尾崎世界観はいつも、どこに「さん」をつけていいのか悩む

クリープハイプが大好きだっていうこと、だけです。

クリープハイプを初めて見たは7~8年前?くらいのライジングサンでした。絶対クリープハイプ見たい!!でも、ライブ行くのこわい!!と思ってたら、我が地元・北海道の一大イベントライジングサンに来るじゃん。とわかり、すぐチケットの手配。フェスもはじめてでした。

初めてのフェスってこともあったけど、絶対後悔したくない、汗食べたいと思い、最初は中間くらいにいたのにいつの間にか最前へ。あー、クリープハイプって本当にこの世にいたんだ、てか、酸素うっすいなぁ、と。

薄い酸素と熱い空間と誰の体か、腕か、汗か、わからない。そんな中で見たクリープハイプは最高だった。あー、好き。あー、尊い。どこまで連れってくれそう。最高に暗くて、曲がってて、でもまっすぐでかっこよかった。

いつしか、フェスに行きクリープハイプを見ることが定番になっていた。最近はかっこいいから、可愛いなぁ(デレ)みたいな感情に少し変わっていった。よくも悪くも、最初に見た「え、この世にいたんだ」という神様、いや悪魔みたいな存在で、私の心の汚い部分とか暗い部分とかを「いいじゃん、上等じゃん」って鼻で笑って、軽やかに歌ってくれるような。でも、今は私も心のキレイな部分も明るい部分も、くだらない幸せみたいな平凡な毎日も「めっちゃいいじゃん」って柔らかく歌ってくれるような、そんな存在になった。

backnumberのライブに行ったとき、会場にクリープハイプからお花があって、尾崎世界観の書き下ろしの詩が出てきて、「あ、こういうこともするんだ」ってあったかい気持ちになった。以前、何かの記事で清水さんは、「尾崎世界観のつくる曲の才能がうらやましい、いい。」尾崎世界観は「清水さんの歌詞を書く才能がうらやましい、いい。」みたいなこと言ってて、なんかいいなぁと思ってしまった。そういうちゃんと男の子の青春を送っていたことを知って可愛いなぁと思うようになってきた。

映画「私たちのハァハァ」も、夕張映画祭で見れる!!と思い、夕張まで行った。あの映画を大学生の時に見れてよかったね、と昔の自分にナデナデしてあげたい。あの少女たちのように、クリープハイプを神様みたいに思って、信仰して、目指して、走って、そんな熱量も体力も今はないけど、それでもいつまでたっても「クリープハイプ?好きだよ!」って笑って言えると思う。

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