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子どもを変える必要はない、変えなければいけないのは社会であり自分自身

一か月ほど前に書き始めた記事です。

コロナで全国の学校が一斉に休校措置になり「子どもたちの学習の機会を確保せよ!」と叫ばれ、オンライン授業が行われ山のような課題が出されたという声もよく聞こえるようになりました。
私の8歳の娘もその口です。

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そのような流れを受けて不登校の子どもの保護者の方は、「は?」と思った方も多いのではないでしょうか。

少なくとも私は「は?」と思いました。

子どもから学習の機会が失われていたのは不登校の子どもたちも同じで、今回のオンラインでの対応や別室・担任以外の教師でなら授業を受けることができた子どもも中にはいるんじゃないでしょうか。

不登校の子どもがもしもっと増えていればこのような対応がすでになされていたと考えれば、自分や自分の子どもには最善の策が講じられていなかったと感じる親子もおられるはずです。

もちろん、ただでさえ多忙な先生方個人にそこまでのことを要求することはありませんが、そこまで学習の機会が損なわれることが一大事なのであれば少なくとも不登校支援策の一つとして今回の休校期間で対策されたことと同じようなことが、今後国の方針として提案されてもおかしくないのではとも思います。

ただ、私は個人的にはこの「学習の機会」だけが重視されることに危機感も覚えています。

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学校では今から必死で学習の遅れを取り戻すためのカリキュラムが始まります。

授業内容を効率化し効果的に指導し学校外での学習状況を適切に把握、必要な場合には個別に指導をするようにと各市区町村の教育委員会から通達されているとのことです。

ほんまにそれできる?と思います。

めちゃくちゃ現場の教師の皆さんに負担かかるし教師の技量次第のところが多分にあるから、ますます子ども個人の環境とか力の差によって生じるものが大きくなってくると予想されます。

私は、先生方の負担が大きくなることもなく学校が不登校などの子どもたちを含めたより多くの子どもたちの育ちを保障することは実現可能だと思っています。

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不登校の子どもたちの成長やフリースクールでの出来事を三科目線でお伝えします。また、個人の想いもたまに書きます。

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