妊娠中のカフェインはNG?
NG
OK
量による
クエスチョンの答え
正解は③ 量によるです。
日本のように水道水をそのまま飲める国は多くはありません。
国土交通省の調査では200カ国のうち12カ国程度とされています。
(https://www.mlit.go.jp/common/001371917.pdf)
水道水が飲めない国では、水代わりにコーヒー、紅茶、ジュースなどを飲む習慣の国もあります。
WHO では妊婦や授乳中の人は1日にコーヒーであればマグカップ2杯程度としています。
「カフェイン」と聞いて何を思い浮かべましたか?
コーヒー、紅茶、緑茶、このあたりがよく出てくるものだと思います。
実はカフェを含む飲み物は、最近増えているのです。
昔からある、茶色の小さな瓶に入った○○○○○C、
ハンバーガーや映画館でお馴染みの○○・○ー○
翼が授かっちゃう缶飲料、
ちょっと怖い缶のエナジードリンク、
寒い時期に美味しいココア
疲れた時のチョコレート
これら全てにカフェインが含まれています。
ここで気になるのは、商品にカフェインに関する表記がない場合があることです。
記事の後に国民生活センターの調査結果を添付します。
少し長いのですが、お時間のある時に目を通してみてくださいね。
カフェインは妊娠中の人でなくても、過剰に摂取すると
・中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、不眠症などを起こすことがあります。
・消化管の刺激として下痢、嘔吐なども報告されています。
各国が注意喚起を行う理由
では、妊婦さんがカフェインを含むものを多く身体にとりいれた場合、どんなことが起きるかというと、
・自然流産
・低出生体重児
・子どもの年齢が低いほどカフェインへの感受性が上がるので、将来の健康
被害が起こる。
(長期的作用として高血圧発生が多くなる可能性)
このような理由から妊娠中の人はカフェインの摂取について各国が注意喚起を行っています。
日本では数年前に、カフェイン含有飲料の飲み過ぎで亡くなったケースが発生しています。(成人男性)
カフェインタイムのパパミッション
★カフェインを適度に楽しもう!
カフェインは嗜好性あるものなので、1日の楽しみとして摂取する人もいるでしょう。
妊娠中だからとストレスを感じるほど我慢するのも考えものです。
とり過ぎに注意して楽しんでくださいね。
★ちょっとひと口、を避けよう。
カフェインは妊婦さんにはもちろん、お子様にも心配な食品ですよね。
お子様は甘いものが大好きです。ココアやカフェオレなど無意識にカフェインをとってしまうこともあります。
パパママが飲んでいるものをちょっとひと口する前に、カフェインが入っていないか考えてくださいね。
妊婦さんやそのパートナーさんから、カフェインについての相談が増えています。
カフェインは少量であればリフレッシュ効果もあるので普段摂っていた人にとって完全に禁止するのはストレスフル。
量を調節して、楽しむ時間にしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
独立行政法人国民生活センター資料
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20211104_3.pd
厚生労働省資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html