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マンションリノベーションは「必要」よりも「心地いい」の世界|やりたいことを書き出す


図面を見ながら打ち合わせ

「ちょっと相談がありますよ。」長年付き合いのある工務店の社長に電話して、マンションの部屋を見てもらうことに。購入はほぼ決めていたが、最終的にはプロの意見を背中押しに使いたい。「築年数の割にはしっかりしたつくりだし、東西の風の抜けも良くて結露もなさそうだからいいね」。満足のいく言葉をもらって、購入を決める。本格的に物件を探し始めたのが6月頭で、購入に至ったのは7月上旬だったように思うので、それなりのスピードで事が運んだ。

不動産の契約やローンを組むのはもちろん初めてだったので、不動産会社の担当者さんに諸々を相談。銀行とのやり取りや諸々の書類の準備などお任せすることにしたので、体感としては煩雑なやり取りはほとんどなくローンの審査もスルッと通って持ち家としての中古マンションを手に入れることになった。

ベランダから見下ろすと、1階のお部屋の人の立派な菜園が

この間普通に仕事をしたり、好きなアーティストを推したり、キャンプへ行ったりと忙しいシーズンではあったので、心理的には「やることがたくさんあるなぁ…!」と感じていたものの、新しい場所への期待やリノベーションの計画など心躍る要素が多かったので、次のステップに早く進みたい一心で諸々をこなしていたように思う。まさに「家づくり」という新しい趣味を手に入れて、だいぶ浮かれていた。

マンションのリノベーションは部屋を内見した時からイメージを重ねつつ、これまで自分が妄想していた要素をあれこれ出して、大まかな内容は自分で決めることができた。

<やりたかったこと>
・板壁の部分をつくる
・壁は珪藻土クロスや紙クロスなど自然な質感の壁紙にする
・どこかの部屋の一箇所はアクセントクロスにして色を楽しむ
・床は無垢材系のパーケットフローリングにする
・寝室の床を敷き込みカーペットにする
・食器が増えてもいいような見える大容量の棚にする
・本を一面に収納できる棚をつくる
・ワークスペースをつくる
・和室は畳のまま残す
・エアコンをつける

こうして見てみると「必要」よりも「好き」を基準にした条件が多いことに自分でも驚く。家というのは暮らしを支える器なので、当然それを果たす機能が要求されるわけだけれど、マンションというのはそもそもその機能は備わっている前提なので、自分で考えたり希望を出す部分が機能以外の部分になるという点でも、自分にはマンションリノベが合っていたのかなと今になって思う。

NRNR



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