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学習成果発表会を終えて、素直に感じたコト。
学習成果発表会を終えて、素直に感じたこと
1月23日、今年も無事に学習成果発表会を終えることができた。
長い準備期間を経て、何とかこの日を迎え、そして乗り越えることができたことにほっとしている。でもその裏側には、決して順調とは言えない日々もあった。
発表会を作る日々:準備から当日まで
今年も発表会の運営に携わり、全体の計画を立てるところからスタートした。
使用する実習室の調整、タイムスケジュールお調整、役割分担…。さらに、各コースの先生たちや代表生徒、地元のケーブルテレビの担当者との打ち合わせなどもあり、全方位で気を配る必要があった。
昨年度の経験から、“早めの準備がすべてだ!”とわかっていたので、余裕を持って動くつもりだった。でも、不測の事態は容赦なくやってくる。やっぱり現実は甘くない。想定外の問い合わせに、その都度対応…。やることは次から次へと増えていき、気づけば忙殺状態。家に帰ると体が重く、そのままリビングで寝落ちしてしまう日々が続いた。
当日の空気感:緊張と達成感の間で
発表会当日は、午前中が発表の部、午後からは販売・展示・体験の部というスケジュールだった。
発表の部では、学生たちが舞台に立ち、自分たちの取り組みや成果を発表する。前日のリハーサルで練習し、音響機器の調整も万全のはずだったのに、発表会直後にまさかのマイクのハウリング…。発表する学生たちの緊張が伝わってくる中、思わぬトラブルからのスタートとなった。
しかし、それぞれのコースや科目の個性が光る発表内容、堂々と話す姿を目の当たりにすると、準備してきた時間が報われた気がした。
午後の販売・展示・体験の部は、また違った活気に満ちていた。各ブースでは、学生たちが来場者に積極的に声をかけ、思い思いの工夫を凝らした商品や作品、体験コンテンツを紹介していた。
普段知ることのない他学科の取り組みに触れるのは新鮮だったようで、お互いに刺激を受け合い、どのブースも大いに賑わっていた。
発表会を終えて感じたこと
この日を迎えるまでの過程を振り返ると、反省点もたくさんある。「もっとこうしておけばよかった」という思いも正直あるが、それ以上に「やり遂げた」という達成感が大きい。
県からお越しになられた商業科、家政科の指導主事や学校運営委員の方からも生徒たちの学習成果発表会の内容や様子について大変好評を得ることができた。
以前は地元の施設を借りて発表を行なっていたようだが、私が赴任した年はコロナ禍で発表が学校でオンラインで実施されていた。
昨年、運営担当になった。リアルで発表ができるようになったのは良いが、学校施設での本格的な発表会の実施は前例がなく、スケジュールの立て方ひとつに苦労した。企画提案するたびに、以前からみえた先生に批判されたり、意見が衝突することもあり、なかなか大変な行事だと思った。
昨年、なんとかご理解をいただきながら手探りで実施できたことから、今年度はスムーズに準備できた方だと思う。
ようやく形になってきたが、発表の質があがると欲がでるもの。
以前のように施設を借りて実施してはどうかという意見も出てくる。
まぁ、運営担当者の苦労はなんのその…。言いたいことを言われるが、運営に関する資料を整理して、次年度の担当者に引き継ぎをしていきたい。
学習成果発表会を終えて、授業で反省会。
昨日の発表会を終え、授業で振り返りを行った。
私が担当するマルチメディアコースでは、生成AIを活用したデジタルコンテンツの制作と、地域課題に向き合うビジネスプランの考案に取り組んだ。
発表では、「戦国時代の有名な武将が現代にタイムスリップし、高校生から現代の情報技術について学ぶ」というストーリーを、生成AIを駆使して考案。プレゼン資料に使用した画像も、すべて生成AIで作成した。
午後の展示・体験では、生成AIを使いこなすゲームやAR撮影ブースを設置。授業で取り組んできたビジネスプランの発表も行い、訪れた人に生徒たちのアイデアを直接届けることができた。
気づけば、生徒たちは生成AIを当たり前のように活用し、数々の企画を一つひとつ形にしてきた。生成AIはあくまでひとつのツールに過ぎないが、その可能性を引き出すことで、ゼロから有益なコンテンツを生み出せることを実感した。
これまでにない新しい体験ができ、将来に活かせる力を身につけることができたのではないかと思う。そして、生徒たちのおかげで新たな課題も見えてきた。来年度は、さらに進化した取り組みに繋げていきたい。
…そして、私…すでに来年度に向けて勉強中!