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抱樸職員インタビュー Kさん

2023年入職 Kさん 保健福祉学部卒
ほうぼく第2作業所(就労継続支援B型)

直感で決めた抱樸への就職

大学ではどんな勉強をされていましたか?

保健福祉学部で心理学や福祉の勉強をしていました。大学の実習で就労継続支援B型事業所や児童養護施設に行きました。B型事業所でアルバイトもしていたので、今思えば福祉との接点は色々ありましたね。在学中に社会福祉士の資格も取得しました。

抱樸に就職する決め手は何でしたか?

最初は病院への就職を考えていて、面接を受けたりもしていました。けれども、求人情報を探していた時に、抱樸の求人を偶然見つけて、直感で「ここにしよう!」と思いました。大学の授業で抱樸のドキュメンタリーをみたり、アルバイト先で抱樸の職員さんに出会ったりして、ご縁も感じていましたね。なんとなくですが、抱樸は何でも受け入れてくれるというイメージがあったので魅力的でした。


自分にとっての「当たり前」が相手にとっての「当たり前」ではない

抱樸のお仕事について教えてください。

抱樸の第二作業所(就労継続支援B型事業所)で働いています。貫(小倉南区)に畑をもっているので、そこで野菜をつくっています。いまは玉ねぎやジャガイモがメインですかね。抱樸の職員の皆さんに販売したり、たまにマルシェに出店したりもしています。最近は小倉城の竹あかり用の竹の裁断作業も行っています。古紙回収やポスティング、施設清掃や商品の袋詰めなど様々な仕事も請け負っています。

第二作業所はどのような方が利用されているのでしょうか?

利用者には精神障害や知的障害を抱えた方がいます。なかには、犯罪歴がある方もいらっしゃいます。第二作業所では、賃金を稼ぐことも大切ですが、再犯しないように、人との繋がりをつくったり、日中の居場所を確保したりすることの意味合いもつよいと思っています。また、身寄りのない方がほとんどなので、入院時のサポートなど家族代わりの生活支援を行う場面も多いです。

支援をするうえで心がけていることってありますか?

自分の思う「当たり前」が相手にとっての「当たり前」ではないということを忘れないようにしています。生活の悩みごとの相談を受けた時に、「こうしたら生活は安定するだろう」と思っても、利用者さんが望むこととは限らない。ひとりひとり生活の中の優先順位は異なるので、個別のケースを大切にしたいですね。


抱樸で働いているうちに柔軟性が増してきた

抱樸の特徴はなんだと思いますか

職員と利用者さんの距離がいい意味で近く、家族っぽさがあると思いました。抱樸に入職したての頃に葬儀に参加させてもらったことがあるのですが、抱樸で出会った仲間や職員が亡くなった方との思い出をスピーチして、泣いたり笑ったりしているのをみて、アットホームだなと感じました。

抱樸で働く面白さはなんだと思いますか?

山あり谷ありの人生を送られてきた方達がたくましく楽しく生きている姿に、私の方が励まされたり、視野を広げてもらったりすることが多々あります。それから、皆さん色んな事を経験されているからか、失敗に寛容であると感じます。仕事が忙しくて焦ったり、失敗したりしたときも、「まぁ、そんなときもあるよ」と笑い飛ばしてくれるようなところがあります。抱樸で働いているうちに、自分の中の正解やこうでなきゃいけないという思い込みが外れて柔軟性が増してきた気がしますね。

今後の目標について教えてください。

第二作業所のオリジナル商品をもっと増やしたいですね。それで、利用者さん達の仕事が増えたら嬉しいです。

最後にこの記事を読んでるみなさんに一言お願いします。

抱樸で出会う方ひとりひとりが個性的なので、毎日とても刺激をもらっています。そして、想像を超えた色んなことが起きる職場なので面白いです。日々勉強という感じですね。なんでも楽しめる方、是非一緒に抱樸で働きましょう!

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