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普通じゃ埋もれる。だから、尖った挑戦を。

昨年、商業科の研究発表会で、SNSを活用したPRが上手な学校の取り組みを聴いた。その後、ご縁があって、直接その取り組みについて話を伺う機会に恵まれた。

本校も公式SNSを立ち上げて、積極的な情報発信のしくみづくりを検討しているところ。大変興味のある話をたくさん聴くことができた。

SNSでの情報発信も素晴らしかったが、何より衝撃を受けたのは、彼らの戦略だった。目標に向かって放たれた「矢」が、的確に的を射抜いていたのだ。
それも一本ではなく、次々と。狙いを定め、迷いなく放つ姿勢に圧倒された。

「普通のことやってたらね、すぐ埋もれちゃうでしょ。だから尖ったことやらないとね」

そう語った校長先生の言葉が、心に深く刺さった。

確かに——。無難な道を選べば、大きな失敗は避けられるかもしれない。でも、「普通」の範囲に収まっているうちは、どれだけ頑張っても埋もれてしまう。

何かを成し遂げようとするなら、目立たなければならない。誰もがやることを、誰もがやる方法でやっても、そこに特別感は生まれないのだから。

目立つための「尖り」

校長先生の言葉を反芻しながら考えた。

「尖る」とは、奇抜なことをすることではなくて…
狙いを定め、的確に放たれる矢のように、自分の強みを研ぎ澄ませることだと思う。

その学校の取り組みはまさにそれだった。漫然とSNSを運用するのではなく、目的を明確にし、そこに向けて効果的な発信を重ねていた。
ただ目立つのではなく、伝えるべき相手に刺さるメッセージを送る。

ビジネスの世界でも、成功する人はただ努力しているだけではないと思う。
たとえば、飲食業界で繁盛している店は、単に料理が美味しいだけではなく、専門性を突き詰めたり、接客や空間作りに徹底的にこだわったりしている。
YouTuberやクリエイターも、個性を打ち出し、テーマやスタイルを研ぎ澄ますことで独自性を確立している。

結局、「何をやるか」だけでなく、「どうやるか」が重要なのかな。

尖った挑戦をする勇気

もちろん、尖ることにはリスクが伴う。

「こんなのうまくいくわけない」「そんなの需要がない」と言われることもある。だが、周りの意見に流され、無難な道を選んでしまえば、どれだけ努力しても"その他大勢"のまま埋もれてしまう。

最初は理解されなくても、やり続ければ、必ず共鳴してくれる人が現れる。
大事なのは、「これは自分にしかできない」と信じて、振り切ることかなと…。

普通で終わるか、突き抜けるか。その分かれ道は、自分の選択にかかっている。
さて…まずは初めて、自分にあった尖り方を模索してみよう。

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