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デジタルとアナログの交差点

今朝は、辺り一面の白銀の世界。
通勤途中、慎重にハンドルを握りながら「どうか無事に」と祈るような気持ちで走った。
結局、少し時間はかかったけれど、何事もなく職場に到着できた。
事故もなくたどり着けたことが、こんなにもありがたく感じられるのは雪の日ならではかもしれない。


慌ただしい朝に始まる発表準備

到着後、すぐに発表原稿とプレゼン資料の見直しに取り掛かる。
期日が迫っている学習成果発表会の準備が急ピッチで進んでいた。
生徒たちが一生懸命に作り上げた発表原稿を手に、私は仕上げの校正に没頭する。

しかし、なぜだろう。こういう時に限って周りから声がかかることが多いのは。

「先生、ちょっといいですか?」
「お願いしたいことがあって……」

次々と飛び交う声に気持ちを乱されそうになりながらも、心の中で深呼吸をして何とか冷静さを保つ。
頼りになるのは生成AIだ。ChatGPTで文章の校正や表現の提案を行い、まるで共同作業のように進めていく。


信長が学ぶデジタル時代

今回の発表は、生徒たちが考えた斬新なストーリー仕立てだ。
「信長が現代にタイムスリップし、高校生たちからCanvaやChatGPTを使ったデジタルコンテンツ制作を学ぶ」という内容。

戦国時代の信長が「SNSとは何ぞや?」と首をかしげ、現代の若者に教わる様子を思い浮かべながら、思わず笑ってしまった。
これはなかなか面白いストーリーだなぁと、改めて感心した。

とはいえ、信長の時代にはAIもSNSも存在しなかった。
そのため、表現が現実味を失わないように細かく言葉を調整しながら進めていった。
生成AIが見せる「言葉選びの柔軟さ」に感心しつつ、改めて「すごい技術と向き合っているな」と思った。


「ガンダム」の思い出

ここでふと思い出すのは、数年前のこと。
別荘管理の仕事を辞めて地元に戻ったばかりの頃、私はイラストレーターとフォトショップを使ってガンダムのデザインを作成したことがある。

あれは、いわば「自分の力試し」だった。
新しい道を探しつつ、不安と期待が入り混じる中、夢中でデザインを進めていった。

細かいディテールにこだわり、特にメカの陰影や質感には時間をかけた。
少し不恰好なところもあるけれど、一つひとつ丁寧に形を作り上げた記憶は鮮明だ。
あのときの自分は、アナログとデジタルの狭間で挑戦しながら手応えを感じていた。


自然の中での生活と思い出

別荘管理の仕事をしていた頃は、自然に囲まれながら生活する日々だった。
時には今朝よりもはるかに多くの雪が積もり、雪かきに追われることもあった。
けれども、それは単なる作業ではなく、誰かの生活を支えているという実感があった。

手作業で一つずつ雪を除けていくその時間は、デジタルでは味わえないゆっくりとしたリズムを感じさせてくれた。
「便利さ」はなかったかもしれないが、その代わりに心が満たされるような時間だった。


デジタルとアナログのバランス

デジタルの技術を使えば、業務の効率は格段に上がるし、表現の幅も広がる。
それでも、時にそのスピードについていくのが大変なこともある。
一方で、アナログの世界には不便だけど温かみのある時間がある。

どちらか一方ではなく、両方の良さをうまく融合できればいいなぁ。
スピードを求める場面もあれば、あえて時間をかけて、ゆったりと過ごすことでしか得られない価値があると思う。


週末はスローライフを楽しむ

そんなことを考えていたら、週末が少し楽しみになった。
この週末は、やるべきことを終えたら「スローライフ」を意識して過ごしたい。
買い物から調理までじっくり時間をかけて、ゆっくり料理を楽しむ時間を持ちたいと思う。

鍋の中から漂う香り、煮込まれる食材が立てる音、その間に訪れる静かなひととき。
想像すると楽しみだ。

実現できたらnoteに書こうと思う。


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