SEVENTEENのLive Viewingに行ってみた。
娘が夢中になっているSEVENTEEN。
気づけば家の中は彼らの音楽がズンズン鳴り響いている。これがまた不思議なもので、毎朝聴いているうちに、興味がなくても興味を引かれる音楽になってしまう。
そんな娘は大学生。親元を離れて遠方で生活しているが、帰省してくるたびに妻と推しの話で盛り上がる。さらにコンサートのチケットが手に入ると、娘と妻が一緒に推し活をするのが、もはや定番の楽しみのようだ。
ある日、妻がこんなことを言い出した。
「ねぇ。コンサートに行けなかったからLive Viewingに行ってきてもいい?」
Live Viewingとは、映画館でコンサートを大スクリーンで楽しむイベントだ。それはおじさんも知っている。
普通なら、家で留守番するか、別の映画を観て待つという選択肢もあった。でも、おじさん、これまでにE-girlsや三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのコンサートや、マルシィのライブにも娘や妻に付き合って行った経験がある。そういうことで、なんとなく「観てみるか」と思ってしまったわけだ。
映画館に入ると…
会場に着くと、観客のほぼ全員が女性。おじさんらしき姿は私ひとり。そりゃそうか…でも、まぁいいや。
席についてスクリーンが明るくなると、そこにはSEVENTEENのメンバーたちが。映像なのに臨場感が半端ない。そして観た感想を率直に言おう。
SEVENTEEN、好きになった💎
パフォーマンスのレベルが異次元だった。
歌もダンスも完璧。それだけじゃない、演出が凄い。バックスクリーンのCGや照明が絶妙なタイミングでッパーン!と登場し、映像と音楽、ダンスが一体となる。ステージ構成が見事すぎて、時間を忘れて釘付けになっていた。
メンバー一人ひとりがカッコよくて、嫉妬するほどだ。
あんなパフォーマンスを目の当たりにすると、「なんで自分はこれほどまでに普通のおじさんなんだ」と思ってしまう。彼らの世界観に完全に引き込まれた。
あの日は冬至だった
この話、少し前後するけれど、Live Viewingに行った日は冬至だった。
妻と一緒に映画館へ向かう車の中で、何気なくYouTubeを見ていたら「冬至点」の話が流れてきた。
冬至点とは、1年で最も夜が長い冬至の瞬間、エネルギーが切り替わるタイミングだという。その日の18時21分に「冬至点」を迎えるのだとか。
そして、その時間に「こうなりたい」「こんなことがしたい」と思い描くことで、それが現実になっていくという話をしていた。
Live Viewingの上映中、ふと時計を見た。18時21分。
その瞬間、SEVENTEENのステージを観ながら心に浮かんだのは、こんな願いだった。
「こんな世界観を表現してみたい。」
ただの願望かもしれない。でも、彼らのパフォーマンスを通じて何かを感じた自分がいる。
おじさん、歳を重ねても、まだ何かを始めることができるのかもしれない…根拠のない自信とワクワク感が湧き上がってきた。
そんなことを考えながら、SEVENTEENのステージがさらに輝いて見えた冬至の夜だった。
最後に
Live Viewingに行く前は、「妻の付き添い」くらいの感覚だった。けれど、終わった時にはSEVENTEENの虜になっていた。
パフォーマンスも演出も、すべてが最高。その世界観に触れたおじさんは、少しだけ自分の「やりたいこと」について考え直してみるきっかけをもらったのかもしれない。
吹奏楽の演奏会に足を運ぶことは多くあったが、新しいジャンルのコンサートを体験する事ってすごく刺激になる。
歳なんか気にしないで、アンテナ貼って視野を広げ続けるおじさんでいたい。
ありがとう、SEVENTEEN。そしてありがとう、妻と娘。
また一緒に観に行ってもいいかなぁ? LiveViewingでええよ。