見出し画像

よくあるQ.カンボジアでは英語を教えているんですか?

よく頂く質問に答えていきます!


Q.カンボジアではお土産屋さんの人やトゥクトゥクの運転手が英語を話しているけれど、授業に英語があるのですか?


カンボジアに行ったことのある人なら、街中でカンボジア人に英語や日本語で話しかけられたこと(営業トークですね)があるのではないでしょうか。

アンコールワット観光の街シェムリアップでは、街中で多くのカンボジア人が流暢に色々な言語を話していて驚くはずです。

しかし、これは街中の一部に限られた話です。


カンボジアの小学校では、

現在教えている科目は4つ、国語、算数、理科、社会のみです。


なので、英語はもちろん、体育、音楽、図工、家庭科などもありません。

都市部や私立では英語の授業があるところが多いですが、

農村部になってしまうと、そもそも英語を教えられる先生がいないので授業することもできないです。


しかし、学校によっても方針が大分違い校長先生の裁量が大きいので

体育の授業を取り入れてる学校や、英語を話せる先生がいるから英語の授業をやっているという学校もあります。

その場の環境や人材によってフレキシブルに変えていってるなという印象です。


また、学校ではなく塾やお寺で英語や外国語を教えている場合もあります。

HEROのカンボジア人パートナーのサムナンは、

子どものころ近所のお寺で日本語を教えてもらったことがきっかけで日本語が話せるようになりそこで仕事をたくさん得ることができました。


カンボジア人にとって、外国語が話せることは非常に重要なんです。

なぜなら外国語を話せるだけで、

仕事のお給料が平均の倍以上になるということがザラにあるからです。


仕事の選択肢が増えるということもあります。


だから、農村部でも英語を学びたい、学ばせたいという意欲は強いように思われます。(やはり仕事やお給料に直結するわかりやすい教育は、他の科目に比べて必要とされやすいですよね。モチベーションも高くなります。)


最近では、Youtuberでカンボジア人がカンボジア人に対して英語を教える動画が流行っているらしいです。

農村部でも、携帯の普及率は高いのでこういった無料動画を通して英語教育が広まっていくことはとても大切だと思います。


また、カンボジア語(クメール語)は母音が多く言語的にも多様なので、

カンボジア人は耳が良いように思います。


子ども達と遊んでいて、日本語で何か言うとすぐ真似してくるし、

その上発音がなかなかに上手なんです。


なので、カンボジアに来てカンボジア人と関わる機会があれば、

是非日本語や英語などどんどん教えてあげて欲しいです。


それが彼らの仕事に直結するかもしれないので!


NPO法人HERO






いいなと思ったら応援しよう!