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妊娠中の喫煙で起こることは?

  1. SIDS(乳幼児突然死症候群)

  2. 口唇口蓋裂

  3. 低出生体重児

  4. 常位胎盤早期剥離

  5. 妊娠高血圧症候群

クエスチョンの答え

妊娠中の喫煙によって起こることは?
正解は①〜⑤ 全てです。

喫煙による問題として代表的なものは SIDS(乳幼児突然死症候群)と
低出生体重児なのですが、他にも色々な問題をはらんでいるのです。

喫煙から赤ちゃんになにがおきる?

タバコに含まれるニコチンが胎盤を通過し、胎児に影響を及ぼすことは
かなり周知されてきました。
喫煙本数によって②口唇口蓋裂(鼻の一部、唇上顎に生まれつき割れ目がある)などの奇形が有意に増加することも解明されています。

喫煙はママの血管を収縮させ
④常位胎盤早期剥離、
⑤妊娠高血圧症候群のようなリスクをも発生させます。
常位胎盤早期剥離は、お腹に赤ちゃんがいる時期に子宮内で胎盤が剥がれてしまう現象。妊娠高血圧症候群の際にも発生しやい合併症です。
胎児は短時間に酸素供給を絶たれるので亡くなるケースも多く、ママも出血性のショックを起こし、危険な状態になることもあります。

胎児にとって酸素はママから胎盤を介して得るもの。
喫煙によって胎盤からの血流量が減り起こる発達等のトラブルは赤ちゃんが生まれた後にも影響があるのです。

喫煙に関するパパミッション

⭐️喫煙所周囲にも気をつけよう。

巷では喫煙は喫煙所でというのが、一つのマナーとして定着しつつある気がしますが路上の喫煙所は多くの人がいて、喫煙所周囲にはいわゆる副流煙が漂っています。
副流煙には高濃度の有害物質が含まれています。
電子/非加熱タバコでも胎児に与える影響は同じ
と考えられています。

妊娠初期の指導の場では喫煙している女性は減った印象がありますが、2021年5月のエーテンラボの調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000024217.html)によると、新型コロナ感染拡大後、若い女性には喫煙了が増えているという報告がありました。孤独感や不安感、ストレスのために喫煙量が増加するのがコロナ禍において喫煙量の増加につながっています。
これまで生活の中に喫煙があった家庭では妊娠を境に禁煙をと思っても、ママだけの取り組みでは継続はできません。
気分を変えつつ、お互いに必要性を正しく知ることが第一歩
ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

では、また👋


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