はなうた歌いながら扉を開けたら…
おかげさまで、今日も充実した時間を過ごしている。
事務室に用事があり、ついでにコピーをとってから職員室に向かうことにした。
校内の配置はシンプルだ。
職員室、校長室、事務室という順に並んでいる。
特に考えず、手にはコピーした用紙を持ちながら、自然とはなうたが口をついて出る。
ふんふんふ〜ん♪
軽やかな気分でドアノブを回し、扉を押し開けた。
しかし、次の瞬間——「……?」
目の前には校長先生、教頭先生、そして教務主任の三人が並んでいる。
一斉にこちらを見つめるその視線の意味を理解するのに、一拍の間が必要だった。
「……あ!」
目を見開いて気づいた。
やってしまった。
そこは校長室だった。
「しみません!!」
しかも、意味がわからない言葉を発している。
「失礼しました!」と「すみません!」を同時に発してしまったのか…あほだ。
あぁ…、一つ前の部屋の扉を開けてしまった。
今度は間違いない。ここが職員室だ。
照れ笑いしながら職員室に入った瞬間…「ガァーンッ‼︎」
扉に足がひっかかり大きな音が…。
ニヤニヤしたおっさんに視線が集中。
はずかちぃ‼︎
娘が度々聴いていたアイドル歌手の歌詞が頭の中で流れた。
「かわいいだけじゃだめですか?」by CUTIE STREET
Not cute at all!
ただのダメなやつでした。
あぁ…99日目の記事がこれか…。