個人開発プロジェクト「IT育成カリキュラム(仮)」についてのご紹介
今回は現在構想中のサービスについて詳細をシェアさせていただこうと思います。
個人としても違和感や危機感を大きく感じている部分で、根深い問題の解決策を自分なりに考えたアウトプットを社会に展開したいと思っています。
※活動内容はTwitterでも随時発信していますのでフォロー等アクションいただけると幸いです。
サービス構想のきっかけ
事の発端は、自分が参加させていただいているオンラインサロン「commew」での情報交換スレッドでした。
IT開発の現場で感じている課題の話題が出ている時に、このような見解が出てきました。
「5年経験ほどのプログラマが足りていない感覚がある」
「初級から中級に育つまでの現場環境が少なくなっている」
「育ててもジョブホッパーされることが怖くて育成に力入れられない vs 色んな現場を経験したいフリーランスの構造」
さらに商流の多層化による中抜き問題なども相まって、エンジニアと企業間の価値観のギャップから起こるミスマッチの問題が露呈されていると感じました。
コメントされているのはバックエンドやフロントエンドなど各分野のエンジニアの他、経営者として業務委託する側の方と多岐に渡りますが、ポジションは違えど共通の課題感があるというのを実感しました。
自身の周りの課題
過去記事でも少し触れているかと思いますが、私は現在フリーランスのフロントエンドエンジニアとして活動しています。
技術領域としてはJavascriptベースのVueやReactをメインとしており、準委任の形で普通の正社員と同じような勤務形態で出勤やリモート勤務をしていました。
そこでもやはり上述の課題を身をもって感じることが多くあり、それが起因して契約終了に至るなどダイレクトな問題として捉える機会が増え業界のあり方に対する違和感も日に日に増していきました。
元々いつかは、という気持ちで中長期的にこの課題を解決するための構想を練り始めてはいたんですが、想定以上にペースが早かったのと共通の課題感として聞くことができたので、ならば自分がと一念発起してプロジェクト開始を決めるに至りました。
プロジェクトの具体的な構想イメージと現状
これからエンジニアを目指される方にとって、プログラミング学習サイトとしてはProgateやドットインストールをイメージする方が多いかと思います。また現役エンジニアの人に取っても転職や独立・起業など将来のビジョンは多様化されていると思います。
どんな分野でもそうですが、学習を進めたところで「どうなりたいか・どうしたいか」と「どうすべきか」が連動していないと意味がないと思っていて、今回のプロジェクトでは次のようなペルソナを設定しました。
・エンジニア初級者、プログラミングの基本部分を把握している
・一人称で開発できるスキルセット(≒中級者)へのレベルアップを考えているが、その術や学ぶ環境がない
これを踏まえて構想サービスが目指すゴールはこちらです。
「実際の現場に近い体勢のチーム開発を通した成功体験での全体的なスキルアップを実現する」
各ポジションのエンジニアを目指すメンバーでチームを組んだ「プロジェクト」を基本単位とし、必要に応じてディレクターを基準とするメンターのサポートを得ながら作成する制作物(ポートフォリオ)の完成を着地点としてさまざまなキャリアビジョンを実現することをコンバージョンに据えたいと考えています。
プロジェクトの進行予定・これからの展望
最初のきっかけとなった昨年2021年から少しずつ企画構想を練っており、2022年初頭に直近のフルタイム案件を終了した頃から本格的に活動を始めているため、同年2月に現在企画書や各種設計書などの設計フェーズに入っています。
(情報漏洩の被害を防ぐため公開範囲は厳選させていただきますが、共感いただける方により詳細に知っていただくため適宜シェアさせていただくことも検討しています)
個人ベースでの活動となることや生活基準とのバランスを考える必要があり、すぐに具体的なスケジュールを展開することは難しい面も正直あります。ただ思いとしては、きっかけをいただいたcommewの皆さんを中心に、同じ悩みや目標をもっている方との情報交換を持って加速成長させていければ嬉しいです。
業界全体の根本的な課題として共感いただきつつ、集合知で解決の実現に持っていけたらこれほど嬉しいことはありません。
下請けという日本特有の根深い問題等もはらんでいますが、自分含むエンジニア、エンジニアを目指す全ての人がキャリアの選択肢を自身で選べるようになる未来を作っていけたらと思います。
補足
本記事を見ていただいた方へ、下記項目について情報共有をお願いできればと思っています。
(IT業界であればエンジニアを目指す方、現役の方問いません。上述のペルソナに近い方であれば尚可です)
TwitterのDMなどでご連絡いただければ可能な限り展開させていただきます。
・現場であった体験談や欲しい機能など
・フロントエンドエンジニア(自分含む)、バックエンドエンジニア、インフラエンジニア、デザイナーの方からの技術的ノウハウ
・一緒に開発を手伝っていただける方
・マーケティング目線でのご意見