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旅先の色彩がもたらすもの

よく「旅に出ると運気が変わる」と言うが、ちょっと実感できたかも。
今回の行き先は沖縄。
その土地ならではの景色や空気、鮮やかな海の青や独特の文化が日常の感覚をすっかり忘れさせてくれた。

旅先では、同僚との会話も普段と違ったものになる。日々の職場では仕事の話が中心になりがちなんだけど、旅先では「こんなところがあるんだ」「昨日食べたあれ、うまかったね!」なんて、より柔らかい話題が広がる。また、現地のお店や文化施設の方とのちょっとしたやり取りも新鮮。何気ない会話でも、普段の自分では触れられない新しい感覚に出会えるのが魅力だ。

非日常は「心のリセットボタン」

こういった非日常の体験って、ただ楽しいだけではなくて…それは、心の中にある「リセットボタン」を押してくれるような力を持っている感じ。

特に印象的だったのが、沖縄のとあるお店で出会った女性との会話。観光地に慣れているのか、気さくに声をかけてくれて、黒糖を使ったこだわりのチョコレートについて教えてくれた。チョコレートをひとかけら口に運ぶと、黒糖の深い甘さが、この島の豊かな文化そのものを感じさせてくれた。
「この島の風景も、食べ物も、ちゃんと受け継いでいかないといきたい」と言った言葉が、妙に胸に響いた。
普段の忙しさで「受け継ぐ」という意識なんて考えたこともなかったけど、その一言で、自分の日常をちょっと振り返るきっかけになった…。

旅の本当の醍醐味とは

非日常を味わうことで、普段の自分と向き合う。
これが旅の本当の醍醐味かもしれない。
修学旅行という「仕事」でも、それが「旅」である限り、日常から離れることで得られる気付きやリフレッシュ感は必ずあるもの…。

そして、旅の後に帰ってくる「我が家」という日常も、旅をしたからこそより愛おしく感じられた。
帰宅してホッとするこの瞬間こそ、非日常がくれた贈り物なんだと思う。

次に旅に出るときは、どんな「リセット」を味わえるのかな…ちょっと楽しみ。


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