「九十九社長、良いお年を!」
終わったドラマの登場人物をこんなに考え続けたことはなかった。
主人公でもない、ましてやドラマ内きっての嫌われ役が頭から離れない。「獣になれない私たち」に出てきた九十九(ツクモ)社長。物語の象徴的な悪役でパワハラの限りを尽くす、まさしく「獣」のような人だ。
最初は僕もウェブ系の制作会社を経営しているので、自分とちょっと境遇が似てる人だなぁ...と思っていた程度。むしろ、境遇が近いだけにそのパワハラっぷりが許せず、ドラマを観ながら僕もツクモふざけんな!と、憤っていた。
それが