カンボジアと日本の圧倒的違いがわかる質問は「●●」を聞くこと!
カンボジアと日本で異なるものはたくさんあります。
言語や文化や食べ物など、数え上げればきりがないですがそんな中でも私が一番違いを感じ色々考えさせるきっかけになったのはこの質問でした。
学校で子ども達にカンボジアパートナーのサムを通じて気軽に質問した
「学校に来るまで何分くらいかかるの?」
この質問がきっかけでした。
日本人の感覚では結構当たり障りない普通の質問だと思います。
正確な時間はわからなくても、大体10分とか1時間とかって感覚があると思うのですが、カンボジアの子ども達は誰一人として答えられなかったんです。
それは、年齢が小さいからという理由ではありません。
彼らには”時間”の感覚がないのです。
これは、良い悪いとかじゃなくて面白いなと思いました。
例えば、学校の授業が始まるのも8:30とかではなく”先生が来たら”始まります。
授業が終わるのも、”先生が終わりにしたら”終わりなのです。(先生は大体の授業時間の感覚はあると思いますが、45分たったら終わりとかではないのです)
なので、授業のチャイムは毎回生徒の一人が先生に言われて鳴らしにきます。
街中だと時計もスマホもありますが、田舎だと時計がない家の方がほとんどなので当たり前っちゃ当たり前なんだと思います。
むしろ、日本の我々の方が1分1秒にとらわれすぎてないか?と気づかされました。
電車が5分遅れるだけで謝罪のアナウンスが流れるのも変な話だなと、時間にとらわれすぎて辛くなってないかなと日本の生活で感じることが多くなりました。
ただ、もちろん時間感覚があるなしにはいい面悪い面があります。
時間感覚がないと、”今”を楽しめます。”今”に集中できます。
だから余計に将来の心配をしたり、時間に追われたりがないです。
それがカンボジア人のハッピーさやゆるさをつくってるんじゃないかなと思います。
逆に、時間感覚がないので将来への準備をすることがなくそれで困ってしまうこともあります。
例えばお金をその日のうちに全部使ってしまったり、勉強の意味を理解できなかったり。(勉強は未来への投資ということを理解するのが難しいです)
その他色々まだあると思いますが、
日本で時間に追われて生活をしている人には
たまにカンボジアの村で
時間を忘れてぼーっとしたり、
お腹へったからゴハン食べようかとか(12時になったからじゃなく)、
雨が降りそうだし帰ろうかとか(時間じゃなく自然現象に合わせて行動を変えたり)
そんなゆるまる時間がとってもおすすめです。
カンボジアも街中は日本と変わらないので、
お越しの際は、是非村まできて時間を忘れてみてください。
NPO法人HERO
澤