NPO法人 抱樸(ほうぼく)

1988年より北九州を拠点に、困窮孤立者の生活再建を包括的に支援しています。 HP: http://houboku.net 毎月定期的なご寄付をくださる「ほうぼくサポーター」を募集しています。 http://houboku.net/webdonation

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最近の記事

抱樸職員インタビュー Kさん

2023年入職 Kさん 保健福祉学部卒 ほうぼく第2作業所(就労継続支援B型) 直感で決めた抱樸への就職 大学ではどんな勉強をされていましたか? 保健福祉学部で心理学や福祉の勉強をしていました。大学の実習で就労継続支援B型事業所や児童養護施設に行きました。B型事業所でアルバイトもしていたので、今思えば福祉との接点は色々ありましたね。在学中に社会福祉士の資格も取得しました。 抱樸に就職する決め手は何でしたか? 最初は病院への就職を考えていて、面接を受けたりもしていまし

    • 2022年入職 Aさん 経済学部卒中間事業所(市民生活相談センター)インタビュー

      炊き出しボランティアからインターン、そして就職へ Aさんの学生時代のことを教えてください 福祉とは全然関係のない経済学部にいました。他の学部の授業を受けた時に、福祉の型にハマらない福祉の取り組みを紹介する授業に出会いました。障害があっても、認知症があっても、その人がその人らしく生きるのを支えることって、生きづらい社会を変えていくことに繋がるんじゃないかと思って、福祉に興味を持つようになりました。 抱樸のことはなにで知ったのでしょうか TVをみていたときに、たまたま抱

      • 被災から半年を迎えた能登復興支援の現状について

        令和6年1月1日の能登半島地震からおよそ半年が経ちました。以前に比べて、新聞やテレビで能登半島の様子を目にする機会は減りましたが、復興支援は今も続いています。地震直後から最近まで計6回、共生地域創造財団を通じて、能登半島での復興支援ボランティアに定期的に通っている、第二作業所の茅野主任にお話を聞きました。 ー能登半島の震災ボランティアに参加されたきっかけは? ニュースをみて、行かなきゃ!って気持ちが疼いたんですよね。何もできることはないかもしれないけれど、できることはやり

        • 中間市市民生活相談センターを訪問しました。

          抱樸では中間市からの委託を受け、中間市市民生活相談センターを運営しています。市民生活相談支援センターとは、相談者と共に生活の困りごとを解決することをサポートする相談所です。以下の事業を中心に包括的な相談支援を行っています。 自立相談支援事業 お金(生活費や借金、債務や滞納など)、仕事(仕事が続かない、就職できていないなど)、病気、介護、家族関係などあらゆる相談の窓口です。支援員が相談を受けて、どのような支援が必要かを相談者と一緒に考え、具体的な支援プランを作成し、寄り添いな

          赤い羽根福祉寄金2023年度助成『十分な社会的スキルを得ないまま「高校卒業」する若者たちへの社会参加や就労等の支援を行う事業』報告会

          3月26日(火)に赤い羽根福祉寄金2023年度助成『十分な社会的スキルを得ないまま「高校卒業」する若者たちへの社会参加や就労等の支援を行う事業』報告会がNPO法人抱樸子ども・家族marugoto支援事業部の主催で行われました。 『十分な社会的スキルを得ないまま「高校卒業」する若者たちへの社会参加や就労等の支援を行う事業』とは 事業内容 様々な課題を抱えつつも「高校卒業」資格を得た若者が、十分なスキルを得ないまま、就労や進学したが辞めてしまい、長期無業状態もしくは引きこもり

          赤い羽根福祉寄金2023年度助成『十分な社会的スキルを得ないまま「高校卒業」する若者たちへの社会参加や就労等の支援を行う事業』報告会

          「住まい支援システム」を考える研修会が行われました

          3月5日(火)に「北九州市における『住まい支援システム』を考える研修会」が抱樸の主催で行われました。 抱樸では、2022年11月より、厚生労働省受託事業として、「地域共生づくりのための『住まい支援システム』構築に関する調査研究事業に係る北九州市における『住まい支援システム』モデル事業」を行っています。 住まい支援システムとは? 近年、孤立・孤独を背景として複合的な課題を抱える生活困窮者等への対応が課題となっています。 例えば、社会構造の変化により、単身世帯が増加する中で、

          「住まい支援システム」を考える研修会が行われました

          クラウドファンディング特別連載記事まとめ&町田そのこさん応援コメント

          2023年に行われた希望のまちクラウドファンディングにご参加いただき。本当にありがとうございました。 最終的に40,638,859円のご寄付が集まり、2392人の参加者がありました。 本当にありがとうございました! クラウドファンディング中に好評であった、特別寄稿「あなたがいる わたしがいる なんとかなる」、集中連載「あんたも わしも おんなじいのち by 山塚リキマル」のリンクをまとめました。ぜひまだ読んでいないものがありましたら改めて読んでいただけると嬉しいです。

          クラウドファンディング特別連載記事まとめ&町田そのこさん応援コメント

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる最終回」by抱樸職員 花岡真琴

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる最終回」 クラファン終了まであと少し。自由な形式でご寄稿いただく企画最終回!!!!第12回は抱樸職員の花岡真琴さんです。 ___________ ひとりひとりに名前があって、それぞれにこれまで生きてきた人生がある。だから、できるだけ顔と名前は覚えようと決めた。 炊き出しやパトロールで、その日出会った人の名前や特徴、話したことなどをとにかく毎回書き記した。 「もう誰も相手にしてくれないから、呼ぶ名前なんて言わんでいい

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる最終回」by抱樸職員 花岡真琴

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる11」by勝聡子

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる11」 クラファン終了まであと2時間!。抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第11回は抱樸ボランティア部の勝聡子さんです!ぜひお読みください! _______ 希望のまちクラウドファンディング、最終日を前に目標を達成したという知らせに、ここ数日、胸がいっぱいな思いで過ごしていました。  私が抱樸のボランティア活動に初めて参加したのは、10年ほど前。連れ合いの転勤を

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる11」by勝聡子

          特別連載『あんたもわしも おんなじいのち』「3人対談。プロフェッショナルズ。家から扇風機が5年連続無くなる編」by 山塚リキマル

          「3人対談。プロフェッショナルズ。家から扇風機が5年連続無くなる編」  クラファン最終日となる本日は、奥田伴子さん、森松秀美さん、高田敏子さんをゲストに、強烈すぎるエピソードが矢継ぎ早に繰り出す御三方にただただ唖然、そしてリスペクト。抱樸の知られざる歴史の裏側をぜひご覧ください!  ——今回は、抱樸の活動の初期から関わる森松秀美さん、高田敏子さん、奥田伴子さん、に、いろいろ思い出話などをお伺いできたらと思います。それぞれ、みなさん森松長生(専務理事)、谷本仰(副理事長

          特別連載『あんたもわしも おんなじいのち』「3人対談。プロフェッショナルズ。家から扇風機が5年連続無くなる編」by 山塚リキマル

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる➓」by藤原 辰史

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる➓」 クラファン終了まであと4時間!。抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第➓回は京都大学准教授で歴史学者の藤原 辰史さんです!ぜひお読みください! _____ 「希望のまち」 行き場のない人、希望を失った人、そんなひとたちが、あたたかい味噌汁で胃袋を温め、だれかのあたたかい言葉で心に火がぬくもり、自分を肯定するきっかけを作り、だれかのあたたかい言葉で心がぬくも

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる➓」by藤原 辰史

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第六回 哲学対話編 with 永井玲衣(後)

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』 第六回 哲学対話編 with 永井玲衣(後) 前編から引き続き後編をお届けします。“人のために頑張る”ってなんだろう!!!という話が続きます。最近、僕は人のために頑張ってるだろうか?頑張ってる気もするし、しない気もする。てかそもそもそれってなんなんだ???一緒に考えよう!後半に続く!!!! コーヒー『いま皆さんの話を聞いて思ったんですけど、“人のために頑張る”ってそもそもどういうことなんでしょうか。どんな具体例があると思いま

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第六回 哲学対話編 with 永井玲衣(後)

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑨」『しょうがない』 by 永井玲衣

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑨」 クラファン終了まであと25時間!。抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第⑨回は哲学研究者の永井玲衣さん.@nagainagai です!!リキマルさんの連載と合わせてお読みください〜! ___________ 「しょうがない」って何だろう。あなたはつぶやいたことがあるだろうか。だってしょうがないもんね。これはまあしょうがないよ。しょうがない。しょうがない。しょ

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑨」『しょうがない』 by 永井玲衣

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第五回 哲学対話編 with 永井玲衣(前) 文:山塚リキマル

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』 第五回 哲学対話編 with 永井玲衣(前) このテキストは、哲学研究者の永井玲衣さんをお招きして行われた“哲学対話”の模様です。 哲学対話とは、あるひとつの『問い』についてみんなで話し合うというものなのですが、勝ち負けを決めたりとか、無理に答えを探したりしません。みんな、ひとつの問いに腰を下ろして考えながら、おたがいの話にじっくり耳を傾けるのであります。 一時間にわたって行われた哲学対話のメンバーは以下の通りです。 永井玲

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第五回 哲学対話編 with 永井玲衣(前) 文:山塚リキマル

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑧」by押見研人(バー店主)

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑧」 クラファン終了まであと32時間。抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第⑧回は東京でバーの店主をしている押見研人さんです。 ぜひお読みください! _________________ 10代の頃から、『勝ち組・負け組』という言葉が世の中にありました。 自分の信念を余程強く持っている人以外の、全ての人の心をざわざわとさせる嫌な言葉です。 幸せになれるかどうか。

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑧」by押見研人(バー店主)

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』「第四回地域コーディネーター編」 文:山塚リキマル

          連載四回目。希望のまち地域コーディネーターの下田佳奈さんにインタビューを行いました。自分と同世代の「ワカモノ」が、希望のまちでどのような取り組みをしようとしているのか純粋に興味がありました。ぜひお読みください。 ——自己紹介をお願いします。 四月から、希望のまち事業部で地域コーディネーターをしている下田佳奈と申します。  ——まず、希望のまちプロジェクトとはどういうものなんですか? 希望のまちプロジェクトとは、ひと言でいうと抱樸が行う「まちづくり」プロジェクトです。 特定

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』「第四回地域コーディネーター編」 文:山塚リキマル