春が来てぼくら
3月も中旬だというのに此の寒さは心身に堪える。仕事先では人事異動が発表される時期とあってか、詳しくは言えないもののとにかく忙しなく、僕自身も落ち着かない毎日を過ごしている。
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「春が来てぼくら」というのは、アニメ『3月のライオン』で取り上げられたUNISON SQUARE GARDENの曲である。公式が公開しているMVを見ると、不思議とやさしい気持ちになれる。
『3月のライオン』は主人公・桐山零が人のあたたかさに触れながら成長していく物語でもあり、将棋界の厳しさ──もっといえば生きる営みの過酷さを教えてくれる作品だと僕は思っている。
生きるってしんどい。しんどいからこそ、古来から人は身を寄せ合って生きてきたのだと思うし、きっとこれからもそうやって命を繋いでいく。その駅伝に僕も参画できたら光栄だ。
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桜が咲く頃に立っている場所で、また新しく生活していくだけ。たとえ今と同じ場所であっても新しく生活していこう。生命活動のためだけの生活じゃなくて、ちゃんと生きる活動をしよう。