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介護施設で働く看護師


今回は介護施設で働いてみたいと思っている看護師の方に向けて、介護施設の特色や看護師の役割、介護施設で働くメリット・デメリットなど紹介していきたいと思います😄



【目次】


⑴介護施設の種類
⑵介護施設での看護師の役割
⑶介護施設に向いている看護師
⑷病院看護師との違い
⑸介護施設で働くメリット
⑹介護施設で働くデメリット
⑺あとがき



⑴介護施設の種類

介護施設は主に①公共型②民間型の2種類に分類されます。

では、それぞれの主な特徴をご紹介していきます🍀

①公共型は国、地方公共団体、社会福祉法人が運営しています。
施設としては以下の通りです。

介護医療院
医療を必要とする要介護高齢者の長期療養、生活施設

介護療養型医療施設(療養病棟)
慢性的な症状のための療養を行うために医療や看護に重点を置いたサービスが提供される施設。
※2024年3月末で完全廃止、介護医療院へ移行等が予定されている。

特別養護老人ホーム(特養)
日常生活の介護や機能訓練、レクリエーションなどを行う施設。
費用の安さが魅力。要介護3以上が対象。

介護老人保健施設(老健)
リハビリ中心、自立生活を目指すために利用される施設。
入所期間は3ヶ月。長くても1年。
要介護1以上の高齢者が対象。

ケアハウス
60歳以上で自立した生活は出来るが独立生活に不安がある人が利用する施設。
低所得高齢者が生活介護を受けられる。
入居には重度の医療措置が必要となるか否かが重要なポイントとなる。

養護老人ホーム
身体的、精神的、経済的な理由によって自宅では生活できないと判断された場合に利用できる施設。
自立した生活を送る事ができる高齢者のみ入居できる。

②民間型の施設は民間企業にて運営されています。
施設の種類は以下の通りです。

有料老人ホーム
有料老人ホームには介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームと健康型有料老人ホームの3種類あります。

・介護付き有料老人ホーム
24時間体制で介護ケアを受けられる。

住宅型有料老人ホーム
必要な介護サービスを選んで利用できる。(外部の訪問介護や通所介護が利用できる)

健康型有料老人ホーム
日常生活が自立している人が対象で、介護が必要となった場合は退去しなければならない。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
日常生活に不安がある高齢者が安心して暮らせるよう介護保険と連携した住宅。(見守りと生活相談サービスを提供するバリアフリーの賃貸住宅)

グループホーム
要支援2もしくは要介護1以上の認知症の症状を抱えた高齢者が共同生活するための少人数の介護施設。
医療依存度が高いと入居が難しく、また自称他害を伴う認知症の場合は入居出来ないケースもある。

デイサービス
住宅介護を受けている高齢者が日帰りで施設に通い、食事や入浴、機能訓練などを受けられるサービス



⑵介護施設での看護師の役割

それぞれの施設の主な特徴をご紹介しましたが、次にどのような業務を求められるのかお伝えします😊

介護施設では主に健康管理、療養補助、医師指導の元の医療業務が求められます。

1.健康管理
・バイタルサインチェック
・口腔ケア
・爪切りや耳掃除などの保清

2.療養補助
・軟膏、湿布など外用薬の塗布、貼付
・軽微な怪我に対する処置
・ストマ管理
・バルーンカテーテル管理

3.医師の指導の元で行う医療業務
・投薬、服薬管理
・点滴
・採血
・喀痰吸引
・褥瘡処置
・バルーンカテーテルの挿入

施設によって割合や業務内容に差はありますが、主に上記の業務が求められる事が多いです😊。

私が以前働いていた有料老人ホームは企業ではなく、医師が運営しているホームだったので、医療業務も多く、点滴は日常的で場合によっては輸血まですることもありました😅

ですが、そこまで医療処置が多い施設は稀だと思います💦

「医療処置ができるだけ少ない方がいい!」
「特に採血や点滴はちょっと避けたい💦」

という方は、デイサービスなら医療処置は特に少ないです😊

ただ、場所によっては看護師が送迎も行う場合がありますので、送迎の有無も確認ポイントだと思います🍀



⑶介護施設に向いている看護師

介護施設では適切な健康チェックやアドバイスを行うために、利用者の生活や健康状態などしっかり観察する必要があるので、

・交流を楽しめる人
・コミュニケーションが得意な人
・長いスパンで信頼関係をじっくりと築ける人
・プライベートと仕事を両立したい人

などは介護施設での勤務に向いていると思います🍀



⑷病院看護師との違い

次に病院との違いを比較してみますね🤔

医療ケアの量が違う
医師がいない施設が多いため、看護師が判断することが多い
介護スタッフとの連携が重要

やっぱ医療処置の量は全然違います。

それは医師が常駐していない施設が多いことと、常駐していても人数が少ないまたは非常勤である事が大きく関わっています。

その分看護師の判断を求められる事が増えるため、医師への連絡・指示受けの方法や、状況別の固定指示を確認しておくことも大切になります🍀

それでも不安が大きいので、私は基本的に医師が常駐している施設を選んでいました😊

それと、忘れてはいけないのは介護士の方との連携です!

介護施設という名の通り介護士の方が1番人数が多く、コミュニケーションがとても大切になってきます😉



⑸介護施設で働くメリット

・病院に比べて忙しくない
・夜勤がない(施設による)
・残業が殆どない
・体力的な負担が少ない
・技術、経験が少なくても働ける

やはり医療処置が少ないので飛び込むにはハードルはそこまで高くないと思います。

また、仕事とプライベートの両立もしやすい環境だと思います✨



⑹介護施設で働くデメリット

・コミュニケーションが苦手な人は向かない
・病院に比べて収入が少ない
・看護師としてのスキルアップが難しい

看護師としてバリバリ働きたい!スキルアップしたい!

という人には施設より病院が合うかなと思います😂



⑺あとがき

今回は介護施設で働くことをを検討している方に向けて記事を書かせていただきました。

施設によって特色や業務の違いはありますが、必要とされる業務はある程度限られますし、個人的には飛び込みやすい業界だと思います😊

ですが、介護施設は介護士の方がメインとなっている事が多いため、連携と言うよりもサポートと言う考えがしっくりくるかもしれません😌

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです🍀

また、補足の情報やこんな事が知りたい!といった事がありましたらコメントしてもらえると嬉しいです😆!!


最後まで読んでいただいてありがとうございます😆

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