。
栗原:ネイティブ…?
鉄之:ネイティブ、ネイティブ。横文字にすればいいってもんなんですかね、ネイティブね。そんな感じです。
栗原:そうですね。美和さんどうですか、今の話は?
美和:本当にそのとおりだなって思います。九州から来ましたとかって聞くと、えぇ!って、嬉しくなっちゃうんです。
栗原:え、そうなんですか!
美和:嬉しくなっちゃいますよ。九州なの~!って。
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栗原:へ~。興味深々になっちゃうんですか。
美和:興味深々になって、そこからまた会話が広がったり、私の知らない世界をちょっと教えてよみたいな感じになります。
栗原:来てなんかお店開いたりとか、ちょっと目立った活動をし始めて、九州の人だとかなったら、なんだこいつとかなんないんですか?
美和:かっこいいと思いますし、もっと知りたくなります。私たちにない文化というか、考え方が違う人の話を聞くと、とても勉強になりますね。
栗原:それを勉強したい、なにかその先に何かあるんですか?なにか自分の生活がもっと良くなるかもとか。
美和:なんか、便乗になったり、一緒に何かをやってみたいとか、閃きのようなものだったり。
栗原:その方が楽しそうって感じですか?
美和:楽しいですね。
栗原:私たちが守ってきたこれ侵犯するなよ!みたいな、入ってくるなよ!みたいなのは全くないですか?
美和:なにかバーっと言われたら、あらま…ってちょっと一瞬思っちゃうかもしれないんですけど、いろんな意見を言ってもらえると、そういう考え方もあるんだねっていう。
栗原:へ~。そういうもんなんですね。お2人もそういう考え方だと思うんですけど、周りで接している方々もそんな雰囲気の方が多いんですか、那須塩原市は?
美和:那須塩原市にはおしゃれなお店とかがすごく増えてきてるんですけど、おしゃれなお店の方って、意外と那須塩原市出身じゃなかったりするんですが、それもやっぱり面白いなぁっていう、私がいます。
栗原:へ~。鉄之さんも同じ意見ですか?面白いなぁって思うのは。
いろんな人入ってきて、那須塩原って移住の方がやっぱり多いじゃないですか。かなり多いですよね。
東京からも近いし、土日も多分外から来る人も多いですよね。そういう人たちからまちの雰囲気作ったりとか、お店の商品サービスに対しても。
それはもうなんか面白いな~、学びたいな~、なんか一緒にやれるかな~とかっていう、なんかそういう完全にポジティブに考えてるもんなんですか?
鉄之:そうですね。結構誘われちゃう方なので。
栗原:へ~!
鉄之:だから誘いに乗っちゃいますよね。なんか楽しそうじゃないですか。
新たな人たちと出会えるっていうのはすごく刺激になるし、明日からの活動にもめっちゃ繋がると思いますし。
頑張れる起爆剤になればと思って、本当に楽しんで、誘われたら必ず行くんで、嫁が毎晩怒ってます。冗談です。
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西那須野らしさも全部ひっくるめて「那須塩原らしさ」
栗原:(笑)それが記憶をなくす営業活動っていうことですね。ありがとうございます。
なんかそれが楽しくてここにいるみたいなこともあったりするんですか?
なんか飽きなさそうですよね、どんどん人が入ってきたらいいっていう、全然違う考え方の人がいるっていう。
なんかそんな中で那須塩原たるシーンっていう何ですかね、いろんな人たちが混ざっていくので、そこが原型がなくなっていくような感じもあるんですけど、その中でこれだから那須塩原だよねとか、那須塩原らしさみたいな共通する部分があってするんですか?なんかかなり併用するようになって入ってくる人も。そもそも入ってきて、ワイワイすることが那須塩原らしさだったりするんですか?
美和:那須塩原らしさ、っていうと…。
鉄之:那須塩原って言われると、合併して何年とかの話は、根本的な話がもうずれちゃうかもしれないですけど、僕、西那須の人間っていうか。
那須塩原も大好きです。でも西那須野も大好きなので。小学校のときからずっと那須疏水は明治の元勲が作って、その後まちが徐々につくられたんだよっていうのを教えられて生きてきたんで。
西那須野音頭って音頭があるんですけど、その音頭にもあるとおり、那須の荒野に疏水を引いてっていう。その疏水がないと多分住めなかったまちなので、あれ、これ何の話してんだ?
(会場笑い)
↑疏水に関しての情報はこちら!↑
栗原:那須塩原らしさの話をしてたんです。西那須野という視点からお話いただいてました。
鉄之:らしさですよね。でも、そう西那須野が大好きなんです。
西那須野が那須塩原になったならば、那須塩原も大好きなんです。そんな感じです。すいませんでした。
栗原:なんか、ちょっと今の話から聞いてもいいですかね。
あ、大丈夫ですか?めっちゃ聞いちゃってるから、僕が。ちょっと、このあとブレイク入れます。休憩にしますか?
鉄之:大丈夫です。
3エリアとも大好きだからこそ「まずは自分が住んでいる地域を盛り上げたい」
栗原:あの、ちょっと気になったのが、西那須野から僕はわかるっていうところで「西那須野を那須塩原と呼ぶ」という話を今いただいたんですけど、実際は黒磯のエリアとかも一緒になって那須塩原っていうエリアで呼んでいるじゃないですか。
西那須野らしさから範囲を広げて那須塩原になったわけですけれども、なんかその黒磯エリアとも共通する部分ってあるなぁって思うところがあるのか。もしくは全然違うなって思う場所はあるのか。他の3エリアもそうですけど。
そこって、ずいぶん違いますよね?それとも共通する部分はやはりありますか?
鉄之:あるのかなぁ。黒磯とか、那須塩原とか東那須野とか塩原とかめっちゃおしゃれだなと思うんですよ。かっこいいなと思うんですけど、西那須野も多分向こうから見ればおしゃれだなと思ってるのかどうかわかんないすけど、
でも我々は我々で、うまくやるしかないじゃないですか!真似してもなれないじゃないじゃないですか。
(会場笑い)
栗原:なんかやっぱそれぞれのエリアで我々という意識は…?
鉄之:我々というか。僕があそこに納品とか言って混ざってる感じですけど、なんか混ぜて~って言ってますけど、混ざれたら良いんですけど。ここ(西那須野)がある、僕は。
栗原:そうですね。
なんか3つエリアでの違いを感じたりとか、逆に同じところを感じるとか。西那須野は西那須野で、我々は我々で。3エリアの関係性がちょっと気になってました。
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(https://nasushiobara-kanko.jp/jizake/)
美和:西那須野・塩原・黒磯っていう3つの市町が合併して那須塩原市になりましたが、その地域に、自分が住んでる場所をまずは盛り上げようっていう気持ちがすごく強いと思うんです。
鉄之:そのとおり!
美和:でも私は黒磯とか塩原も大好きなので。遊びに行ってやっぱり黒磯最高ですよね!っていう話をしてくるんですけど、もちろん塩原もすごく素敵なまちなんです。
3つのエリアが一緒になって、大きなイベントができたらいいな、面白いだろうなと思っています。フェスとか良いですね。
ただ、今は僕たちができるのは、これだねっていうなにか手探りで、今年もお祭りでやってたので、それが軸になって。そうですね。
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栗原:なるほど。じゃあ、あれなんですね。3つのエリアがあるからって特に隔てているという感じではなく、それぞれ大好きなんだけれども自分達がやれる足元のところから自分たちができること盛り上げていくっていう、そういう感じですよね。
鉄之:それです。
(会場笑い)
栗原:それぞれにいるわけですもんね、西那須野や塩原や黒磯に、それぞれに自分たちはここを盛り上げるっていうプレイヤーがそれぞれいて、それぞれが盛り上がって、全体が面白くなっていけばいいよねっていう。そういう考え方ですよね。そういうのは別に、隔たりがあるわけでもないですよね。
鉄之&美和:ないです。
「暮らしてて幸せ・よかった」と思う那須塩原での生活とは?
栗原:大変良く理解できました。ありがとうございます。
なんか、今ちょっと何ですか。客観的な話をしてた気がしてるんですけど、お2人が那須塩原見ててどう思う?みたいなこととかを聞いちゃってる気がするんですけど。
お2人が暮らしてて、那須塩原って幸せだなぁとか、ここで暮らしてて良かったと思うこととかっていうこととか、教えていただきたいなと思って。さっきの、幸福みたいなところですかね。
お2人が幸せに那須塩原に住んでて良かったって思うこと。東京に行かれた経験もあると思うので、それとちょっと比べながら思い出していただきながら、これはならではだよねってことがあれば教えていただきたいなと思ってます。いかがですか?
皆さんももしよろしければさっき読み込んでいただいたslidoに、皆さんもこういうことを思うっていうのは教えていただけたら嬉しいです。読み込んでいただき、皆さんが那須塩原に住んでて、ここが幸せとか、那須塩原に住んでてここが良かったっていう、なんかそういうことを聞きたいです。いかがですか?
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都会への距離感も、自然の豊かさも、賑やかさも。全てが「ちょうどいい」
美和:最初にお話したんですけど、ちょうどいいんです。
この近くには酔っ払っても歩いて帰れるっていうお店がたくさんあって本当に幸せなんですけど、その他にも車で少し行けば美術館があるとか、新幹線もすぐに乗れて、どこにでも行けるっていう。ちょっと前に仙台も行ってきました。新幹線でプーって行って。
栗原:そうなんですね。
美和:近いんですね、1時間くらいで行けちゃうので。もう便利だなっていうのは本当に思っています。自然も豊かで、目にも優しい。食べ物も美味しくて。住んでいてとても良い場所ですね。
ただ、冬が長いです。冬の寒い時期が長くて、そこだけがちょっと辛いかなぁって。
栗原:かなり雪が降るんですか?
美和:雪は降らないんですけど、かなり寒いんです。風が!風がビュービュー吹いて。
↑実際に塩原へキャンプへ行った方も風が強いと思っているみたいです…!↑
栗原:夏場とか季節の変わり目もかなり吹いてましたし、かなり風が吹くんですね。そうですね。
なんか今便利みたいな話、すぐ行ける美術館、さっと1時間で仙台、東京みたいな。それでなんか東京もすごく便利って、美術館にピッと行ってみたいな、あとは歩いて帰るみたいな。
共通する気がするんですけど、なんかそことの違いってあるんですか?東京暮らしてるその便利さ、あと那須塩原での便利な暮らし。
美和:ちょっとだんだん年取ってきたら、人混みが少し苦手かなと。距離おきます。人と人との距離とか。話し声が聞こえすぎちゃうとか、聞きたくない話まで聞こえてきちゃうとか。
那須塩原市は広いので、あんまり人がいなかったり。お祭りの時にこんなに人いたんだねって言って。
栗原:すごいですね。
美和:本当に。ここは原宿かっていうぐらいの人が出てくるんですけど、いつもは本当に、静かなまちですよ。賑やかにもしたいですけど。
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(https://nasushiobara-ohtawara.goguynet.jp/2023/01/04/nishinasuno-hatsuichi2023/)
栗原:でも人がいるけどいい距離感で、あんまり人混みもないですし。どこ行っても適度に人がいらっしゃるっていう感じですね。
美和:そうですね。
栗原:夜になると皆さん出歩いてないですし。
美和:真っ暗です。
栗原:なんかいいですね。自然の音が聞こえそうですね。
美和:そうですね。
栗原:いいですね。ありがとうございます。
美和:ありがとうございます。
栗原:鉄之さんはどうですか?暮らしてて幸せですか?
鉄之:あの、他のまちに行ってなんかめっちゃ坂ばっかりだなって思うときあるんですよ。それを逆に考えると、那須塩原って平らですよね。
これ、伊豆とか熱海に行ったらめっちゃ坂なんですよ。湯河原とか行ったら、すげぇ険しいなここのまちとか思うんですけど、那須塩原、なんで俺疲れてないのかなと思ったら多分坂登ってないんですよ。坂ないんですよ。もうめっちゃ平らですよ。ありがたいんですよ。
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栗原:結論、平らが良いということですね。
(会場笑い)
鉄之:ありがたい。大変ありがたい。
栗原:なるほど。ありがとうございます。予想外の答えでした!平らな。
皆さんからもですね。
会場:思いやり。
鉄之:思いやりね。
参加者の皆さんも「ちょうどよさ」を感じている
栗原:なんかちょくちょく質問いただいてますね。
「秋の稲穂を見た時に幸せを感じます。」
鉄之:あぁ~。
栗原:あと「災害が少ない。」「東京が近い。成田が近い。」とかですね。あんまり地震とかないですもんね、那須塩原市って。
鉄之:2011年以来ですね。
栗原:それ、すごいですよね。なかなかないですよね。どこも地震が多いんですけど。
なんか地震がないイメージがあって、それがなんか、初めて歩いたときに、古い建物もすごく多いですよね。それをリノベーションしてるところが多くて、だからなにか大きな地震、倒壊したとかないんだろうなと思って、ちょっとそこに魅力を感じたというか、独特な雰囲気を感じました。
鉄之:ありがとうございます。
栗原:はい。あとはですね。あとはいただいてるコメントで「からしTが素敵だ」というふうにいただいてました。
(会場笑い)
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鉄之:これアベニューって、名店があるんですけど那須塩原に。パンツショップアベニューっていう。
栗原:パンツショップ、アベニュー。
鉄之:ちょっとWebで検索してもらって。
栗原:へ~。皆さん、ご存じですか?
あくつ:レコードが飾ってあるんだよ。
↑パンツ・ショップ アベニュー、気になる方はこちらから!↑
栗原:あ~!そうなんですね。
あと、「多様性と協働のあり方」というコメントもいただいております。「自然の豊かさと暮らしの距離感の近さだと、特に黒磯の独自に面白いという文化は実は何でもある便利なエリア。ほど良い人の密度、東京とのアクセスの良さ。」
あとなんか、「ご近所さんとの人の繋がり、人柄の良さで、移住を決めました。」とかですね。
鉄之:へぇ~。嬉しいですね。
栗原:「新鮮な野菜、空気の良さに魅了されます。」へ~、素敵ですね。
なんかいくつかご質問をいただいてるんですけど、ちょっと追って、最後の質疑応答っていう形で拾わせていただきたいと思っています。ありがとうございます。
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(https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/35763)
ちょっと何か同じような質問になっちゃうかもしれないんですけど、さっきの「なすしおばらLife」ていうのも、なんなんだろうなということを聞いてみたいんです。お2人にとってもなんなんだろうってもしかしたら思うかもしれないんですけど。
今は那須塩原で暮らして幸せだなって思うこととか、暮らしててよかったなぁと思うことがあると思うんですけど、西那須野ないし、那須塩原の暮らしているときのこれが那須塩原っぽい生活だよね~、他ではできないかもね~って思うような、那須塩原だからできている暮らし方みたいなのをこの「なすしおばらLife」って言うとしたら、お2人がそれで思いつくってことはどんなのがありますか?那須塩原らしい生活だぜ!っていう。
鉄之&美和:(笑)
栗原:もしくは、お人柄とかでもいいです。周りにいらっしゃる方で感じることとかでもいいんですけど。こういった生活が那須塩原らしいなと思うことがあれば教えていただきたいです。
「なまり・方言」に那須塩原らしさを感じる美和さん
美和:私も酔っぱらってきちゃったんですけれども。
おじちゃんとかおばちゃんとか、70代とか80代のおじちゃんおばちゃんものすごく面白いんです。私もすごくなまってるんで、なまってる喋り方で喋ると、おじちゃんおばちゃんがすごく喜んでくれて、なんだわかんのかぁ!みたいな感じで言われるのがちょっと楽しいですね(笑)
↑栃木県の方言一覧のようです!(参考まで)↑
栗原:那須塩原ってなまりがあるんですか?
美和:すっごいあるんです。
栗原:へ~!イントネーション。
美和:ごじゃっぺ。
栗原:ごちゃっぺ?
美和:いい加減。
栗原:あ、いい加減。
美和:いい加減言ってんじゃないよっていう。
栗原:へぇ。この辺だけですか?ごじゃっぺって使うの。
美和:ごじゃっぺ。この辺だけです。
那須塩原ブランドニットプロジェクトメンバー 大島彰さん(以下、大島):この辺だけです。ごじゃっぺ言うんじゃねぇ!って。
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栗原:語尾になんかついたりもするんですか?んだ、とかなんかそういう。
美和:だべとかですかね。ぺ、とかですね。
栗原:ぺ、ですか?
美和:ぺぇとかもです。行ってみっぺとか。行ってみっけとか。け、ですよ。食べっけ、とかです。
栗原:け、とかですか?食べる?って言うんですか?
鉄之:食べますか?っていう。
美和:食べる?とか。
鉄之:食べますか?食べっけ~。飯もでも行くけ~、って。そんな言わないか。
栗原:そんな言わないんですか!(笑)
美和:そうなの?って言うのも、今言ったんですけど、そうなんけ?みたいなことを、最近はあそこのオーナーとかもすごいネイティブなんで。
栗原:ネイティブな那須塩原の方なんですね。方言あるんですね。なかなか市役所の皆さんと喋ってもなかなか出ないですよね。
美和:同じ歳でも喋れない人もいるので、おじいちゃんとかおばあちゃんとかに関わってた人が喋れるのを知ったときは、すごく嬉しくて。あなたも喋るの!?みたいな感じです。
それが私にとっての那須塩原市らしいなぁって、はい。
「車で10分で森に行けること」に良さを感じる鉄之さん
栗原:ありがとうございます。
鉄之さんいかがですか?那須塩原ぽい生活だなぁとか、那須塩原らしい生き方してるなぁとか。
鉄之:なんか、幸せだなって思えよって、東京から来たお客さんに言われたのは、車で10分で緑の中に囲まれる環境にお前住んでるのはすごい良いことだぞって言われたのを聞いてから、車で10分ね。
なんかめっちゃ緑に囲まれる環境にいれるっていうのは、人間的にあなたは本当に素晴らしい環境に住んでるんだから、それはあなたが羨ましいって東京のお客さんに言われたのは、なんか僕は良いところですねぇって。そんな感じです。
栗原:ありがとうございます。すぐ行けますもんね。まちから少し走るだけで森ですね。
鉄之:そうですねぇ。徒歩とかでも行けるところに住まわなくても、行かなくても、徒歩でも。なんかもう緑の中に住んでいる方がいらっしゃるくらい、森の住民の方がいるんですよ。
(会場笑い)
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栗原:森の住民(笑)
鉄之:どっちかと言うと、僕はまちの人間なんで!
(会場笑い)
栗原:森の住民いいですね~。
鉄之:森の住民が多いまちですね。
栗原:森に暮らす森の住民。でもまちに住んでてもすぐ行けるわけですけどね。
鉄之:そうですね。車で10分でまちに来れるっていう。僕は、車で10分で森に行ける。
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(https://www.expedia.co.jp/Nasushiobara.dx6128323)
栗原:あ~、なるほど。いいですねぇ。
鉄之:あ、良くないですかそれ!すげえいいですね、それね!
栗原:すげえいいですよね!しかもちょっと1時間ぐらいは東京とかに行けちゃう。
鉄之:そうなんです。調子こいて帰ってこれる。東京行って。
(会場笑い)
栗原:距離感がいいですね。
鉄之:あぁ、距離感。すべて距離感ですよね。
栗原:人との距離感もちょうどがいいし、自然とかまちとの距離感もいいですし。
なんかね、なまって、帰属意識じゃないですけれども僕ら仲間だよっていう共通言語を持てるみたいなのも面白いし、移住してきた人で全然多分なまりとかないと思うんですよね。こっちの人。でも何か面白いことしようとしてるっていうふうに乗っかっていけるノリの良さもあるしみたいな。なんかそこがすごくいいですね。
なんか、今後多分移住者が増えていくと、もしかしたら方言とかなくなってちゃうかもしれない。けど、(方言を)使える人を残してくっていうのは、すごく大事な視点かもしれないなと思いました。
なんか全然関係ないですけど薩摩藩?薩摩藩でのなまり?薩摩弁っていうんですかね、あれはもともとセキュリティで作られたっていう話を思い出して。薩摩藩が他の藩に聞き取られないように、方言で何を言ってるかわけわからないようにするみたいな。
↑薩摩の方言(鹿児島弁)は暗号としても使われていたみたいですね!↑
美和:へぇ。おもしろい。
栗原:それで、閉鎖的にするみたいな。
それでなんか最初に僕らが那須塩原に来たときに、方言を感じなかったので、そこにセキュリティとか壁とかが全然ないまちなのかなぁと思ったというのをちょっと思い出しました。
でもそれって少しコミュニティのなかで方言があるっていうのは、なんて言うか、規則性、そういった関係性を強めるっていうのはすごく大事な文化だなと思って、なんかそういったものもどんどん残していけるの良いですよね。移住者がどんどん増えて。バイリンガルを増やしていけるっていうのはね。
鉄之:自称(笑)
栗原:はい。駅前留学みたいなのあった方がいいですよね。那須塩原弁の、文化継承として。
美和:ほしいですね。
栗原:ありがとうございます。
ちょっと僕が好奇心で聞きすぎて、すでに1時間半経っていたようです。
美和:えぇ!早い。
お酒のプロが語る「那須塩原を表現するお酒」
栗原:すいません。喋り過ぎました。
ちょっとあのこれ、他の方々にもですね。いろんな聞き方をして聞いてるんですけど、お伺いしたいなぁって思っているのが、今、那須塩原らしい生活、人との距離感とか自然と街を距離感があるとか、他の町との距離感も良いとか、そういったらしさっていうのも伺えたんですけど、
なんかちょっとそれを具体化するわけじゃないですけど、違う領域で言い当ててみるとどんなことになるんだろうなぁというのを他の方にも聞いてました。
これあまりうまく答えられた方がいらっしゃらなかったですが、なんか「ん~?」とか言ってですね。思いつくところでいいんですけど。
まずお伺いしたかったなと思ったのはやっぱお酒屋さんなので、やっぱ、那須塩原らしい、那須塩原とはを表現するお酒みたいな。このお酒は那須塩原を表現するのではないか。ニュアンスとして。感覚でいいんですけど。なんかお酒のプロとしてちょっとそこを教えていただきたいんですけど。
那須塩原のことをわからないので、ちょっと那須塩原を知りたいんですけど、お客さんが来たとして、これ飲んどけば那須塩原をちょっと感じられるよっておすすめできるお酒。いかがでしょうか?
皆さんも、ちょっとさっきのslidoに教えていただきたいんですけど…。
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酒屋さんの酒粕で作る「甘酒」のイメージ
鉄之:皆に聞いてもらってもいいですか?ちょっとトイレ行ってきていいですか?ごめんなさい。
栗原:もちろんです。ちょっと休憩タイムで!もう少しで終わりますので。ちょっと拘束をしすぎてしまいました。すいません。
ちょっと皆さんも教えてください!那須塩原に住まわれてる方も、なんとなく2、3回来たなぁって人もいると思うんですけど、那須塩原らしいお酒とか料理とか、曲とか、なんかそういう思いつくものがあれば教えてほしいです。
鉄之さんが戻ってきたら鉄之さんにお伺いしたいと思います。
ちなみに美和さんはどうですか?那須塩原とは。
なにか、お酒の種類とかもいいですけど。日本酒かな、ワインかな、
ウィスキーだなぁとかそうゆうニュアンスを聞きたい。
美和:日本酒…。
栗原:日本酒らしいところ。
美和:なんか、すごく私が印象深いのは、冬にお酒、新酒を作るんですけど、その新酒が出来上がるちょっと前に、酒粕をまず蔵元さんが届けてくれるんですけど、その酒粕がすごくお客さんに喜ばれて。それで甘酒を作るんです。なんか甘酒っていうイメージが。
栗原:那須塩原の甘酒。
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(https://th.bing.com/th/id/OIP._89K1utyu3r7d9ET99OV-wHaE8?w=289&h=193&c=7&r=0&o=5&dpr=1.5&pid=1.7)
美和:那須塩原市っていうかうちの周りが(笑)
酒は飲まないんだけどっていう、奥様方・マダムたちも、甘酒なら飲んじゃう。
栗原:へぇ~。甘酒らしい。なんか皆さん飲まれてます?
美和:砂糖をすごくいっぱい入れて、飲めたっていう話です。
栗原:毎年できると?
美和:必ず。そうですね。11月の後半から12月にかけて、美味しい大吟醸とかの酒粕が入ってくるんですけど、天鷹さんとかの。ものすごく美味しくて、香りもいいし、ちょっと酔っ払っちゃう。朝一で飲むと顔真っ赤になって(笑)
栗原:顔が真っ赤になって酔っ払っちゃう!
美和:酔っ払っちゃいますね!すごい香りが良い。
栗原:いいですね。それは普通にお酒屋さんには、酒粕は届ける物なんですか?それとも岡埜屋酒店さんにある酒粕?
美和:いや多分、卸している酒屋さんには平等に。
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栗原:へ~甘酒か。甘酒っぽさを感じる人はいますか?那須塩原の人は甘酒っぽい。
でも甘酒の、お酒なのか・お酒じゃないのかみたいなところはちょっと那須塩原みを感じますね。これどっちなの?みたいな(笑)
ちょっと色も真っ白でどっちつかずみたいなところは、那須塩原っぽい思って、勝手に解釈をしましたけど。
美和:そうですね。
栗原:甘くも、アルコールがしっかりある。
美和:甘い。酔っ払っちゃいます。醒めるのが早いんで、朝飲んでも大丈夫です!
栗原:他の皆さんは?那須塩原っぽいお酒。
「イタムローニュ」?
赤のピノ・ノワール華やかさに爽やかに、でも、バランスが崩れ落ちていている。飲みやすいお酒。「イタムローニュ」
美和:イタムローニュは、石井くんが営んでる、そこに並んでいるワインですね。
栗原:あ~!なるほど。イタムローニュ。
美和:あとは、赤ワインです。今、ここにあると思います。
石井ぶどう園の板室産ぶどうで作っている「イタムローニュ」
↑岡埜屋酒店さんでも置いているそうです!↑
栗原:あれ、鉄之さんは…?
美和:戻ってこないですね。
栗原:ザワザワし始めましたね(笑)
(会場笑い)
栗原:ちょっとイタムローニュも気になりますね。
美和:ぜひ、飲んでみてください。おいしいです。
日本酒もワインもおいしい!お酒のプロだからこそ、那須塩原を表現するお酒がたくさんある。
栗原:鉄之さん、戻ってきました。おかえりなさい。整いましたか?
いかがですか?那須塩原を表現するお酒。なにか、見つけましたか?
鉄之:僕的には、地続きで大田原市なんですけど、野崎にあった「池錦」っていうブランドがあったんですけど、今年、何年か前に廃業されて、鹿沼で酒屋さんが会社を買って池錦として。
なんか今酒蔵って、新規でやりたいですって言って、那須塩原ワイン特区じゃないですか、ワインやりたいですって言えばすぐ免許がおりるらしいんですけど、日本酒ってなかなかハードルが高いらしく、すぐにできないんで、会社を買って引き継いでやるみたいな話ができないらしく。
池錦で僕育ったんで、那須塩原イコールっていうか、僕が育ったお酒っていうのは池錦。料理酒にも良い。
僕の中では、池錦が那須塩原、と言えないですけど、僕の中では勝手に、僕のお酒は池錦って思って生活してましたが。最近、ワインを作ってくれるようになったんで、それをやっぱり地酒として推していく、ワインも美味しいですけども、日本酒も美味しいですよね。
だからなんとも、その、ごめんなさい、答えが見つからないです。
↑「池錦」復活情報はコチラから!↑
栗原:ありがとうございます。はい。
鉄之:答えが見つからないですよね。なにが本当に代表される酒なのかっていう。
栗原:さっきイタムローニュっていう。
鉄之:あ、そうですね。イタムローニュ。って石井晶(いしい あきら)って男が一生懸命作ってるんですよ。行ったことあります?
栗原:いや、まだ行けてなくて。
鉄之:ぜひ、行きましょう。
↑石井ぶどう園 石井晶さんについてはコチラから!↑
栗原:ありがとうございます。なんか、変な質問をしちゃってすいません!
鉄之:変じゃないです!
美和:あははは(笑)
栗原:僕も聞かれても答えられないです。自分の地元のお酒。
鉄之:なんでしょうね、ちょっと明日から考えてみますね。
栗原:わ!ありがとうございます(笑)すいません宿題になってしまう。はい、ありがとうごさいます。
鉄之:那須塩原のお酒ってなんですかね。なんなんですかね。
栗原:ね、那須塩原らしいっていうのは…?ベルギーだったらビールだね!みたいなこととか、味わい的には寒い地域だったら…。
鉄之:やっぱり作ってる人がいないとダメなんじゃないすか?
栗原:そうかもしれないですね。なんかその土地を見て、その暮らした人が作る味だから、その土地らしさが出るみたいなのがあるかもしれませんね。でもワインはそうゆうのでいくと、どんどん…。
鉄之:そうですね。そうゆうのでいくとワインを地元で作ってくれてる、そういう、なんかやろうとしてる人がいるっていうかやってる方がいるっていうのは、酒屋としては推すべきだし、一緒に広げていくっていう。
おいしいの作ってねって、いっぱい売るからって。
栗原:そうですよね。
なんか、どんどんイタムローニュとかワインとか、那須塩原といえばこの味だよねってなっていくといいですよね。みんながみんな、これが那須塩原の味だよねって言ってもらえるようになっていくと。
鉄之:そうですよね。
岡埜屋酒店から見る、これからの那須塩原とは?
栗原:ありがとうございます。非常に勉強になりました。
これほぼ最後の質問で、その後、質疑応答いければなと思っています。
なんかもっと良くなっていくアイデアというわけではないんですけど、お2人が思う那須塩原、こういうまちになっていくといいな、こんなことをやっていきたいなって思う、ちょっとこれまでは過去と現在の話を聞いたんですけど、ちょっとこれからこんなまちになっていってくれると嬉しいなっていう、なんかそういったことを教えていただけたらなと思ってます。
いかがでしょうか?
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個人店が増えて、もういちどまちに明かりがつくこと。
鉄之:那須塩原って、僕そうですね今50歳なんですけど、ガキの頃からずっとちっちゃいころからずっと育ったときにめっちゃおっかないおじちゃんのお店とか、めっちゃなんかうるさいおばちゃんのお店とか、なんか僕がちっちゃい頃、そういうお店がたくさんあったんすよ。
ニューポートさんとかもすごい敷居が高いお店におばちゃん、僕1人では行けなかったんすけどおばちゃんに連れてってもらって行けたみたいな、そういう店がたくさんあったんですけど。
なんかその、なかなか難しいかもしれないけど個人店を増やしていけたらっていうのはなかなか難しいかもしれないけど、なんでもいいですからなんか特化したお店がたくさん増えてそういうお店が潤っていけば、パンチがあるお店がめっちゃあったんで、それをもう1回まちに明かりがつけば一番いいですよねだからね。
なんかその空洞化とか、駅前みんな。この後、僕商店会長なんですね。このあと10年ぐらい経てば、商店会の会員さんのおじちゃんたち、僕のお父さん世代の人たちが辞めちゃったら、多分もう駅前の方なんか真っ暗になっちゃうんですよ。それってまずくないですか、なんか?
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栗原:そうですね。なにもないまちになっちゃう。
鉄之:空き店舗を僕が買って僕ができるっていう資金力もないですし、なんとなく、どこでもというか、そういうムーブメントっていうか気持ちがある人がお店をやってもらえれば、ね。
今、でも、若い人がやってないわけじゃないですよね。
栗原:徐々に増えて?
鉄之:それは徐々に増えてるっていうか、(お店が)できたんだ頑張って!、一緒に頑張ろうって言えるような仲間たちもたくさんいるんで、そういう人たちがどんどん増えていけば、もっともっと楽しいお店になるし、あの親父に俺、小さいころ怒られたんだよなとか、親父の店行ってみるかたまに、みたいな感じの、これは結構ずっとそういうニュアンスでずっと今までも生きてるんで。
なんかもっと大手に負けないように、なんかムーブ持ってる人とか、シンパシー・信念を持ってる人たちをお店をやってる人やところに応援したいなとか、一緒にやっていきたいなって思いながら毎日やってるつもりなんですけど。
なのでね、さっき言った黒磯地区になんか面白いお店たくさんあるよって、めっちゃ頑張ってるし、なんかよくわかんないけど、なんか盛り上がってるじゃないすか。
栗原:はい。盛り上がってますね。
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(http://basement-k.com/kuroiso/)
鉄之:なんかなんとなく、なんかみんな盛り上がって。
そういう人たちと一緒にやって、いいとこもらって、この僕の近所の人にもそういう話があるんだよっていうのを伝えて、みんなでこう盛り上がってこうよって、俺、喋れてます?
栗原:はい!めちゃくちゃちゃんと喋れてます。
いや、すごい共感します。いいですよね。もともと、那須塩原は個人店が多いですよね。そうチェーン店があまりないけどそれぞれ専門店で生活を構成してるというのがどんどん増えて。
鉄之:ニューポートもう1回やってもらった方がいいじゃないですか。
美和:本当に。
栗原:ニューポート復活宣言!美和さんいかがですか?
美和:私も同じなんですけど、空いてるテナントとか空き家なんかも、若い人たちでもいいんですけど、やる気のある人たちでお店をやったり、何か面白いことをやって、その県外とか遊びに来たい人が増えていったら、面白いのかな。
いろんな人の話とかも面白くなっちゃうんで、住んでる人たちも面白いし、遊びに来る遠くの方たちも、那須とか塩原に泊まるんだけど、その前に、西那須野と那須塩原市で遊んでから行こうかなっていう場所がたくさんできると面白いかなって思ってます!
鉄之:最後なんですけど、あのこれ思ったんですけど、これが7月13日土曜日に、ふれあいまつりってお祭りやったんです。
そんときに子供神輿と大人神輿ってやったんですけど、子供神輿を二区町公民館さんからめっちゃいい神輿が西那須野駅前に借りてくるっていう話で貸してもらって、そこで子供が神輿を担いで、50人ぐらい担いでくれたんすけど、子どもたちが。
それが日本人の子供たちとかだけじゃなくて、移住してきてくれてる、なんらかのお父さんお母さんの仕事の関係でここに住んでくれてる海外からのお子さんたち、なんかその肌の色が違う子が一緒にその神輿を担いでくれて練り歩いてくれたりとかしたんですよ。
それを僕目の当たりにしたときに、俺のちっちゃいころとは全然違うけど、なんかこれはこれで、この子たちがなんかすげえ楽しい、めっちゃ英語だったんですよ、みんな。で、これ楽しんでくれてるってことは、ここの場所が楽しかったっていうことは、それは一生の思い出に、脳裏に多分刻み込まれる、楽しい成功体験がその子供たちはしたんじゃないのかなって。
そういうなんか子供たちが楽しいくないと、なんすかこう、俺たちはもう死んでいく一方なんですよ。
栗原:死んでいく一方。
鉄之:そう、そうなんです。
だから子供たちがまたここに、もう我々みたく東京行きました、帰ってきました、帰ってきます、あそこ楽しかったから帰ってきます・帰りたいですって。
で、なにやったんすかおじさんって言われれば、俺はこういうことやってたんだよって一緒にやったじゃんって、またそれをやってけよみたいな感じで。
こうなんか、それが文化のない西那須野に文化を根差せられる、こないだ別の話で愛宕神社例大祭っていう例大祭があったんすけど、うちの息子と一緒に神輿を担いだんですけど、なかなかそういう経験もできないわけですから。
その次の世代も育ってるんで、まだまだ伸びしろがあるんじゃないのかなって思う今日この頃でした。
(会場拍手)
岡埜屋酒店としての「これから」とは?
栗原:ありがとうございます。なんかそんな未来が作れていけるといいですね。
岡埜屋酒店としてその未来に対してやっていきたいこととかっていうのは、今あったりするんですか?最後それちょっと伺いたいなと思ってました。
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鉄之:きっと111年前に来たおじいちゃんとかも、多分新参者で受け入れられようと思って、皆さんによろしくお願いしますってみんな頭を下げてお酒買ってくださいとか、味噌買ってくださいとか、醬油を買ってくださいとかいうスタイルで、多分全部やってたんですけど僕も多分そのままのスタイルで、皆さんと一緒に何か楽しい時間が、僕が楽しくなければ皆さんも楽しくないでしょうし今日めっちゃ僕楽しいですね、1人で楽しんじゃって、すいません!
地域の皆さんと一緒にまた222週年を迎えたい
なんか、いやそれはわかんないすけど、皆さんはいないんですけど、なんかだって、111年前のひいおじいちゃんは、ここに僕がいて、こんなことを想像できなかったわけじゃないですかきっと。
でも、昨日考えたんです。
なんかそういうふうにも思って、俺がこういうふうにみんなの前で喋れるような環境を作っとくからよろしくみたいな感じではなかったと思うんですよ。きっとでも何となく皆さんと一緒にいれてラッキーというか幸運の中で過ごしてて、こうゆう雰囲気を迎えられたのはもうご先祖様に感謝だし、これをまた後の世代に繋げていくのが僕の使命かなって思うわけなんですけど。それと一緒に那須塩原の皆さんと一緒に何か少しでも協力して、あの、いいまち・楽しいまち、明るいまち素敵な風が吹くまちとして。
(会場拍手)
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岡埜屋酒店から那須塩原ブランドニットプロジェクトへのお言葉
栗原:ありがとうございます。
では最後めちゃくちゃいいお話、最後というかずっとめちゃくちゃいいお話だったんですが、素敵なお話を聞けてホクホクしてます。ありがとうございます。
なんかもうお時間もですね、宴もたけなわというか、2時間ぐらいお話を聞いてしまいました。21時になりました。
皆さんもおしりがあるというか、そろそろ帰んなきゃって言う人もいると思うので、一旦このあたりで締めつつ、お酒食べ物があると思うので、皆で食べ飲みしつつ、ちょっと質疑応答とかもいただいたので、もし余力があればご紹介してお話も伺いたいなとは思っております。
ちょっと最後2つだけですね。
1個は今回、さっきお話させていただいたように、僕はブランドニットプロジェクトっていうので、那須塩原の、さっきお話いただいたようなありたい姿とかに少しでもなにか貢献できるようなことを、市としてもやっていきたいなっていう思いでやっていますが、なにかこのプロジェクト自体に期待することなんかこんなことを一緒にやってくれるとありがたいなお伺いしたいなっていう最後1つと、
最後に市役所の皆さんから今日のお締めのお言葉をいただけたらなと思っておりますので、はい。
まずはちょっと最後にプロジェクトに期待することとか、こういった動きしてほしいなとか、してみるといいんじゃない?みたいなアドバイスがあれば最後いただきたいです。よろしいですか?
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鉄之:あの僕は、これ以上でもこれ以下でもないんで、やっぱり皆さんのこのブランドニットに関しては、全てにおいて市の政策とかね、やりたいことは全面的に協力しますし、したいと思ってますし、みんなと一緒にいいまちにしてもらいたいな・魅力のあるまちにしてもらいたいな、いいまち・魅力のあるまちにしたいと思ってますし。
でもその前に1人1人が魅力的じゃないと多分輝いてないと、いいまちにはならないと思うので。
そこにめっちゃ今日集まってくれた人、皆さんは、めっちゃ輝いてる人たちばっかりなんですよ。そこに、なんか僕じゃなく、最初に言ったんですよ。僕じゃないでしょって言ったんすけど、もっと他の皆さんにクローズアップしてもらって、フォーカスをあててもらって、やってもらって皆さんの意見を聞きながら、大変時間もかかることだと思うんですけど、めっちゃ今日来ていただいたうちのお客さんたちとか関係してる方たちは、キラキラしてる人たちなんで。
本当にそういう人たちにぜひフォーカスというか意見を聞いてもらって、どう思うの?を本当に聞いていただければ、もっと話が早いと思います。僕なんかに聞くよりもっと話が早いと思います。
(会場拍手)
栗原:ありがとうございます!最後、那須塩原市役所の皆さんから、ちょっと締めというか、いいですか?ご挨拶いただいても。相馬さん!
那須塩原市役所 相馬さん(以下、相馬):本日はありがとうございました。私も実は那須塩原の中の西那須野出身で、もう西那須野でいいとこ、絶対紹介したいと思ってて、岡埜屋さんを紹介したいなと思って、無理くりお願いしたところなんですよ。本当に選んでよかったというか、お2人に出ていただいて、本当今日よかったなと思っております。
若いお2人がこうやって100年、ずっと続けてきてくださったことが、またこの若い世代にも、子供たちも繋がっているというところと、もう1つあの、自分たちができる人、自分の周りのことを自分たちがまずやるんだと。
しかも黒磯がおしゃれだったり塩原も好きだったり、それとだんだんにまた一緒のことができんじゃないかって考えていただいているっていうところがすごい素敵かなというふうに思いました。本当にありがとうございました。
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(会場拍手)
栗原:はい。ということで、本日は本当に長い時間で、あといろいろとご準備いただきましてありがとうございました!
(会場拍手)
鉄之:あの空けちゃったんで、全部飲んじゃってください!
栗原:全部飲むまで帰れないそうです(笑)
あと最後、告知しますか?磯さん。
告知:10/6(日)にトークセッションイベントがあります!
那須塩原ブランドニットプロジェクトメンバー 磯さん(以下、磯):
次回なんですけど、10月6日の日曜日にですね、市民活動センターの那須塩原駅の近くの施設ですね、市民活動センターのうぇるるとの那須塩原ファンクラブと一緒にコラボして、市民活動団体を紹介するイベントと、
あとはファンクラブでみんなと交流しようっていうビアガーデンと、一緒に市民活動の方と移住者の方をお呼びして同じようなトークセッションを開催する予定になってますので、今日お越しいただいた皆さんも!ぜひ美味しいお酒と、美味しい食べ物を食べながら、明るい話をできればと思ってますんで、ぜひお越しください。よろしくお願いします!
↑私たちのnoteに詳細があります!コチラから!↑
(会場拍手)
栗原:はい。本日はありがとうございました。皆さんもお疲れ様です。ありがとうございました!
最後まで閲覧いただきありがとうございました!
今後も、オープンな場所で、皆さんが参加できるような環境でインタビューを行っていく予定ですので、興味があれば覗いてみてください👀
そしてこれからもインタビューの内容をnoteにて更新していきます!お楽しみに!
那須塩原ブランドニットプロジェクトに関するご意見やご感想、お問い合わせなどございましたら、以下のフォームにてよろしくお願いいたします。